議案提出要件は、議会の1╱12です。
定数50人の大田区議会は5人集まれば、議案を提出することができます。
今回、共産党9人と私含めた一人会派3人の12人で、国に意見書を出すための議案を大田区議会議会運営委員会に提出したところ、議会運営委員会で、自民党、公明党、民主党により上程しないと議決されました。
門前払いです。
そこで動議を出したところ、議長が議員全員にはかり、最終的に12人と議長を除く全ての議員が反対し、議案を上程することができませんでした。
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議案提出要件は、議会改革の流れの中、1╱10から1╱12になるなど、少数でも議案提出しやすくなる改正が行われてきました。
しかし、今日のように、特段の理由なく、大会派が「適当でない」とみれば、議案を多数決で上程しないことを認めるなら、議会では、多数派の賛同を得なければ少数派が議案を提出できないことになってしまいます。
大田区議会では、議会改革に取り組んでいるといっていますが、タブレットを議場に持ち込めるようにするより、こうした、基本的な議会運営を改革すべきです。
議会運営員会の中で、自民党、公明党、民主党が、議案上程させなかったわけですが、本会議場で動議を行い、結果、議案を付議するかどうかの採決が行われ、議場にいた全員が起立採決を行いました。
賛否は以下の通りです。(敬称略)
◆議会運営委員会
*大田区議会の場合、議会運営委員会には、4人以上で会派を組んだ議員しか入ることができず、秘密会と言われる、幹事長会も、4人以上の会派で構成されています。そして、そこで、議会運営のこうした根幹の部分が決まり、交渉会派に属さない少数会派の議員は、そこの議論に入ることができません。
今回の問題は、共産党議員から報告を受け知りました。
上程に賛成
【共産党】 大竹辰治、清水菊美
上程に反対
【自民党】
(委員長)鈴木孝之、松原秀典、伊藤和弘、伊佐治剛
【公明党】
(副委員長) 岡本由美、勝亦聡、田村英樹
【民主党】
黒川仁
◆本会議(松原茂登樹議長:自民党)
議案提出者は以下の12人
議案上程に賛成
【共産党】
大竹辰治、清水菊美、藤原幸雄、佐藤伸、菅谷郁恵、黒沼良光、金子悦子、福井亮二、荒尾大介、
【みどりの党】
野呂恵子、
【フェアな民主主義】
奈須利江
【大田・活者ネットワーク】
北澤潤子