大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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大田区の土地を長期間貸し出すこと

2023年03月30日 | ●日々のできごと
公の土地は足りているのでしょうか?足りないのでしょうか?特別養護老人ホームや保育園の整備が進まないのは、適当な土地がなかなか無いからだと大田区は言っています。買いたくても高いし、そもそも、売りに出される土地が無いというのです。実際、そうした状況に合わせて保育園は、園庭が無くても作れるように「規制緩和」されましたが、その前は、園庭のある保育園をつくれる土地を確保して保育園を整備していました。区民一人当たりの公園面積も足りていません。特別養護老人ホームも、土地が無いから、整備できないと言います。ここまで見ていると大田区の土地は足りていないように感じます。もちろん、どんな土地でも良いわけではありませんから、必要な条件を満たしている必要があると思います。 . . . 本文を読む

知って評価が変わる蒲蒲線の利便性、採算性、財源など 新空港線になった蒲蒲線の真実

2023年03月27日 | 新空港線(蒲蒲線)
ネーミングがコミカルで親しみのある蒲蒲線は、「東急蒲田と京急蒲田をつないで、羽田空港まで速く着く!」ので、便利になるから、良いなあと思う方も多いと思います。しかも、採算性もとれると言っているので、大丈夫なのだろうと思ってしまいます。ところが、実際に詳しく知ると「アレ?」と思うことがポロポロと出てきます。 . . . 本文を読む

42条二項道路

2023年03月23日 | 道路・公園
接道していない敷地は、建築が出来ませんし、道路と敷地の境界は、敷地の面積に関わりますから、道路と敷地との関係は、思った以上に大きな問題です。 なので、意外と相談が多いのが、道路に関わることです。 道路の中央から2mセットバックする42条2項道路で、道路の中心線についての相談を受け、敷地の権利を確定することの難しさを感じたこともあります。 最近、セットバックした42条二項の道路部分を私有地のように使っていて、通行に支障が出ると言う相談を受けたので、調べているのですが、同様の事例が多く、驚いています。 . . . 本文を読む

無駄な公共事業は本当に減ったのか 自治体で始まった第二の公共事業 社会保障のための増税分!使っていいですか?

2023年03月20日 | ├財政・金融
公共事業が減ったと言われています。確かに、シンクタンクも国のデータでも、公共事業費は減っています。一方で、大田区をみれば、羽田空港跡地開発、蒲蒲線、リニア中央新幹線など公共事業は増えているように感じます。そこで、財務省に公共事業について、うかがったら、自治体などが行う事業を公共事業というのだそうです。   確かに、これらの事業は、事業主体が、民間事業者や第三セクターばかりです。 公共事業がどうかより、私たちの税金が何に使われているか、使われた税金は、誰の利益や資産になるかが本質で、公共事業として計上されなければいいというモノでは無いと思います。 私たちの税金を、民営化された先や民間事業者が、過去と同じように、箱モノ、開発などインフラ整備に使っていることにかわりありません。それどころか、公共事業ではない、という扱いですから、かえって見えにくくなってしまいました。地方分権は、住民に身近な自治体が住民の声を聴いて生活課題を解決するためのはずでしたが、自治体という国より見えにくい意思決定の場で、これまでやってこなかった国や東京都が行うような大規模な”第二の”公共事業を可能にしたのが、地方分権の顛末だったのだと思います。 . . . 本文を読む

大田清掃工場第一工場の再稼働と心配な空港アクセス線の地下トンネル工事

2023年03月19日 | ├.環境・エネルギー・廃棄物・アスベスト
平成26年に長い間休止していた大田清掃工場第一工場ですが、平成29年にごみ量予測268万トンを上回わる271万トンになり、ごみの焼却処理が厳しくなることから、再稼働のための整備を行っていました。2022年11月11日に整備が終わり、再稼働したと報告があったため、視察にいきました。 . . . 本文を読む

「大田区財政の不思議」どうして【生きる上で欠かせない社会保障財源は足りない】のに、【便利で嬉しい蒲蒲線の財源確保はできる】のか

2023年03月19日 | 住民税減税
タイトルを読めば、結論は明らかで、大田区の優先順位が住民福祉に無いということです。そうは言っても、社会保障のための増税が行われてきていますから、社会保障の財源はあるはずなのです。具体的にはどういう税金の流れになっているのか、あらためて考えてみました。 . . . 本文を読む

蒲蒲線を考える区民学習講座の講師を務めます

2023年03月18日 | ●議会・委員会
~「かまかま線を考える区民学習講座」開催のお知らせ~ | ふぼれん (fuboren.net)   開催日  4月1日(土) 会 場  プラムハイツ大森西集会室(沢田児童館都となり) 開始時間 午後7時~ 定 員  30名(申込先着順) 申込先  右記アドレスに kanno121@nifty.com 1名前(ふりがな)と年齢、2住所、3連絡先、4所属 . . . 本文を読む

令和5(2023)年度大田区の予算への意見 払い過ぎている地方税が隠れ公共事業財源になる構造

2023年03月11日 | ●議会・委員会
令和5年度予算が成立しました。 フェアな民主主義 奈須りえは、次の理由から賛成することができませんでした。予算の利害関係者は、生活する区民、大田区で働く職員、大田区の仕事を請け負う事業者に大きく分かれると思います。予算は、仕事を請け負う事業者には、物価高騰を反映した安心できる予算になったと思いますが、生活する区民も、働く職員も、物価の高騰で受けるサービス料金が上がり、収入が増える要素の無い可処分所得の減る予算で、賛成できませんでした。予算の討論と、たった5分に凝縮したので、補足の説明をします。 . . . 本文を読む

【予算質問+動画】30年先の箱モノの分まで、いま税金払わされてるんですか!?

2023年03月08日 | 税・利用料・保険料など
大田区は、毎年のように税金を余らせて基金に積み立てています。積み立てた基金は、30年後の開発など、将来の箱モノ・開発財源になります。なぜ余るかと言えば、社会保障の増税分を社会保障に使わなかったからです。社会保障に使わなかった税金は、大田区に税金を払い過ぎているということですから、住民税減税というかたちで区民にお返しすべきだと思います。 . . . 本文を読む

賃金が物価に連動しないのは、政治の責任だという理由

2023年03月02日 | 物価高騰
物価の高騰に給料が連動しません。 どうしても、物価高騰や賃金の問題は、ロシアウクライナ紛争など、仕方が無いように感じる部分も多いと思いますが、実は、政治の責任もかなりあると思います。 その理由について、大田区政から見えるポイントをお伝えします。 . . . 本文を読む

大田区で始まる市場経済論理による施設使用料の値上げ

2023年03月01日 | 税・利用料・保険料など
大田区民ホールのプロジェクタの使用料3万円から6万円への引き上げ 大田区立龍子記念館、大田区郷土博物館、大田区立大森海苔のふるさと館、大田区立勝海舟記念館 の利用料の上限額引き上げ の条例改正案が出されました。 区民の多くは収入も増えていませんから、物価高騰に便乗するように値上げするのも問題ですが、民営化された施設の使用料をあげることは、将来の運営形態が変わった時に、料金の範囲内で、自由に事業者が料金設定できる恣意的な運用につながる可能性があり、問題です。 税金でつくった施設で、事業者が自由度高く利益をあげられるようになる可能性のある改正になっています。 いま、政治の現場で行われる制度改正は、順番が違うことが多く、あとから、全く違った意味の改正になってしまうことが少なくありません。 今回の場合、やらなくて良い、上限を設定して自由度を持たせてているところが、これまでにない部分で、合理的な説明が無く、違和感を感じますから、反対しました。 . . . 本文を読む