niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

9月25日 新潟100名山更新53座目 嶽薬師から朴坂山

2016年09月26日 | 朴坂山
羽越本線 坂町駅から歩き始める。

0919 国道113号から嶽薬師。荒川の向こう岸、山頂真下に見える小岩内集落に登山道がある。


0930 磐梯朝日大橋から荒川。いつも車で113号を通る度に見ている橋だが、そんなたいそうな名前の橋だとは知らなかった。


0942 途中で右上に登って行く道が分かれるが、そのまま進むと、登山道入り口


0945 駐車場があり、


0947 嶽薬師登山口

坂町駅から約6.5km。113号のローソンに寄ったので、もっと近道はある。

0948

皆さんの彼岸花の写真を羨ましく拝見していたので、私もこの辺りの田園地帯の彼岸花をと思っていたのに、どこにも咲いてなかった。
ようやくここで出会う。

階段上るとお堂の左に「登山者カード入れ」がある。


1017 かもしかに遭遇

歩き始めてすぐ、猿2匹に遭遇。刺激しないよう、視線をあわせないように通過。
と、前方に黒い生き物。げっ、出た、熊?と思ったら、かもしか。こんなところにもいるんだ。
アタフタとカメラを向けると、ピッ、だかキッだか一声鳴いて、斜面を駆け上がってしまった。
向こう向き。残念。しっかり視線を合わせた瞬間があったのに。


1028 姥杉。これかあ!怪しの雰囲気たっぷり。










1049 嶽薬師山頂


1050 立派なドラゴンがいた












ここで、大休止。ここまで、猿とかもしか以外に誰とも会ってない。
先ほど通過した朴坂山への分岐は、笹で覆われ、夏の時期はあまり歩かれていないよう。
100名山、朴坂山が今日の目標だったが、無理か?100名山更新はまたの機会にしようか。でも・・・。
誰か朴坂山から来ないかなぁ、しばし待機。
すると。
山頂手前の熊除けの鐘を鳴らす音が。
福島から来たというご夫妻。
いそいそと地図を示し、どこから来たか伺うが、よくわかってない様子。でも、朴坂山でないことだけはわかった。
それなのに、今この山域に他に人がいることがわかって、気が大きくなってしまった。
私のような奴が遭難する典型的な性格なんだろうな、と後で反省する。

1132 嶽薬師三角点 386m


1135 朴坂山への分岐 刈り払いはやはり無い???まあ、偵察のつもりで1歩踏み込むと、引き返せなくなった。


時折、踏み後がわからなくなる、蜘蛛の巣だらけの道。踏み外すと谷に転落するようなところも。

凄い高度感。

1157 ミクラ山399m


1212 ミクラ山から約100m激下り 鞍部  大蛇は居ないかな?

あこや谷で大蛇を仕留めた旦那が家に持ち帰って味噌漬けにした。奥さんには、見るんじゃないぞ!と言っておいたのに、我慢できず見ちゃった奥さんは、あまりに美味しそうで焼いて食べちゃった。たらふく食べて喉が渇き、女川に水を飲みに行ったら、川面に映る自分の姿が大蛇になってた。
もう帰れないと、奥さんは女川を遡って行った・・・という伝説。

1238 ようやく、朴坂山 三角点 鞍部から約130m 下りより凄い激登りの末、53座目ゲットだぜ。(ポケGO反対派です、念のため)


1242 朴坂山山頂展望台より 海上に粟島








 女川の先に光兎山 奥に朝日連峰





大王じゃなくて大玉か






若ぶな山の後方には吾妻連峰も見えるはず。



 飯豊連峰は雲の中。右に二王子







浅草岳まで約90km。ほんとにそうか?前衛の山を見誤ってるのでなければ、きょう見えてるなかで、最遠の山となる。
90kmは驚くような距離ではないが、飯豊山頂が雲に隠れるような日にそこまで見えるのか?

