南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

トビサルハムシ

2023-06-25 12:02:27 | ハムシ

少し前のことだが、伐採木に毛が多いハムシが歩いていた。



トビサルハムシだ。

よく見かけるし、写真もたくさん撮っているのだが、これもこのブログには今まで載せていなかった。

7mmほどと大きめだし、色も模様も特徴的なのだが、何とも写真写りが良くない。

どうしてもピシっと撮れない虫っているのだが、これも今までのはなんとなくピンボケ。

今回、ED 90mm F3.5 Macro IS PROで撮ったら、ややいい具合に撮れた。

もう少しじっとしていれば深度合成で撮りたかったのだが。




キイロクビナガハムシ

2023-05-30 18:18:46 | ハムシ

フェンスに絡まった葉や枯れ蔓に何かいないかと見て回ると、オニドコロの葉を食べている小さな赤い虫が目についた。

どうもカミキリではないし、ハムシかなあと思って撮影した。





これを拡大してみると、なかなか見事な上翅の色と点刻だ。





帰宅後調べると、だいぶ前に撮影したことがあるキイロクビナガハムシのようだ。
すっかり忘れていた。

当然このブログにも初登場。

アカクビナガハムシという似た様なハムシもいるようだ。




何だ? これは?

2022-06-09 19:20:49 | ハムシ

数日前のこと、手すりに見たことがない数mmの黄色い幼虫がいた。




テントウムシの幼虫でもないし、何だろうこれは?

前からも撮影してみた。




自宅でいろいろと調べてみたが、わからない。

甲虫だと思うが、ハムシだろうか?

幼虫図鑑を調べたがわからず。


数日後、Wさんに会ったので聞いてみると、調べてみると言ってくれた。

そしてその晩メールで、ヤツボシハムシの幼虫だったと教えてくれた。

早速検索すると、この画像が次々と出て来る。


ちなみにハムシの成虫は結構撮影するが、幼虫はあまり撮っていなかった。

調べたら、ヤツボシハムシは成虫もこのブログに載せていなかった。

昨年4月撮影した、カエデで見つけた成虫はこれです。




頭の部分が似ているような気もする。

これでスッキリした。Wさんに感謝です。



ヨツモンカメノコハムシ

2022-04-24 18:27:24 | ハムシ
カエデの花もそろそろ終わりのようだが、どうもカミキリムシが今年は少なかった。

昨日も見て歩くと、大きなカメノコハムシがいた。

これは、ヨツモンカメノコハムシだ。





最近この近辺にも進出してきた南方系の種である。

サツマイモの害虫と言われて嫌われているのだが、どうしてカエデに??

上から見ると前胸背板が、眼と鼻と口があるように見えてくる。






この下に頭があるのだが、隠している。








ルリマルノミハムシ

2022-03-29 12:06:53 | ハムシ

一昨日日曜日は、午前陽が出て午後は曇り気味であった。

昼頃道端のタンポポの花が大きく開いて、その中の一つに黒い点々が。

近づくと小さな黒っぽい虫がいくつも乗っている。



ルリマルノミハムシだ。

よく見ると黒ではなくて瑠璃色に光っている。

尾園暁さんのハムシハンドブックによると、成虫越冬でタンポポの花が咲く3月頃に現れる花弁を食べるとある。




一斉に虫が活動を始めたようだ。


ヨツモンクロツツハムシ

2021-06-13 19:13:29 | ハムシ

昨年沢山ヤツメカミキリを撮影した桜の木はすべて伐採されてしまった。

かなり枯枝が多くなり、遊歩道の脇では危険な状態と見られたようだ。

少し離れた桜の木の幹にヤツメカミキリはいないかと見ていると、幹ではなく葉の上にこんなのがいた。






何年かおきに見かけるヨツモンクロツツハムシ。

黒い中になかなか見事な色の四つの紋がある。





大きさは5mm程だろうか。

ちょっとアップにしても、なかなかいい。





幼虫で越冬するということだ。




クロボシツツハムシ

2021-04-14 20:46:44 | ハムシ

数日前、レッドロビンにルリカミキリがいないかと見に行ったが、食痕も見当たらなかった。

いくら何でもまだ早いのか??

