大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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自民党改憲草案の「緊急事態条項」が 独裁リスクを排除できないワケ

2024年01月24日 | 憲法
メルマガの記事で送ったら、憲法学者の水島先生から分かりやすいと言っていただいたので、気を良くしてブログにもアップします。類似投稿、ごめんなさい。         年初から災害や事故が相次ぎました.。 災害や事故に、沈みがちになりますが、国の議事録には「火事場を作ってでも制度を変えてしまえばいい」という 有識者の発言もありますから、こういう時こそ、気を引き締めたいと思います。 自民党改憲草案の「緊急事態条項」は、独裁に陥るリスクを排除できないつくりになっています。 どこに、そんな恐ろしい抜け穴があるのか、みてみましょう。 . . . 本文を読む

自民党の改憲草案にある「緊急事態条項」について

2024年01月15日 | 憲法
憲法改正で「緊急事態条項」が考えられています。緊急事態条項が加わると、災害や事故など緊急事態に、国会を開かず、大臣だけで政令を作って法律と同じ効果を持たせたり、内閣が予算を作ると、国会での賛成が無くても決めることが、可能です。内閣が、もともと持っている行政の権力に加え、国会の権力も持つので、怖いなあと思っています。仮に、反対する大臣がいて、内閣総理大臣がどうしても成立させたい政令や予算があれば内閣 . . . 本文を読む

かつての安倍総理の言い間違い「立法府の長」も憲法改正で緊急事態条項を加えると実現? 自民党の憲法改正案で日本が独裁化する理由

2024年01月11日 | 憲法
岸田さんは年頭の記者会見で、9月までに憲法改正したいと発言しています。思ったより憲法改正の発議は早いのかもしれません。かつて、安倍総理は、自らを「立法府の長」と言い間違いしましたが、憲法改正で緊急事態条項を加えると、内閣総理大臣は、実質立法府の長の権限も手に入れることが可能です。自民党改憲草案の中でも、緊急事態条項は、内閣総理大臣の独裁化を可能にするのです。年初から相次ぐ、災害や事故。こういう緊急時に、緊急事態だから、変えましょうと言われると、つい賛成したくなってしまう非常に危険な改憲だと思います。憲法と言えば、9条だけに目が向けられているようですが、本丸は、緊急事態条項かもしれません。そういえば、かつて、麻生さんは、かつてナチスの手口に学んではどうか、と言ったそうですね。 . . . 本文を読む

大田区地域防災計画素案の問題点と改憲論議における緊急事態条項の意味について考える

2021年11月28日 | 憲法
大田区の地域防災計画素案を読んで、憲法改正の議論の一つである緊急事態条項を想起しました。なぜかなあ?と考えたのですが、行政に「緊急事態」であることを理由に大きな裁量権を与える問題が似ていることに気づきました。緊急事態条項は100日間を原則としていますが、国会の議決で延長できるかたちになっているようです。大田区地域防災計画は、防災に関わる計画ですが、いつから災害で、いつ災害が終わるかあいまいで、ここが似ています。 緊急事態は国会の承認ですから、議会が関与しますが、改憲は2/3ですが、たぶん緊急事態の延長は通常議決の1/2でしょう。大田区地域防災計画は、議決さえ求めていません。緊急事態、災害体制であり続けることが、思った以上に簡単にできてしまうかたちになっています。 . . . 本文を読む

大田区個人保護条例のから消えた「思想」という言葉と自民党改憲案

2018年03月10日 | 憲法
大田区の個人保護条例から「思想」という言葉が消えました。国の法改正で、収集禁止事項を要配慮個人情報に変え、同時に「思想」が「信条」に変わりました。思想を担保する条例改正になるのか質疑しましたが、明確な答弁は得られず、安易な条例改正には賛成できず反対しましたが、可決してしまいました。 法令はその一言一句に意味があります。句点「、」がどこに打たれるかでも意味が違ったりしますから、言葉が変わるときは注意しなければなりません。憲法19条の「思想」という言葉をなくしたのは、自民党の憲法改正案にもつながる、内心の自由にかかわる問題で、憲法改正の先取りのようで心配です。 . . . 本文を読む

「月刊東京」7月号 「先進国日本、首都東京国家戦略特区の異常」東京自治問題研究所定期総会記念講演(奈須りえ) 

2016年07月07日 | 憲法
東京自治問題研究所定期総会記念講演での奈須りえの講演が「月刊東京」7月号 に掲載されました。「先進国日本、首都東京国家戦略特区の異常」機会があればぜひお読みください。 . . . 本文を読む

(仮称)勝海舟記念館の展示資料2870万円。目的と違う使途で、郷土博物館資料収集積立基金を取り崩すことの是非。

2016年06月20日 | 憲法
補正予算に、勝海舟記念館の展示資料購入費として2870万円が計上されました。建物を整備することになっているし、そろそ展示物も買ったら良いんじゃない。ご遺族から譲り受けられるようだし、、、。という感じかもしれませんが、奈須りえはこんな風に考え、反対しました。 . . . 本文を読む

内心の自由まで制限されることもあり得る【自民党改憲案:緊急事態条項】

2016年05月30日 | 憲法
先日、津久井進弁護士と階猛衆議院議員とともに、緊急事態条項は本当に災害時のために必要なのかという視点でお話した。その中で、階猛議員が、憲法19条内心の自由を制限するの改憲案になっていることに気付かれた。災害時に「内心の自由を制限する」必要があるだろうか。 . . . 本文を読む

緊急集会◆国連が問題視する日本の「表現の不自由と秘密保護法とメディアへの圧力」◆国際社会の視点から

2016年04月08日 | 憲法
最近テレビがますます面白く無くなってきた。そんな声を聞くようになりました。秘密保護法も施行されています。そういえば、区議会でも長く発言するな、など言論の府としてあるまじき発言が公然とおこなわれるようになっています。そこで、こうした問題には、最適、第一人者でいらっしゃる、国連の「表現の自由に関する特別報告者」の日本への派遣実現に大きく貢献濃された英国エセックス大学人権センターフェロー藤田早苗さんをおまねきします。4月12日~19日には、藤田さんの尽力で、国連「表現の自由」特別報告者デイビッド・ケイさんが日本を公式訪問し、日本の表現の自由について政府・民間からヒアリングを行います。特別報告の様子をご報告いただくとともに、国際社会から見た日本の情報公開と表現の不自由、メディアへの圧力などについてお話しいただきます。憲法、秘密保護法など、多岐にわたりご活躍の武井由起子弁護士からは、日本の最前線のご報告もいただきます。奈須りえ3人での鼎談もお楽しみに。 . . . 本文を読む

木村草太×平川克美 「間違いだらけの改憲議論」  ミナセン東京 協力

2016年02月08日 | 憲法
ミナセンに賛同してくださっている平川克美さんのご協力で実現!ミナセン東京(みんなで選挙)もかかわらせていただいています。新進気鋭の憲法学者木村草太さんと平川克美さんのトークは見逃せません。奈須りえもミナセン東京について、平川さん、木村さんとお話しさせていただきます。 . . . 本文を読む

ミナセン東京企画 (2月13日14時~) 倉持鱗太郎弁護士!ここが知りたい「緊急事態条項」

2016年01月19日 | 憲法
憲法改正のターゲットは9条だけじゃない!ミナセン東京は、日本国憲法を守る政府であってほしい。聞きなれない「緊急事態条項」だけど、必ず知っておきたい!!衆議院安保法制特別委員会で意見陳述を行った倉持鱗太郎弁護士にうかがいます。 . . . 本文を読む