旧津金学校は、明治・大正・昭和三代の校舎が移築せず並び残る学校として全国的にも貴重です。
創立以来100数十年、日清、日露、太平洋戦争などの激動の時代を乗り越えて津金の文化と教育の要となって来ました。
明治8年明治校舎落成。和洋折衷のハイカラな疑洋風建築様式は、新たな教育に掛ける当時の村民の願いが強く籠められています。
大正13年には、明治校舎に隣接して木造平屋校舎が建てられました。昭和28年、津金中学校が建設されました。
昭和校舎です。大正校舎は、平成10年に外観はそのままに農業体験施設として復元しました。
昭和校舎は中学校合併により閉校後は平成12年レストラン・ハーブ湯を備えた施設「おいしい学校」として
建て替えオープンしました。
もっとも歴史を持つ明治校舎校舎は昭和60年閉校となり、平成元年に「須玉町歴史資料館」として復元されました。
柱や床のほとんどは創立当時のものを使っており、現在春の桜、秋のリンゴ、夏の田園風景などとともに
今なお明治の息吹を感じることができます。