niceshotpeteの山旅

新潟県内外の山々を旅した記録です。山座同定に力入れてます。掲載した写真の何枚かはピクスタで販売してます。

12月22日 五頭山 三ノ峰から先はトレースなし

2013年12月22日 | 五頭連峰
きょうも新潟の冬空は気紛れだった。
強い冬型との予報に、きょうもゆっくり布団の中にいたが、外は晴れていた。
天気悪そうだし、きょうは阿賀町の滝の写真を撮りに行こうかと思っていた。
旭滝と大尾不動滝。どちらも被写体として申し分ない滝。
だが、49号線に入ると、正面に五頭の五つの峰が雪を纏ってくっきりと見えていた。
五頭山に呼ばれました。
やっぱ、登らんと。
「孤高の人」加藤文太郎は悪天候の北鎌尾根で、登りましょうという若造を諌めようとしたが、槍ヶ岳が姿を見せた途端、登ろう!と思ってしまった。「なぜ、急に登ろうと思ったんでしょうか?」 「槍ヶ岳が呼んだんだ」と、別パーティーのリーダーは言った、んだったかな?
我らが五頭山では比べものにならんか。
でも新潟の雪山も呼ぶんだよねぇ。
深田久弥氏の短編にも「呼ぶ冬山」ってのがありました。
さて、
水原で迷わず瓢湖に向かって左折。
出湯で右折、どんぐりの森の看板で左折。村杉からの道を右から合わせると、軽が一台先行。
菱ヶ岳登山口の駐車場には、思ったより多くの車が停まっている。
三ノ峰ルートの登山者も皆、ここに停めてるのか?この先の雪の具合が不安だったが、軽はグングン登ってゆくので追随する。
どんぐりの森キャンプ場手前の駐車場に停めたのは、結局2台だけだった。
早いかなとは思ったが、登りの途中でワカンを装着するのは面倒なので、駐車場でワカンを装着。

09時03分 三ノ峰ルート登山口

10時00分 7合目

10時29分 三尺玉


10時58分 三ノ峰着

いつもの事だがワカンは次第に後ろにずれ、爪先がワカンの下に入り込む。さらに、横にずれだして60°くらい曲がってしまってた。
紐の締め方が悪いのか、そもそも長靴に装着するから仕方がないのか。ここでワカンをはずす。
小屋までくると、思ってもいなかったが、そこから先はトレースがなかった。


11時時52分 避難小屋発

12月8日に来た時に、多くの登山者に踏まれた後の下りがとても滑ることを体験し、軽アイゼンが必要だと思ったのに、ワカンしか持ってこなかった。
やはり8日に登った山ガールが、下りが滑るのに懲りて軽アイゼンを新調して持ってきた、とのこと。
小屋にいた他の皆さんもワカンをザックにくくりつけて下って行った。
私は、軽アイゼン調整用の六角レンチはザックに忍ばせてきたが、軽アイゼンそのものは車に積んだまま。
まあ、ワカンにも爪があるから滑らんだろうと下るが、その歩きにくいこと歩きにくいこと。
雪にワカンが取られて、捻挫しそうになった。

12時18分 7合目

結局、7合目過ぎでワカンを外し壺足で下る。滑るがずっと楽になった。
雪は多いが、登山者も多い五頭山。色んな状況を体験させてくれる。
ピッケルを持っている方もいる。五頭山三ノ峰ルートではピッケルが必要になる状況はあまりないと思ってしまうが、冬の角田山でベテランさんがピッケル持って登ってるのも見てるし、もしかしたら役に立つのかも。
ゴールデンウィークに登った權ノ神岳のまるでスキー場のような斜面など、ピッケルを購入する価値はありそうだ。
ピッケル、ストック、ワカン、アイゼン。長靴?積雪期用の登山靴?
雪国新潟は、たとえ低山だろうと状況を見極めながら装備を考えないといけない。我らが五頭山は、さらにスキルを上げてゆくための道場。


