あるWEBLOGで、オークションでデンオンの My Classic Gallery のセットを入手した、とあった。私も同じシリーズを集めている。同じことを考えている人がいるものだ。
さて、この方の場合は、「フランス近代ピアノ名曲選」を取り上げていた。ずっと昔に、コロムビアの廉価盤でエラート1000シリーズというのがあり、この中にも「フランス近代ピアノ曲集」というLP(RE-1018-RE)があった。マグダ・タリアフェロの演奏で、シャブリエやセヴラク、アーン、サン=サーンスなどの小品の他に、ドビュッシーの「ピアノのために」「アラベスク」「喜びの島」などが取り上げられ、ずいぶん楽しんだ記憶がある。ただし、いかんせん録音が古かった。ピアノの低音がびんびん響くような、鮮明な録音であればなぁ、と残念に思ったものだ。
それが、録音技術が年々進歩し、じゅうぶんに満足できるようになった。このことを痛感したのが、1974年に録音されたヤン・パネンカの演奏するシューマンの「謝肉祭」だった、と前に書いた(*)が、ジャック・ルヴィエの演奏する「フランス近代ピアノ名曲選」は、いつごろ録音されたものか。『デンオンのデジタル録音15年の歩み』というパンフレットで調べてみた。
■フランス近代ピアノ名曲選 (DENON GES-9255)
【ドビュッシー】ジャック・ルヴィエ(Pf)
(1-6)「子供の領分」 1984年4月、オランダ、ハーレム・コンセルトヘボウ、初出:OF-7158(LP)
(8)「レントより遅く」 1984年4月、「子供の領分」に同じ
(10)「アラベスク第1番」 1985年5月、録音地:同上、初出:33C37-7734(CD)
(11)「亜麻色の髮の乙女」 1983年7月、オランダ、ライデン、シュタットヘホールザール、初出:OF-7092(LP)
(12)「花火」 1982年8月、オランダ、ハーレム・コンセルトヘボウ、初出:OF-7059(LP)
【サティ】高橋悠治(Pf)
(13-14)「ジムノペディ第1番/第2番」1976年1月、日本コロムビア第1スタジオ、初出:OX-7071(LP)
(15)「グノシェンヌ第1番」 同上
【ラヴェル】アラン・プラネス(Pf)
(19)「亡き王女のためのパヴァーヌ」 1980年11月、埼玉・狭山市民会館ホール、初出:OF-7057(LP)
実は、この話題の発端となったWEBLOGの記事にコメントすべく、テキストエディタで記録していたものだが、該当のWEBLOGの胴元(Doblog)が、「だんな、ここは文字数に制限がありまっせ」、送信不可とおどすようなので、急遽こちらの記事とした次第。自分自身のために調べたことだが、結果的に他人様のためにも役立つなら幸いである。
(*):電網郊外散歩道・ブックオフ等の全集分売CDについて
さて、この方の場合は、「フランス近代ピアノ名曲選」を取り上げていた。ずっと昔に、コロムビアの廉価盤でエラート1000シリーズというのがあり、この中にも「フランス近代ピアノ曲集」というLP(RE-1018-RE)があった。マグダ・タリアフェロの演奏で、シャブリエやセヴラク、アーン、サン=サーンスなどの小品の他に、ドビュッシーの「ピアノのために」「アラベスク」「喜びの島」などが取り上げられ、ずいぶん楽しんだ記憶がある。ただし、いかんせん録音が古かった。ピアノの低音がびんびん響くような、鮮明な録音であればなぁ、と残念に思ったものだ。
それが、録音技術が年々進歩し、じゅうぶんに満足できるようになった。このことを痛感したのが、1974年に録音されたヤン・パネンカの演奏するシューマンの「謝肉祭」だった、と前に書いた(*)が、ジャック・ルヴィエの演奏する「フランス近代ピアノ名曲選」は、いつごろ録音されたものか。『デンオンのデジタル録音15年の歩み』というパンフレットで調べてみた。
■フランス近代ピアノ名曲選 (DENON GES-9255)
【ドビュッシー】ジャック・ルヴィエ(Pf)
(1-6)「子供の領分」 1984年4月、オランダ、ハーレム・コンセルトヘボウ、初出:OF-7158(LP)
(8)「レントより遅く」 1984年4月、「子供の領分」に同じ
(10)「アラベスク第1番」 1985年5月、録音地:同上、初出:33C37-7734(CD)
(11)「亜麻色の髮の乙女」 1983年7月、オランダ、ライデン、シュタットヘホールザール、初出:OF-7092(LP)
(12)「花火」 1982年8月、オランダ、ハーレム・コンセルトヘボウ、初出:OF-7059(LP)
【サティ】高橋悠治(Pf)
(13-14)「ジムノペディ第1番/第2番」1976年1月、日本コロムビア第1スタジオ、初出:OX-7071(LP)
(15)「グノシェンヌ第1番」 同上
【ラヴェル】アラン・プラネス(Pf)
(19)「亡き王女のためのパヴァーヌ」 1980年11月、埼玉・狭山市民会館ホール、初出:OF-7057(LP)
実は、この話題の発端となったWEBLOGの記事にコメントすべく、テキストエディタで記録していたものだが、該当のWEBLOGの胴元(Doblog)が、「だんな、ここは文字数に制限がありまっせ」、送信不可とおどすようなので、急遽こちらの記事とした次第。自分自身のために調べたことだが、結果的に他人様のためにも役立つなら幸いである。
(*):電網郊外散歩道・ブックオフ等の全集分売CDについて
データのご提供、有り難うございました。
今朝はゆっくりとこのフランス近代ピアノ名曲選を聴いておりました。高橋悠治のサティも素晴らしい演奏でした。
初期のDENONのPCM録音が多いのですが、ピアノの音色がクリアに捉えられており、幸福な気持ちになれました。
お世話になりました。