南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

本の紹介 「虫のオスとメス、見分けられますか?」

2022-07-02 12:58:50 | 

今日は本の紹介で、著者は昆虫写真家の森上信夫さんです。

森上さんは、2019年8月に長池公園で昆虫写真セミナーをして頂き、観察会も行いました。

昆虫のユニークな本を多数出版されていますが、今回のも今までにない視点の本です。



これは知らなかったというのは、上の表紙にあるように、ベニシジミなど雌雄ほとんど同じに見えますが、前肢で分かるとか、ハンミョウも顔を見ればわかる等々です。

その他にも盛りだくさんの写真と解説があります。

2022年5月初版発行ですが、すでに重版となっているようです。

昆虫に興味のある子供さんや、虫好きな方にはお勧めです。

私もほんの少しだけ地元での観察のお手伝いをしたのですが、協力者に名前を載せていただき恐縮しています。



以前の長池公園でのセミナーの記事はこちらです。 → クリック

また以前の本の紹介はこちらです。 → クリック


昆虫撮影を楽しんだ15年 その2

2020-09-12 14:56:23 | 
前回の記事は、タイトルを間違えてしまったので訂正しておきました。

今回も、フォトブックから何枚か紹介します。

最初のころは、チョウの写真を多く撮っていました。




撮ろうと思ってもなかなか出会えなくて、たまたま偶然出会えたというのが多いですね。





こんな卵もその後見たことがない。





このサナギもそうです。





最近は見る目が変わって、カミキリや小さなゾウムシばかり探していることもあるのですが。






昆虫撮影を楽しんだ15年

2020-09-10 12:38:16 | 
2020/09/12 題名が間違っていたので、訂正しました。
写真撮影を楽しんだ15年 → 昆虫撮影を楽しんだ15年


写真撮影は10代からやっているので経歴だけは長い。
モノクロフィルムでじっくりと撮って、暗室作業が楽しかった。何しろ仲間と大きく伸ばして展示するのも楽しかった。撮影対象も様々で、写真の細江英公ワークショップに入り、普通できない経験をしたのも良かった。

その後、仕事が忙しくなり撮影は家族写真だけになってしまったが、40代になって野鳥写真を撮り始め、大型望遠レンズを担いで日本中を回った。

ところが、2000年代になってデジタル写真に移行しつつあるとき、このまま野鳥用のデジタル機器に移行するか考えた。この頃の野鳥撮影に疑問を感じたのと、昆虫に興味が出てきたのでどうしようかと。
実際にはこれが大正解であった。
それは昆虫は地元だけでとても撮りきれないくらいの種類がいて奥が深い。年齢が進んでも十分楽しめる。


さて、まだ野鳥撮影をしていた2005年バードカービングのN先生とその仲間と宮古島に撮影旅行をした時に、ひそかにマクロレンズも持参した。
もちろん宮古島ならではの野鳥をたくさん撮影したが、さらに見たことなような八重山のチョウも沢山撮影してきた。
このあたりから、昆虫の比率が段々高くなってきた。
もちろん好きな野鳥は撮影は続けているが、メインではなくなった。

それからの15年間を個人的まとめて見たくなり、コロナ化のステイホーム期間中に簡単な昆虫のフォトブックを作ってみた。そのうちの何ページか紹介してみます。


まず表紙。




そして前書き。






そして、最初の写真が15年前の宮古島で撮影したものです。




そして、次もすごく思い出深い写真です。




こんな調子で今年の写真まで36ページのフォトブックです。

出来たら、この先も載せようかなと思っています。



昆虫こわい

2019-10-04 18:02:49 | 

図書館で「昆虫こわい(丸山宗利 著)」という本を借りて読んだ。

丸山さんについては、今までにも何度かこのブログに載せたが、この本も面白い。

 

 

南米、東南アジア、アフリカの密林などへハネカクシ、ツノゼミ等々の昆虫採集に出かけて、様々な恐ろしい目に遭うという内容である。

まず、その国が大変危険であり、またジャングルで遭難しかかったり、蚊やハエもアリも危険なものがいて、それはこわいですね。

同行者には小松貴さん、山口進さん、島田拓さんなどが出てくる。

そして新種発見がいくつもされるわけだが、密林の開発が次々進む中、今発見しないと人知れず絶滅する種も多いのは容易に想像できる。

日本でも、野鳥も虫も十数年前と比べても減って来ていると感じる。

 

まあ、ともかく自分が怖い目に遭うのでは無いので、読んでいるには、なんとも面白い出来事が次々と出てくる。

 

しかし、この本の題名「昆虫こわい」は、落語の「まんじゅうこわい」をもじったものと書かれていたのには笑ってしまった。     なるほどそういう意味か?