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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

遠山郷、大鹿村、伊那谷、下諏訪。中央構造線を巡る旅 その1(妻女山里山通信)

2017-05-11 | 歴史・地理・雑学
 ゴールデン・ウィークの後半は、長男と一泊二日で、信州の南端近くの秘境、遠山郷と大鹿村へ。そして伊那谷から下諏訪へと、中央構造線を巡る旅をしてきました。

(左)中央自動車道松川インターを下り、飯田方面へ。喬木村から県道251号を一路遠山号へ。すると山中で突然現れる自動車専用道路のループ橋。国道474号小川路峠道路です。未完成の三遠南信自動車道の一部。奥に見える直線の道路は、左の山際で突然終わっています。(中)上村川に沿って秋葉街道152号を南下。南アルプス ジオパーク・エコパークの看板。全体像をここで掴んでおきます。(右)遠山郷下栗の拾五社大明神(正八幡宮)。応神天皇を主祭神として八幡社を祀り木火土金水の五神が合祀。さらに元和元年に遠山氏滅亡後その霊を慰めるため八社の神として祀られる。諏訪大社の祭神、建御名方神その御子神十三神が祀られていることから拾五社大明神と呼ばれている。(神社の看板から抜粋)。湯立神楽行事で有名な霜月祭も行われます。

(左)神社の参道脇に咲くニリンソウ。(中)下栗の里をジグザグに登っていきます。花桃や菜の花が咲いていました。ロードバイクで登る人もいます。(右)下栗の里の最上部にある駐車場。レストランや売店なども。ここから30分ほど歩いて下栗の里が一望できる展望台へ向かいます。

 展望台からの下栗の里。信州三大秘境や、日本の秘境100選のひとつに数えられている秘境です。

(左)山を下って遠山郷の中心地の和田へ。ジンギスの肉のスズキヤのある秋葉街道。(中)昼は道の駅の横の食楽工房屋で。私はゆず塩ラーメンとビール。化学調味料臭くないあっさりラーメンも美味。クラシックラガーは珍しい。(右)息子は鹿肉のメンチ定食。非常に美味しかったそうです。

(左)遠山郷土館のある和田城跡へ。(中)霜月祭の展示がたくさんあり非常に興味深く鑑賞しました。(右)和田城跡からの展望。

(左)和田城跡の裏手にある曹洞宗盛平山龍渕寺。春の花まつり。万国旗が…。(中)神社の木彫。(右)遠山氏の墓。後ろの四本の杉の大木は、根本で全て繋がっていました。

(左)旧木沢小学校へ。(中)校長先生です。(右)懐かしい机。蓋をひっくり返して粘土細工をしました。

(左)展示はプロの学芸員ではなく地元の老人達がやっている様で、雑然としていますが、面白いです。(中)亡き父が冬になると使っていた縄綯い機。(右)遠山郷の森林鉄道の写真は非常に興味深いものでした。

(左)なんとテクニクスのアナログプレーヤー。(中)職員室。6つの机と右に校長先生の机。(右)懐かしい謄写版。中学時代に編集長だったので、これで速報新聞を作りました。古いハモンドオルガンがたくさんあり、懐かしくてちょっと弾いてみました。私が通っていた小学校や中学には、理科準備室に人体の内蔵模型やホルマリン漬けの色々な生物がいて結構恐怖でした。

(左)遠山森林鉄道の牽引車。(中)索道を利用した伐採現場。(右)崩壊した山林に植樹。色々な広葉樹が植えられていました。

(左)北上して大鹿村へ。今夜の宿の「美野鹿」へ向かいます。(中)「横須賀カレーフェスティバル2015」で鹿肉カレーがグランプリを受賞,そのカレーが食べられるレストラン。(右)宿の「美野鹿」からの眺め。これは写真では伝わらないと思います。北信では見られないダイナミックな風景です。

(左)民宿の夕食。これに山菜の天ぷらが追加。地元の食材が使われとても美味でした。裏の斜面に咲いていたショカッサイがちらし寿司に。お洒落です。瓶ビールを2本いただきました。宿泊者は名古屋からのご夫婦と、やはり名古屋からのライダー。拙書を紹介しましたが、色々質問もしてくださり、持っていた見本誌を興味深く読んでくださいました。(中)民宿の部屋からの夕暮れ。(右)朝食。ウコギ飯を初めて頂きました。茹でて塩もみしたウコギが大層美味。

 次回はその2で、大鹿村の中央構造線博物館から伊那へ、更に北上して下諏訪へ。中央構造線の旅は続きます

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