12時44分 登山口着

今年の登山はこれで終わりかな。
29日日曜日は仕事が入るかも。
元日は、弥彦山奥宮初詣の予定
弥彦神社は2礼4拍手1礼なんだと、テレビで知った。



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12月15日 二王子岳 一王子避難小屋まで

2013年12月15日 | 二王子岳
9時13分 南俣出発


9時42分 国有林の看板で林道から山道へ。

ここが参道の入り口かと思ったが、林道をショートカットしただけだった。すぐ林道に合流した。

9時53分 旧参道の入り口


9時59分 清浄橋


10時23分 二王子神社

登山者名簿には、峡彩ランタン会さんと飯豊朝日連峰登山者情報でお馴染みの長谷川芳幸さんの名前が。
峡彩ランタン会といえば、私が中学生の時、学校に上村幹雄先生がいらっしゃった。担任ではなかったので、登山をする方とは全く知らなかったが、のちに古書店で「片雲往来 語らいの山々」を見つけ、先生の山に対する真摯な姿勢と情熱を知り、今では、藤島玄著「越後の山旅上下巻」とともに、新潟の登山の、大切な教科書となっている。大人になってから、こんなに素晴らしい教えを頂けるとは。

10時35分 ワカンを履いて出発


11時01分 1合目


11時44分 一王子


11時52分 一王子避難小屋着

峡彩ランタン会の皆さんも着いたばかりのようだった。
小屋に入り、荷物を降ろしていると、峡彩の方が、床に敷く毛布を貸して下さった。
また、私が小屋の外に置きっぱなしにしたワカンを雪が降り注がない場所に片付けていただいた。
あのまま外に出しておいたら、ひもが凍って下りの装着時に難儀しただろう。
何より団体さんが作ってくれた立派なトレースがなかったら、とても小屋までたどり着けなんだろう。
皆さんはぐるっと輪になり、楽しい昼餉。その昔、この輪の中に上村先生もいらっしゃったんだなぁと。

13時9分 小屋を出る。

行けるものなら定高山までと思ったが、トレースがわからず、私には不可能。
長谷川さんは、山頂を目指してるんだろうか?

14時5分 二王子神社


14時56分 南俣に戻る。



今回は2回目の二王子岳 
初めての二王子岳登山は2012年11月11日 

山頂避難小屋。中に入ると多くの登山者で賑わっていた。


冠雪した大日岳 


朳差岳 鉾立峰 大石山 頼母木山  この時はまだ、この4つの峰のどれにも登っていなかった。
憧れをもって眺めていた。2014年は地神山へ、その先へ行かん。


静寂に包まれたブナ林の中の登山道



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12月8日 五頭山三ノ峰コース

2013年12月08日 | 五頭連峰
新潟の冬空は気まぐれである。
週の初めから8日は雪マークがついて気分は大いに盛り下がっていた。
目覚めるとなんだか明るい。
雲が切れ、空が覗いているのだ。出遅れた!!
暖かい布団に未練はあったが、起きて登山準備。
家を出たのは7時過ぎだった。
この時間では、迷わず五頭山三ノ峰ルートである。
ワカンを積んで出発。軽アイゼンは車に積んであるが、考えていなかった。
出湯のコンビニによって、体調もOK。

まずは、「出湯温泉パン工房」へ。


五頭山を模った、5つの味をひとつに繋げたアンパンが目当てだったが、8時過ぎの時点で予約完売だった。
TVの力はやっぱり凄いね。あの、みのさんの昼の番組みたいな影響力か?
味は同じというレギュラーサイズアンパンを3種類かって登山口へ。
でもこれも、休日、嫌な顔せず送り出してくれる家内へのお土産。
私のお昼は、家から持ってきたご飯オンリーのおにぎりと、711で買った、まだ食したことのない、おいしいと評判の「金のハンバーグ」。
三ノ峰避難小屋で食べる予定。冬はやっぱり小屋のある山は有難い。
駐車場に着く頃には、青空が広がり、他の登山者も予想外の晴れ間に気分は盛り上がる。

08時57分 
駐車場発


09時01分 
三ノ峰登山口

思ったよりも雪は多い。昨晩降ったようだ。
晴れていても、時折枝からザザザーと雪が落ちて、首筋から雪が入り込む。
そんな雪山の情景を実地で思い出しながら、今シーズン2つめの雪山。
良く踏まれた雪道は、壺足でグングン高度を稼げる。


クランク状のカーブを曲がった時、かすかに歌声?が聞こえる。
誰が歌ってるんだろう?

