モリモリキッズ

信州里山通信。ナチュラリスト、自然写真家、郷土史研究家、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山の陣場平から茶臼山の棚田へ。あんず狩りが始まった千曲市の森へ(妻女山里山通信)

2016-06-25 | アウトドア・ネイチャーフォト

 梅雨の晴れ間に上杉謙信の陣城跡と伝わる陣場平へ。貝母(編笠百合)の群生地に侵入してきたノイバラとヨシの地下茎の除去もほぼ終わりました(左)。樹冠からは、ホイホイホイというサンコウチョウの鳴き声が聞こえます。しかし、実際はクロメマトイが始終まとわりついて五月蝿いこと。貝母のさく果も枯れてきて種もこぼれだしました(中)。来年はヨシの根を除去したところにもたくさん生えてくれるといいのですが。信濃柿(豆柿)も今年は豊作の様です(右)。初見以降、オオムラサキを一頭も見ていないのが気掛かりです。ゼフィルスも見ますが少ないです。やはり昨年の空中散布の影響があるのかも知れません。ネオニコチノイド農薬、グリホサート系農薬は、生物を破滅させます。しかし、世界では規制が進んでいるというのに、政府は新たに規制を緩和するという暴挙に出ました

 そこから車を走らせて茶臼山へ。地滑りで崩壊した南峰の崖(左)。茶臼山山頂へは行かず、山布施の棚田へ。途中でなんと時候坊(ハナイグチ)を発見(中)。10月のキノコが狂い咲き。虫も入っていないので採りました。棚田への途中にあるヤマアジサイが咲き始めていました(右)。

 昼は北アルプス展望台でおにぎりを。山布施の集落と青々とした棚田。北アルプスは見えませんでした。長閑な信州の里山の原風景が広がります。この展望台は友人たちが作ったのですが、本当にお気に入りです。晴れていれば白馬三山、仁科三山の北アルプスの絶景が見えます。もちろん拙書でも詳しく紹介しています。旗塚の駐車場から登れば標高差も100mもなく、歩き慣れていれば幼児でも高齢者でも登れます。もう少し北に下ると、反対側の善光寺平が一望できる展望台もあります。

 ドクダミの群生地(左)。ドクダミは十薬という極めて優れた民間薬です。葉と花を酢に漬けたものを塗ると水虫が即治ります。また乾燥させてドクダミ茶を作るといいでしょう。効能はこちらを御覧ください。ここではなく、ドクダミ茶を作ろうと庭のドクダミを摘んでいたら地蜂に刺されました。即ポイズンリムーバーで毒抜き。僅かに腫れるだけで済みました。オオスズメバチとキロスズメバチには刺されたことはありませんが。アシナガバチ、ムモンホソアシナガバチ、ジバチには、子供の頃から何度も刺されています。幸いアナフィラキシー・ショックはありませんが、やはりポイズンリムーバーは必携です。拙書でも紹介しています。
 ヤマホタルブクロ(中)。妻女山のものは既に咲き終わりました。やはり茶臼山の方が標高も高く遅いのです。山道にウツボグサの群生地があります(右)。

 棚田の上から見る虫倉山。この棚田も数年前までは稲が植えられていたのですが、耕作放棄地となってしまいました。水が張られないため、マツモムシなどの水生昆虫はいなくなりました。シオカラトンボやミナミヒメヒラタアブやルリシジミなどは、相変わらず舞っています。

 ウリカエデの翼果(左)。ヤマグリの花(中)。たくさんの虫が吸蜜に訪れ、羽音がします。ひっそりと佇む神社(右)。本殿の前に神楽殿があるこの辺りでは珍しい造りです。

 帰りに千曲市のあんずの里に寄りました。今年は例年より早く収穫が始まった様です。あちこちの農園で、あんず狩りも始まっています。

 集落の道路脇や歩道には落下したあんずがたくさん見られる場所もありました。うちの近所もそうですが、車で出る時に踏み潰さないと走れないところが各所にあります。つぶれたあんずは、甘酸っぱいあんずの実の香りを集落中にふりまきます。並木のあんずは、基本的に収穫されない様なのです。近隣の住民もあんずは腐るほどあるので採りません。もったいないですね。なんとか有効利用を考えて欲しいものです。

