電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

早寝・早起きと「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」

2008年01月08日 07時07分12秒 | -オーケストラ
灯油の節約のためには、むしろ早寝・遅起きがよろしいのかと思いますが、そういうわけにはいきません。早朝、まだ暗いうちに目がさめると、そっと静かに起き出して台所の暖房を点火し、暖めておきます。そして部屋に戻り、パソコンの電源を入れ、コーヒーメーカーでコーヒーをいれている間に洗面。メールをチェックしつつ本日のスケジュールを確認、時間的余裕を見てブログの記事を投稿しているうちに日の出を迎えます。

この時間にNHK-FMのスイッチを入れると、ちょうどニュースの時間です。朝の音楽番組をじっくり聴くわけにはいきませんが、こういう規則正しい生活は、意外に快いものです。

最近の目覚しの音楽は、ここしばらくはずっとR.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」です。例の、「のだめカンタービレ」での、指揮者コンクールの課題曲です。でも、早朝まだ暗いうちに、これでもか!とばかりに鳴り出す音楽は、妻には目の敵にされておりますが、最初から華々しく鳴り響く「ドンファン」などと違い、「ティル」の場合は少なくとも最初は小鳥が鳴き交わすような始まりですからね。そして数分後にはラッパ部隊が盛大にブワ~っと(^o^;)>poripori
心優しい夫の選曲でありまする。

演奏は、R.シュトラウスのアシスタントをつとめ、「セル博士は今も私のティルを暗譜で指揮していますか?」と聞かれた、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団のもの、LPをMDにダビングして目覚し用のMDラジカセで使っております。目覚し用などに用いていますが、この演奏はほんとに素晴らしいものです。
ほかに、CDではクレンペラー指揮フィルハーモニア管の演奏もよく聴いております。

なお、明日は出張につき、更新できないかもしれません。
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2 コメント

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セルのティル (望 岳人)
2008-01-09 12:41:04
こんにちは。以前やはり「のだめ」がきっかけになって聞き比べをしてみた「ティル」の記事からトラックバックさせていただきました。

確かに「ドン・ファン」(「英雄の生涯」「ツァラ」なども)を目覚ましに使ったら心臓に悪いでしょうね(^^♪ 先日読んだ「西洋音楽史」ではR.シュトラウスは冒頭が立派で後は尻すぼみと辛らつなことが書かれていましたが、その点「ティル」は大ロンドらしく、初めの「昔昔あるところに」から最後の断頭台で処刑されたはずのティルが実は・・・というところまで充実しているようで楽しめます。ただ、奥方様のご不興をあまり買われないようにお願いいたしますm(__)m

どうも宵っ張りの朝寝坊の毎日なので、朝の時間を有効に使われている様子を読ませていただき内心忸怩たる思いです。この新年から早寝早起きを心がけてはいるのですが・・・
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望 岳人 さん、 (narkejp)
2008-01-10 19:26:52
コメントありがとうございます。ようやく出張から帰り、ほっとしています。
>R.シュトラウスは冒頭が立派で後は尻すぼみ
まあ、「ツァラ」なんかはそういう印象を持つ人は多いかもしれませんね。でも、「ドン・キホーテ」やこの「ティル」などは、素晴らしいいい曲だと思います(^o^)/
朝型か夜型かは、全くその人によると思いますね。望さんも宵っ張りの朝寝坊ということですが、妻も典型的な夜型で、朝はいたって弱いようです(^o^)/
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