学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

無病息災は欲張り過ぎ

2024-03-01 16:53:16 | 日記
 ブログのテーマが病院での観察が続いている。理由は簡単、今年に入って1月と2月は体調の良くない日が続いた。風邪を引いたり膝が痛くなったり、二月の後半に至っては帯状疱疹で病院だの鎮痛剤だのとどうも身体がすっきりした状態が続かない。昨日は泌尿器科の検査の結果がでた。特に取り立てて騒ぐような異常はなし、である。でも、本人は右の脇腹が痛い。帯状疱疹の痛みは人により身体のいろんな箇所に出るらしい。
 会計と薬を待つ時間が14、5分はあっただろうか。隣に座ったお年寄り(自分もそのうちの一人であることをつい忘れてしまう)の肩掛けカバンに「無病息災」のお守りがぶら下がっていた。お正月に神社に詣ってもらってきた物だろう。なんとなく感じた違和感は場所が場所、病院だからだ。息災とは仏力で災いを止めると言う意味だ。造語かどうかは知らないけれど「一病息災」や「多病息災」などと言う人もいる。一つや二つ病を持っていた方が体はそれに対抗して自助能力を発揮して健康に大した障りがないというい意味らしい。完璧を望めばかえって災いをよぶこともある。「どこも悪いところがない」と言う人に「そら、医者に行った方がええよ」と言う大阪ジョークは確かに的を得たコメントであることが笑いを生む。正月の初詣、神社での祈願の順位は「家内安全、無病息災、金運上昇」と3位まで続くらしい。人生は地震をはじめ、身内の安全をおびやかすものであふれている。後の二つも庶民の切ない願いを表している。世に存在する人々は皆、一人残らず一つや二つ悩みや問題を抱えているものだ。

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