今回は、英語について解説します。
センター試験の筆記は、『発音・アクセント問題』、『文法問題』、『整序問題』、『会話応答問題』、『図表問題』、
『物語文読解』、『説明文読解』といった多種類の問題で構成されていました。また、センター試験のリスニングでは、
大問が4問ありました。今回の共通テストでは、それらがどのように変わるのでしょうか。
【vol.4 英語はどう変わるの?】
①共通テスト筆記の変更点
②共通テストリスニングの変更点
③共通テスト英語に求められる力とは
④夏休みまでにやっておくべき対策は
①共通テスト筆記の変更点
センター試験の筆記の試験時間は、80分でした。
共通テストの筆記の試験時間も同じく、80分です。
しかし、問題形式が変わります。
センター試験の筆記では、『発音・アクセント問題』、『文法問題』、『整序問題』、
『会話応答問題』、『図表問題』、『物語文読解』、『説明文読解』といった様々な形式の
問題が出題されていました。
共通テストの筆記では、『読解問題』のみとなります。
したがって、発音問題や文法問題は出題されませんが、総語数も増加し、イラストやグラフを
含んだ思考力を要する問題が出題されるので、80分という試験時間の中で、大量の英文を読む必要があります。
②共通テストリスニングの変更点
センター試験のリスニングの試験時間は、30分でした。
共通テストのリスニングの試験時間も同じく、30分です。しかし、設問数や配点に変化が見られます。
センター試験のリスニングでは、大問数が4問でした。共通テストでは、大問数が6問となっています。
また、配点もセンター試験のリスニングが50点であったのに対し、共通テストのリスニングでは、
2倍の100点になっています。
加えて、従来までは、英語の音声を2回流していたのに対し、共通テストのリスニングでは、
英語の音声を2回読む問題と1回のみしか読まない問題が混在しています。
③共通テスト英語に求められる力とは
センター試験の筆記では、制限時間内にすべての設問に答えることは、簡単ではありませんでした。
すべての設問が『読解問題』となったことで、共通テストの筆記では、すべての設問を解答することが、
センター試験以上に難しくなるでしょう。
したがって、より速く英文を読む力、速読力、を養成する必要があります。
また、リスニングでは、英語の音声が一回のみしか読まれない問題が出題されるため、
聞き取る力を強化する必要があります。
④夏休みまでにやっておくべき対策は
・文法学習と語彙の暗記
英文を読むためには、文法と単語の知識が不可欠です。
英文の一文一文の構造を理解し、内容把握ができるように、
文法力と語彙力の向上に努めましょう。
・復習は音読で!速読力UP!
単語や文法の勉強が進んできたら、長文を読んでみましょう。
長文を読んだら、必ず復習しましょう。
その際、音読をして、そのまま英文が理解できるように練習しましょう。
試験本番では、何度も読み返す時間がありません。
読んだ英文をそのまま理解できる、速読力をつけましょう。
・発音に注意する!
単語を覚える時や音読をする時は、発音を意識しましょう。
正しい発音を覚えて、発音できるようになれば、リスニングテストの際、聞き取りやすくなります。
また、リスニングの問題を解く際は、聞き取れなかった部分を復習の際、確認するようにしましょう。
明日は「vol4 数学はどう変わるの?」についてを公開します。
ぜひ続けてご覧ください。