09時45分 
7合目

歌の主に追いつく。
詩吟を吟じながら登ってるのだった。
すれ違う登山者が「あなたの詩吟を楽しみにしてるんですよ」と。なるほど五頭の有名人であった。
語尾を伸ばす、その肺活量に敬意。

10時07分 
9合目

10時18分 
三ノ峰の鐘 カンカンいい音で鳴ってくれる。


10時20分 
避難小屋 デポしたザックはあったが無人


10時29分 
二ノ峰


10時38分 
一ノ峰

10時42分 
前一ノ峰


11時01分 
今シーズン初のワカンを履いて出発


11時19分
五頭山三角点着

ここから先、松平山方向にはトレースは全くなかった。
想定外の天気で、うまくしたら越後百山の松平山Getかと内心思っていたが、無理。
混んでるかもしれないが、三ノ峰避難小屋へ。

下りは二ノ峰に寄らずに、避難小屋へ。

ワカンやストックが置かれ、大勢いる感じ。混んでるかな?
お一人出てきて、大丈夫ですよと。
入ると、女性2人、男性3人。女性は登山口で同時スタートだった山ガール二人かな?
宴会状態でした。
おかきや湯豆腐!を振舞われ、ハイテンションに乗って楽しもうと。
胸に飯豊山のロゴのウェアの男性が、場を盛り上げる。楽しい山の話を聞きながら、次の山行は湯豆腐だなぁと心に誓う。御馳走様でした。
一息つき、では金のハンバーグと思ったが、見当たらない。
さては車に忘れた?そんなはずは?でも?きっとそうに違いない。腹も減ってるし、すぐに降りて下で食べよう。
「待ってるから、取りに行ってきな!」なんて軽口も頂きながら、下山準備。
最後の荷物をザックにしまう段になって、コンビニの袋にしまった金のハンバーグが見つかるが、今更ありましたと言えず、心で泣きながら下山。
皆さん、楽しい一時をありがとうございました。

12時27分 
小屋発
ワカンはもう履かずに下山。
ところが、多くの登山者によーく踏まれた登山道の滑ること、滑ること。弥彦山登山道のようだ


軽アイゼンがほしい。が、車の中。何度も滑る。ここは滑りそうだから慎重に、と思ったところでも滑る。
12月の三ノ峰ルートはワカン、軽アイゼン、両方必要かな?
股下までもぐるのを覚悟すればワカンはいらないが。

12時49分 
7合目
この時間でも登ってくる人が多いが、滑って大変だろうなぁと心の中で応援。

13時11分 
4合目

登山口につき、どんぐりの森で、遅い昼食。
前日の「チューぼうですよ」の影響で、ロコモコをイメージして、金のハンバーグを調理する予定だったが、全くだめ。
次は、目玉焼きも作ろうか?フライパンは車に積んである。レトルトはちゃんとお湯の中で温めないと。

望外の穏やかな天気の一日。
こんな事なら、二王子辺りにも挑戦できたかも。
新潟の山々は天気予報は参考までにして、臨機応変な計画を立てないと少ないチャンスを逃してしまうと実感。






















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12月1日 角田山 宮前から桜尾根

2013年12月01日 | 角田山・弥彦山
昼まで講習会があり、会場を出ると、晴れていた。
きょうは山は無理と思っていたが、急遽山行。
この時間では、角田山。
家内が角田に行くんなら、みずき野のパン屋さんでパン買ってきて、というので、
昼ご飯もそこで買うことにする。
動物の絵の看板ですぐにわかる。ナミテテという珍しい名前のお店。

「木の実」というパンが人気No.1らしい。結構なボリュームで、角田山のお昼ごはんは、これ1個でも充分かも。
ただし、きょうは家内のお土産なので、自分用にはマヨ系の調理パンを買った。
食べながら宮前登山口へ。
時間もないし、きょうはひとつタイムトライアル。何分で登れるか?
空身に長靴で出発。

13時28分 宮前登山口


14時01分 三角点

グングン下って登り返すと急坂。宮前口はここからの急登が魅力。雪がついてるとなかなか手強い。

14時20分 ゆのこし分岐


14時23分 角田山頂

55分で到着。宮前口はこれまで、もっと雪の多い時に登っていたので、今後はこれが基準タイム。

14時28分 分岐から桜尾根へ


15時05分 灯台見える

15時20分 桜尾根登山口


15時31分 熊野神社

銀杏の落ち葉が敷き詰められた境内。
木のほうには、もうあまり葉っぱは残ってないが、落ち葉の量からすると、黄葉の見頃の時はさぞや立派な銀杏なんだろう。
来年の楽しみが出来た。

15時43分 宮前登山口

早く帰って、木の実を食べよう。
麓でパン買って登山。結構いいかも。
かたや、五頭には出湯温泉パン工房がある。ここには、五頭山にちなんで5種類の味を楽しめるアンパンがあるそうだ。これも昼食に充分なボリュームありそう。
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