とまれ、
ほぼ230度くらいの範囲を障害物なく見渡せる、圧巻の展望台であった。
ずっと後回しにしていた新潟100名山、朴坂山。たかが3、400mの山だと、なめてました。 100名山に選ばれるだけのことはありました。

しばらく絶景を眺めていると、後方からガサガサと音が。誰か来たのだな。待っていたが、いっこうに到着する様子がない。
時折、ガサガサと断続的に草をかき分ける音。
獣?
意を決して三角点の方に戻ると、刈り払いをしてくれてる男性だった。
一人で、暑い中、ご苦労様です。

下山も激下り。ロープの連続。刈り払いしていただいて有り難い事なんだが、刈り払いしたばかりの草は滑る、滑る。なんとか尻もちだけはつかずに下れたが、足を踏ん張るので、さすがに攣りそうになってきた。
ちょっと、高い段差をグイと体を持ち上げると、目の前にオオスズメバチ。ひゃ~と急いで数歩戻ると、その瞬間に攣った。攣った。
痛みを堪え、そろ~と様子を伺い前進。どこかへ飛び去っていた。

1425 無事下山

1436 女川橋と光兎山 奥に大朝日岳がちらっと望めるのも、いいね!


1441 女川橋より朴坂山


1541 小見橋が見えた。橋の向こうは・・・一本松でした。左の尖がりは黒手ノ峰。思い込みは怖い~。


1547 小見橋より朴坂山




1611 道の駅 関川 でお風呂

久しぶりによく歩いた。朴坂からここまで約7.5km。痛みもない。これが最良のリハビリか?
でも平が岳って、あと3、4時間山道を歩くんだよなぁと、湯の中で豆のできそうな足を触ると、また攣った。
ここの風呂は初めて入ったが、キレイです。お薦めです。

1744
津野邸
 

佐藤邸

道の駅周辺には、立派な茅葺。有名な渡邉邸とともに並んでいる。

越後下関駅を18時17分発 坂町行きで帰路へ。万歩計は3万8千歩。

新潟100名山 53座目
新潟 山のグレーディング A2
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9月22日 帰って来たよ五頭山 三ノ峰コース

2016年09月23日 | 五頭連峰
朝起きるとビミョーな天気。
雲は多いが、ほんの少し青空も覗いている。家の窓から朳差も鉾立峰も粟が岳もくっきり見えているが、五頭山山頂付近には雲がかかっている。
6時半ジャストに携帯がなる。「どーする?」「まあ、行くだけ行ってみよう」「だめだったら風呂だけ入ってのんびりしよっか」
7時過ぎに迎えに来てもらい一路五頭へ。
到着直前にパラパラとフロントガラスに雨粒が。コンビニで買い出し中に止んだので村杉から三ノ峰コース登山口へ。

0832 どんぐりばし

きょうは朝から右腕絶好調で、助手席に座っていても痛くなかったなぁ、と、ここで気づく。

0834 ただいま、三角屋根。






0837


0839

登山口から数分の階段。上から見下ろす。
1枚目の板が落ちていて、6枚目だったかな?ガタガタ動く。とても危険。いきなり後ろに倒れそうになる。
土日に行かれる方は気をつけて。
次に現れる階段も4段目だったかな?ガタガタしてます。早急な修繕が必要です。
けが人が出てからでは遅いよ。

0930 7合目 長助清水 一度も寄ったことがない。今回もパス

ここで休憩していると途中で追い抜いた小2の女の子が登ってきた。
「五頭山に5回登ると頭が良くなるって🎵」「今日が2回目🎶」「でもホントかなぁ?」
後ろでお母さんが笑ってる。「そうだよ、ほんとだよ」と調子を合わせる。

7合目から登山道を見上げる。好きな風景。


0954 8合目 この辺りから上のブナ林が素晴らしい。






1025 三ノ峰 着。鐘の向こうにナナカマド


三ノ峰避難小屋


1039 二ノ峰


菱ヶ岳、その右肩に越後白山


右に米山、真ん中の三角は刈羽黒姫山


弥彦・角田


三ノ峰の向こうに佐渡・大河は阿賀野川


海からすぐの新保岳


どんな辛酸を舐めて来たんだい?


1110 縦走路とのT字路


1118 五頭山山頂着

風がピューピュー吹く登りだったが、ここはなぜか無風。そういえば春一番が吹き荒れる日もそうだった。
避難小屋まで戻って昼食のつもりだったが、ソロの男性が食事中で、我々も。
バーナーも安定して燃焼する。
フリーズドライのシチューや、ビール、コーヒー。初五頭山のO君のご相伴に与る。
荷物を極力減らすため私はお握り2個しか持ってこなかった。