 信州大実やハーゴットなどの生食用のあんずは実が非常に大きく美味ですが、在来種の酸味がやや強い小振りのものも私は好きです。焼酎漬け、シロップ漬け、紫蘇巻きあんず、干しあんず、アプリコットジャム、あんずエード、あんずワイン、あんずソフト、あんずアイス、あんずタルト、どれも美味です。今回もらったあんずは焼酎漬けにしました。砂糖は入れません。
 帰りに撮影した岡地集落の上の有明山。高速道路の上の赤松が排気ガスでやられて全て枯れています。この辺りの松枯れ病の原因は、マツノマダラカミキリではなく排気ガスです。高速道路ができてから酷い松枯れが始まったと、亡くなった伯父も断言していました。

この8月11日は、初めての国民の祝日「山の日」となります。それに先立ち、7月の第4日曜日(今年は24日)が「信州山の日」で、色々な行事が行われます。私も関連でお仕事を頂きましたが、写真を使った記事や、講座・講演なども承ります。お気軽にお問い合わせ下さい。
 妻女山展望台の南にある大きな駐車場の奥には、清野氏の鞍骨城への地図や、登山ノート、拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』の見本誌とパンフレットなどが置いてあります。お問い合わせやお仕事のお申し込みは、当ブログのメッセージを送るからお願いします。

妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について。『真田丸』で訪問者が激増中。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

オオムラサキのオスを初見。子熊にも出会った模様(妻女山里山通信)

2016-06-19 | アウトドア・ネイチャーフォト

 週末の土曜日は晴れて気温も急上昇。まずは陣場平でヨシの根掘りを1時間ほど(左)。貝母の群生地は林の向こう側に広がります。林道からは見えないので、知らないと気づかずに通りすぎてしまいます。随分と緑が濃くなりました。手前のオニグルミにはたくさん実がなっています。早くもオカトラノオが咲き出しました(中)。群生地はまるで青海波の様。ヒレアザミが咲き終わり、ノアザミが咲き始めました(右)。総苞が粘るのでザトウムシや小さなハエなどがトラップにかかります。食虫植物でもないのに不思議です。

 林道で今年初のオオムラサキのオスを発見しました。昨年よりは発生が遅めですが例年並みです。今年は終齢幼虫を全く見なかったので心配していました。発生数は少ないかもしれません。約一週間後にメスも出現します。

 ニガナで吸蜜するシロチョウですが、種が特定できなかったので詳しい友人に聞いてみました(左)。スジグロシロチョウのオスではないかということですが、エゾスジグロシロチョウの可能性もあるようです。鱗粉を顕微鏡で見ないと判別不可能とか。ヤマトシジミ(中)。似ているルリシジミも舞っていました。ベニシジミ(右)。街の小川などでも見られます。他にはウラナミアカシジミも。
 帰りに千曲川の堤防上から斎場山と妻女山のパノラマを撮影。7枚の写真をフォトショップでつなげてあります。上杉謙信は、この山系全体と麓に布陣したと伝わっています。

 妻女山展望台から松代方面の眺め。拙書で紹介している山々が見られます。四阿山は、真田の修験の山で、麓の山家神社の奥宮があります。尼厳山は、東条氏の山城でしたが、真田幸隆の攻略で落城しました。こちらは3枚の写真を合成しています。いずれも三脚を使わず手持ちなので撮影にはかなり気を使います。

 翌日曜日は最初は薄日も差しましたが曇り空で、午後は雨になりました。コムラサキの花(左)。陣場平のクマノミズキも咲き始めました(中・右)。たくさんの昆虫が吸蜜に訪れます。その陣場平で、子熊らしき黒い動物が逃げていくのを目撃しました。完全には確認できなかったのですが、もしそうなら近くに母熊がいるはずなので、そそくさと山を下りました。今の季節は、山際の落下した杏の実や淡竹の筍を食べに下りてくるのです。熊も美味しいものは知っているのです。しばらくの間は注意が必要です。幼い子連れの熊は、逃げずに待って襲うことがあるからです。熊鈴も役に立たないので、彼らが逃げられるように遠くからも聞こえるホイッスルを吹くとか花火や爆竹を鳴らすなどの行為が必要です。拙書でも熊に出会った時のことを詳しく書いています。

 ハハコグサ(左・中)。麦などの栽培植物とともに来た史前帰化植物です。御形(おぎょう)と呼ばれる春の七草のひとつ。長坂峠から見る天城山(てしろやま)(右)。オオムラサキが見られるかなと思ったのですが、見られませんでした。雨が降りだしたので3時過ぎに下山しました。

 妻女山展望台の南にある大きな駐車場の奥には、清野氏の鞍骨城への地図や、登山ノート、拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』の見本誌とパンフレットなどが置いてあります。ご案内や好評のスライドを使った講座や講演、原稿依頼や写真使用など仕事のお申し込みは、当ブログのメッセージを送るからお願いします。

妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について。『真田丸』で訪問者が激増中。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

妻女山から斎場山へ、更に陣場平へ。オオムラサキの初見を求めて(妻女山里山通信)

2016-06-13 | アウトドア・ネイチャーフォト

 季節の進行が2週間ほど早いので、妻女山山系は既に夏の様相です。長坂峠から斎場山(旧妻女山)を見たところ(左)。私の斎場山への行き方の記事を見て訪れる方も増えています。斎場山の山頂は古墳(円墳)です(中)。地元で謙信の本陣跡と伝わるのはここで、現妻女山(旧赤坂山)ではありません。
 次に陣場平へ向かいます(右)。途中に大きなコナラが何本かあり、夏には樹液バーが現れ多くの昆虫が集まります。オオムラサキも来ますが、オオスズメバチも来るので要注意です。

 シモツケもあちこちで咲いています(左・中)。ホタルブクロは早くも咲き終わりました。コナラの樹下にイチヤクソウの小さな群生がありました(右)。慎ましやかな小花なので、気をつけていないと見落とします。

 上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる陣場平(左)。ギャップの中央に大きなクマノミズキがあります。クマノミズキは、月末頃咲くでしょう(中)。小さなクリーム色の小花には多くの昆虫が吸蜜に訪れます。ヒルガオが咲いていました(右)。花言葉は「優しい愛情、和やかさ」。

『甲陽軍鑑』の編者といわれる小幡景憲が、謙信の陣小屋の絵を描いています。「河中島合戦圖」(狩野文庫)リンクの23番と27番が陣場平になります
 陣場平は、私のブログや信濃毎日新聞に、私がインタープリターをした松代夢空間主催の「妻女山 花と歴史のハイキング」が掲載され、また5月2日の「斜面」でも紹介されたため、貝母(アミガサユリ)を求めて訪れる人が増えました。今年は2週間も早く咲いてしまったため、見られなかった人も多かった様です。中国から来た薬草ですが、同時に強い毒草なので球根などを決して持ち帰らないよう説明しています。毎年の開花情報は、当ブログでお伝えしています。貝母に侵入してきたノイバラとヨシの根の掘り出しは、ほぼ終わりました。梅雨明けに最終の仕上げをする予定です。非常にたちの悪い帰化植物のブタクサも、根を残すとダメなので、発見する度に抜いています。
 手前のコンクリートは、菱型基線測点といい、地球の歪みを計った地理史の重要な文化遺産です。茶臼山有旅と妻女山陣馬平の菱形基線測点。地理史の重要な文化財(妻女山里山通信)

 貝母は倒れて枯れています(左)。雨上がりに地面に染み込んだ水を吸うクジャクチョウ(中)。ウスバシロチョウは早々と姿を消し、わずかにヒメジャノメやコジャノメが舞う程度。エノキの葉に虫こぶ(虫えい・gall)のエノキハイボフシ(右)。エノキの葉は、オオムラサキの食草なのですが、今年は終齢幼虫を一匹も見ていないので心配です。昨年は14日にオスとメスを同時に見ました。結局、この週末は見られませんでした。非常に気掛かりです。

 開けて今日はまとまった雨が降りました。雨に煙る斎場山(左)。雨上がりにMTBでポタリング。満開のデルフィニウムの向こうに妻女山(中)。ヒナゲシは雨で閉じています。例年より早く杏の実が色づき始めました(右)。千曲市の杏狩りも始まるそうです。

妻女山展望台の南にある大きな駐車場の奥には、清野氏の鞍骨城への地図や、登山ノート、拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』のパンフレットなどが置いてあります。ご案内や好評のスライドを使った講座や講演、原稿依頼や写真使用など仕事のお申し込みは、当ブログのメッセージを送るからお願いします。

妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について。『真田丸』で訪問者が激増中。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 長野県シニア大学や自治体などで公表だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

カッコウの鳴く日曜日、一反の畑に大豆を蒔く。私はだだちゃ豆も(妻女山里山通信)