でも小さな虫がいた。





こういうのは逃げ足が速いので、少しづつ近づいて行った。





クロボシツツハムシだ。
これでも60mmマクロで撮ったものをトリミングしています。


さらに近づくとサッとは裏に隠れた(つもりか?)。





今日は雨だが、明日は晴れそうだ。

何か見つかりそうだ。



ヨツモンカメノコハムシ

2020-09-17 17:54:05 | ハムシ
今まで見たことがなかったヨツモンカメノコハムシですが、サツマイモなどの害虫で、熱帯地方に分布していて日本では琉球諸島にいたのが、徐々に関東にまで来たようです。
もっとも、苗などと一緒に人為的に広まったようですが。





形は、ほかのカメノコハムシの仲間のように、きれいな小判型というよりは、なんとなくいびつでやや大がたで、9mmくらいのもいます。





何だか自信満々の笑っている顔にも見えてしまう。

サツマイモの葉を食い荒らして、この中にも数匹いました。




今後大発生するのだろうか?


ところで、話は変わりますが、マミズクラゲというのをご存知ですか?
2cmくらいのかわいいクラゲで、長池公園の築池にいますが、結構珍しいようです。






昆虫ではないので、「南大沢季節便り」のほうに載せましたので興味ある方はご覧ください。
 → クリック




カシワツツハムシ

2020-07-10 11:28:42 | ハムシ

梅雨が続いていますが、先日の夕方、雨がやんだので、少し近所を回った。

見たことのないくっきりした模様の、ハムシらしき虫がいた。
あまりに暗いところだったので、確保して容器に入れて撮影した。




これなら、すぐに種名も判明するだろうと思ったが、これが図鑑やネットの画像ではなかなか見つからない。
「ハムシ、黒い縞」等々入れていろいろと検索すると、タテジマキツツハムシというのが出てきた。
これだと思ってさらに調べると、よく似ているカシワツツハムシが出てきた。
これは難しい。
上翅の黒紋の形状、点刻列の形状深さが異なるとある。




これを見ると、カシワツツハムシのようだ。
黒帯部分は変化が大きく、消失する場合もあるというからわかりにくい。

ハムシはあまり熱心に見ていなかったが、きれいなのも多いとあらためて思う。




チャバラマメゾウムシ

2020-05-07 12:17:56 | ハムシ
少し前、緑地のカエデで小さな黒いゴミのような、虫らしきものを見つけた。


拡大してみると、これは見たことのあるマメゾウムシのようだ。


ゆっくりとトコトコと歩いている。


模様も特徴的だ。


お尻の方が角ばって見えるが、実際は丸くて脚の一部が見えているようだ。

帰宅後調べていると、数年前にも撮影していたチャバラマメゾウムシだ。
ゾウムシと名がついていて以前はゾウムシ科だったが、今はハムシ科マメゾウムシ亜科に移された。
2mm程と小さく似たものも何種かあるようだ。



ズグロキハムシ

2019-03-22 17:33:12 | ハムシ

今日は5月の陽気となり、一気に花も虫もシーズン入りした感じでですね。

ずいぶん長い間更新をさぼってしまいました。

虫が少ないこともありましたが、それでもそこそこ撮影はしていたのです。

でも何かとやることが多くて更新できませんでした。

まあ、少しづつ虫情報も載せていけると思います。

長池公園のカタクリを撮影していた時に、ハムシを見つけた。

 

 

この時期に現れるズグロキハムシのようだ。

以前もこのブログに載せていた

6mmほどであるが、元気に歩き回っていた。

 

 

 


アカガネサルハムシ

2018-05-28 16:27:02 | ハムシ

一昨日、寺家で行われた道端観察会に参加した。

寺家に行ったのはいつ以来だろうか?

