日吉大社は全国に3800社余りある「山王さん」「日吉さん」の総本宮。平安京の表鬼門にあたる場所に社殿があり、平安時代から都の守護神として、また比叡山延暦寺の護法神として信仰を集めてきました。<パンフレットより>
山王鳥居(神仏習合の信仰を表す独特の形。合掌鳥居とも呼ばれています。)
神の使いの猿「神猿(まさる)」は、「魔が去る」「勝る」に通じる魔除けの象徴として大切に扱われ、お守りやおみくじ、絵馬にも描かれています。広大な境内には国宝の東本宮・西本宮の本殿をはじめ、日本最古の石橋といわれる日吉三橋など重要文化財も数多くあり、境内全体が国指定の史跡となっています。
西本宮楼門 ”伊勢神宮の神札あります”と書かれている。
軒下の四隅に猿が屋根を支えている「棟持ち猿」がいると出てたので、写真をアップしたら・・いました。
西本宮本殿(現在の社殿は1586年(天正14年)に建てられました。「日吉造(ひえづくり)」という独特の形で、床下にはかつて仏事を営んだ「下殿」と呼ばれる部屋があります。
狛犬?がどこも軒下にいるのは初めてみた。
東本宮楼門
東本宮・・左は「樹下宮(じゅげぐう)」
パンフレットの表紙に出てた言葉・・「見ず聞かず言わざる」三つのさるよりも思わざるこそまさるなりけり
日光東照宮の三猿の話はもともと、比叡山中興の祖と言われている良源の処世術から生まれたものです。他人のいやなこと、不安なことに対して見ざる言わざる聞かざるが最も大切ですが、さらに、それ以上に怒り、恨み、ごまかし、悩み、妬み、・・などの悪い心を持たない「思わざる」ことが最も大切であると良源は諭しています。
私はよく他人と比べたりしています。その時点で幸せになれない、と百田尚樹氏もユーチューブで言ってました。反省ですね。
最後に「滋賀院門跡」に寄ってきました。ここは初めて耳にする所です。
<公式サイトより>
天台宗。もともと京都の北白川にあった法勝寺(ほうしょうじ)を、江戸時代初期に現在地に移し、のち後水尾(ごみずのお)上皇から滋賀院の号を賜わりました。江戸時代末まで天台座主(ざす)となった皇族代々の居所であったため高い格式を誇り、滋賀院門跡と呼ばれます。
坂本の町には、穴太(あのう)積みの石垣が見事な里坊が数多く残っていますが、中でも滋賀院門跡はひときわ背の高い石垣と白壁に囲まれて、延暦寺の本坊らしい堂々とした外構えを見せています。約2万平方メートルという広大な境内は、内仏殿・宸殿・書院・庫裏(くり)・土蔵などが立ち並ぶ。書院には、江戸時代初めの狩野派の障壁画(しょうへきが)がたくさん見られ、豪華な雰囲気に溢れています。また、名庭として知られる庭園は、宸殿の縁側から鑑賞することができます。
殿上輿(てんじょうこし)・・・天皇、皇室より命じられた法要の際、利用された大導師の乗り物
著名な作庭家、大名、茶人である「小堀遠州」作といわれる。(国指定名勝庭園)
穴太衆の石垣は見過ごしてしまった。