蒜場山は雲の中


阿賀の山々は尖がってるのが多い。


煙ってる。雨が近づいて来たのだな。ちょっとのんびりし過ぎたようだ。

気は急くが、滑らないようにゆっくり下山。
バシャバシャ写真を撮るつもりだったが、後半は雨がバシャバシャ降ってきて、カメラもザックにしまっちゃった。
こんな雨の中でも、5人も登ってきてびっくりぽん。
登山口が近づくと小降りになった。
初五頭山のO君と、体調様子見の私の、のんびり登山。
次はどこ行こうか?と盛り上がる。米山登った時は、息も絶え絶え、という感じのO君だったが、これなら、彼の初千メートル越えも近い。
帰りの助手席に座ると、少し右腕に痺れを感じたが、お互いに回復を実感した五頭山行となった。




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9月18日 城下町村上 町屋の屏風まつり

2016年09月18日 | にいがた庭園街道
9月18日 はるりんさんと平ヶ岳に挑むはずだったのに、思いもしなかった加齢変化に待ったを掛けられ悶々とした日々を送り、(悔し涙は流してないよ)動いていいのか、大人しくしてなきゃなんないのか自問の日々だったが、(医者がはっきり言わんからのぉ)
そろそろ以前のような登山に挑んでみようか?コンビニ前泊日帰り登山。前提は自分で運転して登山口まで行けること。
長距離の運転試してみよう、村上で屏風まつりやってるとか。これを冷やかしに行ってみよう。
が、朝起きると腕が痛い。結局、いつものワンデーパスを使って村上へ行くこととなった。


町屋の人形さま巡りと合わせてご覧いただけると幸甚です。


お茶の九重園さん

春には大名行列の人形が飾られていた座敷



中国の古今の孝子たち



虎十二体

茶会準備の絵屏風


茶づくり工程の絵屏風



「鮭こうば」さんの 花屏風

田村酒店

田村酒店さんの混ぜ貼り屏風

小杉漆器店さんの混ぜ貼り

御菓子の角銀さんの混ぜ貼り
堆朱がご自慢だったようだが、私は混ぜ貼りを良く見たかった。
九重園さんより前に寄ったお店に、混ぜ貼り屏風が飾られていて(そこは撮影禁止だった)、混ぜ貼りはうちを含めて4軒くらいじゃないか?との話を聞き、では探してみようと。
 混ぜ貼りは、町屋の旦那衆が、道楽で集めた扇や色紙等々を持ち寄り、自慢し、交換しながら、お気に入りの品を表具師に屏風に仕立ててもらったものだそうだ。どう貼るかが表具師の腕の見せ所。
 知識のない私は、最初、書を貼った部分は、扇や絵の解説が書かれているのかと思い、お店の方に図鑑のように見える、と言ったらポカンとしていた。

武家屋敷にも足を運ぶ

嵩岡家



岩間家







藤井家


武家屋敷でも切腹か?と思ったら、一部繋がってるから、切腹にはあたらないんだそうだ。




町屋に戻る。

味匠 㐂っ川さん


水道はなく、すべてこの井戸水を使っているという。




御菓子の昭月堂さん
杜甫の七言古詩 「飲中 八仙の歌」の屏風 (一番最後に 飲中八仙歌と書いてある、と、言われなければわからんかった)

焦遂五斗 
方卓然高談
となってるんだね。



お茶の冨士美園さん
こちらは山岡鉄舟の書いた飲中八仙歌。




抹茶ソフトクリームも旨かった。


普段は屏風など、門外漢どころか飾ってあっても素通りしちゃう無粋な私だが、こうした形で見せられると心が豊かになる、村上市の小さな旅。
おっと、こんな屏風も。

(あと数枚追加できるかな?一応完成ということで。加筆予定)


コメント (8)
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9月11日 駅から登山 護摩堂山、そして新潟市内から雨飾山は見えるか?

2016年09月12日 | 新潟市からの山岳展望
越後線からの燧ケ岳は写真に納めた。次に、どうしても撮りたいのは新潟市内からの日本百名山「雨飾山」

以前、お隣の昼闇山(ひるくらやま)は、新潟市南区五之上付近から、なんとかそれとわかる写真を撮れた。


その際、カシミール3Dで描画すると雨飾山と表示されるので、もっと条件が良ければ見えたのかな?と思っていたが、


実は昼闇山に隠れて、上空480mくらい上がらないと、雨飾山山頂は見えないことがわかった。

雨飾山は、つつましやかなんである。(by 深田久弥)

それでは、昼闇山の左右どちらかで陰から出せばいい、そうすると、お隣、田上町の護摩堂山やその周辺からは見えるんでないかい?
と、いうわけで、いつものワンデーパスで田上駅へGO!
きょうは、そんな展望が期待できる日では全くないが、雨飾山は方位で約220°方向。
そちら側が見通しが開けているかだけ確かめる予定。もちろん、歩くことそのものが、同じくらい大事な目的。

越後線~信越線の羽生田行き。
新津駅でどっと降りると人がいなくなった!