以前は頻繁に個人でも、花虫さんの道端観察会にも行って、ここでずいぶん初めての昆虫に出会った。

今回も大勢の参加でしたが、最近よく来ている人は、昆虫が前より少なくなったと言っていたが、やはりバラエティーに富んでいる。

ここで必ずのように見られるのがこのアカガネサルハムシ。

7mmほどのハムシ科の虫で、名前のように輝くような色はさすがに見事である。

 

このほかに、ホタル、トンボ、チョウ、ゾウムシ、カミキリムシの仲間など各種見られた。

南大沢の虫とは微妙に違うところが面白い。

 


ジュウシホシクビナガハムシ

2016-09-30 15:39:08 | ハムシ

今回も北海道にての話題です。

ジュウシホシクビナガハムシで検索するとおびただしい数の怒りのブログが出てきます。

アスパラスの大害虫ということで、家庭菜園でも大量発生して、なんとも憎い奴といった具合です。

 

庭の隅の家庭菜園の一角に、一株のアスパラガスがあった。

 

 

以前もいたので、いるかなとみると案の定、数匹のジュウシホシクビナガハムシがいた。

 

 

緑の中に、小さいが結構目立つオレンジ色をしている。

ところがこの虫は人が近づくとポロポロとすぐに落ちてしまうのだが、アスパラの葉や茎が入り乱れているので、途中引っ掛かりながらである。

何しろ大量発生して、捕っても捕っても捕りきれないくらいで、アスパラの栽培者にとっては目の敵のようだ。

何しろ見つけたら駆除するということが続いているからか、この虫は人を見たら落ちるというのが強く刷り込まれているようだ。

他の虫でこれほど落ちるのは見たことがないが、近づいただけで逃げたがる。

目立つ色なので落ちても見つかると思うがなかなか見つからない。

地面の小さな草や落ち葉をどけてもなかなか見つからない。

やっと見つけたのはこんな格好をして小石の間にいた。

 

 

よほど人間を嫌っているのか?

それでも、ゆっくりとわからないように近づいて、逃げなかったのもいる。

臆病というか目ざといのと、のんびりした性格のがいるようで、のんびりしたのをマクロレンズで撮るとこんな感じである。

 

 

左の小さな黒いのが幼虫だが、まだまだたくさんいた。

ちなみに幼虫は逃げない。

きっと、目を吊り上げた人に駆除されているのだろう。

北海道には昭和の終わりころに本州から入ってきたようだが、北海道の寒さでも、この時期成虫になったのが越冬して、来年また産卵して人間との戦いが始まる。

 

 


ズグロキハムシ

2016-04-01 16:28:53 | ハムシ

長池公園の手すりで見かけたハムシです。

 

 

Mさんから、ズグロキハムシと教えてもらったが、初めての撮影だと思う。

 

 

イヌシデやトサミズキが食草で山地性ということだが、この近辺の公園でも見つかっているようだ。

大きさは6mm程度。

 

 

ハムシ、ゾウムシ、カメムシは種不明のフォルダーにたくさん入っているので、どこかで整理して不明数を減らそうと思っているのだが、現実は増えていっているので困ったものだ。

さらに、ゴミムシやゴミムシダマシなどを撮影すると、不明種がどんどん増えていってしまう。

まあ、種名を探り当てるのも楽しいのだが、パソコンを長時間見たくないので難しい。

 


スズキミドリトビハムシ

2016-03-07 11:45:21 | ハムシ

ヤナギの樹皮下で、いつも見つかるのが、このきれいな緑色のスズキミドリトビハムシ。

 

 

歩き始めたので、顔も撮らせてもらう。

 

 

トビハムシなので当然なのだが、撮影中突然姿を消してしまった。

ジャンプしたらしい。

 

昨年も同じようにスズキミドリトビハムシを撮影してアップしたが、この時はTG‐3、今回はOLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ  M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macroで撮影した。

これらは2月に撮影したものだが、そろそろ気温も上がり柳の芽も出てくるといち早く活動を始めるようだ。