0849 田上駅にて


0917 登山口






0944 展望広場 展望なし がっかり


1003 山頂 この方向が雨飾山方面

山パパ・山ママに連れられた子供たちが犬と戯れる、そこらの公園状態
広葉樹の葉っぱが落ちた後の雪の季節なら、木々の間から展望が望めそう。


弥彦山から角田山 山岳展望はこれだけ、いや、右奥にうっすら佐渡島(の山々)


1049 三角点からも展望なし かなりがっかり


ちなみに、帰りに寄った「ごまどう湯っ多里館」の休憩室からの眺め。ここも無理だなぁ。


 さて、今の目標は新潟市からの展望である。矢代田駅経由で信濃川を渡り、新潟市南区へ入り、展望しやすい場所を探すつもりだったが、
歩き始めて時間的に無理があることがわかり、小向から南下しポイント1などで確認した。が、結果的には新潟市に入り、雨飾展望とした
辺りまで行かないと見えないよと、カシミール3Dが教えてくれた。



しかし、このピンポイント的見え方はどうかな~?一番最初の写真を撮影した2010年4月13日のような絶好の条件の時でも、
果たして奥の山々と見分けられるか?

逆に昼闇山の右に見えるような場所を探そうか?

試しに、雨飾山から新潟市方向を確認

以前撮影した、雨飾山から笹平越しに見た昼闇山。山頂右にうっすら米山



一番良く見えそうなのは、なんのことはない、家から一番近い角田山じゃないか!
「越後山岳 第8号」 山崎幸和 氏 作成の詳細な弥彦山からの展望図にも、昼闇山は描かれているが、雨飾山は描かれていないので、
ハナから考えていなかったのだ。

角田岬灯台 灯台元暗しとはこの事?


156.1m三角点


さらにアルプスを消してみた。


大好きな角田山灯台コースで、灯台から岩場までの間で、糸魚川の山々は見えているが、白馬岳までは見えていない日。
これが雨飾山を望むベストポジションと見た。あとは実地検証だ。

ここならすでに写真に納めてる方、結構いるんじゃない?手持ち写真探してみてください。

なんだかんだで2万7千歩。歩いてる分には痛くないが電車のシートに座ってる方が痛いなぁ。やはり遠出はできないか。

コメント (2)
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9月3日 弥彦山へ 越後線からの燧ケ岳

2016年09月05日 | 新潟市からの山岳展望
そろそろ弥彦山に挑戦してみようと思う。
越後線~弥彦線で弥彦駅。
水は弥彦駅と9合目の施設で調達。昼食は下山後。着替えとカメラにポール1本、車中のお供に文庫本1冊。荷物はこれだけ。
家を出るとすでに強烈な日差しが。
きょうの暑さもフェーン現象か。ならば山岳展望チャンス。越後線からの燧ケ岳が見えるのでは?
見上げる真っ青な空には雲一つ見えない。
8時過ぎの越後線に乗る。
もう1時間早い電車に乗るべきだったか?
電車は少し遅れ気味。

0824 巻駅手前 まだ燧ケ岳は姿を現さない。


0828 桧岳の陰から抜けた。


0830 岩室駅で停車中
守門、毛猛三山、桧岳と荒沢岳の間に燧ケ岳。越後線からの燧ケ岳はここが最良の展望地点か?


1100 9合目展望レストランの屋上から 




拡大し、さらにコントラスト上げる 見事な双耳峰


振り返れば、佐渡島


山頂から米山の右に妙高山

もっと早朝に着いていれば、妙高の右に白馬岳も見えていたのでは?
米山のま後ろに黒姫山。さらに左に飯縄山も見える。
  
         燧ヶ岳        荒沢岳        越後駒ケ岳  中ノ岳         八海山            巻機山

まだまだ猛暑が続いても、越後平野は秋色に染まる

下山後、弥彦神社そばの旅館「冥加屋」で風呂に入り着替え、吉田駅からさらに越後線の柏崎行に乗る。
この後、寺泊駅の辺りまで燧ケ岳は見えているはずで確かめようと思ったが、午後の猛烈な雷雨に見舞われ叶わず。

右肩甲骨から上腕が、重い・・・・。弥彦でこれでは・・・。
コメント (14)
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