2016-06-07 | 男の料理・グルメ

 一反は10アールです。かなり広いです。そこに大豆を蒔きました。まず肥料を撒いてある溝をクワで埋めて行きます(左)。下がりながら山を崩し平らにしていきます。コツはリズム感と無駄な力を入れないこと。結構大変な作業です。休憩を挟んで、次に鳥に食べられないように薬品をコーティングした大豆を蒔きます(中)。ちなみに私が蒔くだだちゃ豆はこれをせずに、蒔いた後に燻炭(もみ炭)を蒔きます。これで鳥避けになります。K氏が考案してきたしゃがまずに豆を蒔ける道具(右)。アイデアは良かったのですが、漏斗の口が狭く時々豆が詰まるのが難点でした。株間30センチ、条間70センチに豆を2~3粒蒔きました。

 二人一組で、豆を巻く人、後から土をかけて踏む人と分担。時折曇りで風もありましたが、日差しが出ると暑い日でした。後方は、JR東日本の北陸新幹線としなの鉄道。その奥は、中央に富士ノ塔山、右に旭山。この日は天皇ご夫妻も見える全国植樹祭の日だったので、ヘリコプターも結構飛んでいました。近隣の茶臼山も賑やかだったでしょう。

 昼は昔豚舎だった長屋で(左)。S氏が色々準備(中)。私が持って行った淡竹とS氏が用意してくれた鯖の水煮缶詰で味噌汁を作ってくれました(右)。この季節の定番料理です。馬鹿旨でした。鯖の水煮缶詰は、セシウムや放射性物質が検出されています。S氏が吟味して伊藤食品のものを用意してくれました。ただ検査済みとはいえ過食、常食は避けましょう。サケの缶詰からも検出されています。要注意。特に東京湾や太平洋沿岸は汚染されています。情報収集を。
 K氏が自家製の米でおにぎりをたくさん作ってきてくれました。それに私が持参した自家製の縮緬山椒と2年ものの唐辛子の醤油麹漬け。山蕗の煮物など。ゆっくりと昼餉の時間が過ぎて行きました。

 下はしなの鉄道やJR東日本のワイドビューしなのなどが通ります(左)。上は北陸新幹線(中)。作業もやっと終わりが見えてきました(右)。大豆やらを準備したK氏によると、約300キロの収穫を想定しているそうです。味噌、醤油、納豆、豆腐、お醤油豆、色々できますね。秋も色々駆りだされそうです。
 翌日、私は240粒のだだちゃ豆を蒔きました。枝豆はやはりこれに限ります。炊き込みご飯にしても、かき揚げにしても香ばしくて非常に美味です。梅雨入りした様なので、丸オクラ、ゴーヤ、モロヘイヤ、バジル、サラダ菜、二十日大根も蒔きます。最初のズッキーニとミニかぼちゃも大きくなって来ました。一度に蒔くと食べきれないので、ズッキーニは4回ぐらいに分けて蒔きます。

 後日、陣場平へ撮影のついでに1時間だけヨシの根の掘り出し作業(左)。大変な重労働なので、ひとりでやる場合は1時間が限度です。梅雨明け頃に皆を集めて徹底的にやる予定です。例年なら6月下旬に咲くシモツケが咲いていました(中・右)。シモツケは木本ですが、草本のシモツケソウもあります。これだけ季節の進行が早いと、オオムラサキも出現するのではと観察しましたが発見できませんでした。

 そういえば妻女山 花と歴史のハイキングに参加されて、昼食時に話しかけてくれた女性ですが、怖くてひとりでは登れないと言っていました。里山リテラシーがないと、恐怖心が先に立つのは当然です。これから登ろうという人には、必ず話しかけてその有無を訪ねます。先日も不案内なトレランの女性に拙書を見せて説明しました。先のアディダスのパーカーを着た女性も、前もってメールをいただければ案内できます。既に100人以上は案内していると思います。里山は枝道や獣道が多く迷い易いのです。いずれ里山リテラシーを鍛える講座もしたいですね。

 妻女山展望台の南にある大きな駐車場の奥には、清野氏の鞍骨城への地図や、登山ノート、拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』のパンフレットなどが置いてあります。ご案内や好評のスライドを使った講座や講演、原稿依頼や写真使用など仕事のお申し込みは、当ブログのメッセージを送るからお願いします。

妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について。『真田丸』で訪問者が激増中。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 長野県シニア大学や自治体などで公表だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ゼフィルスの季節。ホトトギスとカッコウが鳴く陣場平で撮影と里山保全。松代城へも(妻女山里山通信)

2016-06-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 信州の3月から5月にかけては非常に気温が高かった様です。季節が2週間早く進みました。それがこの一週間ほどはまるで冬型の様な気圧配置で、北海道では降雪もあったとか。菅平ではなんとマイナス1.9度。そして九州四国は梅雨入り。なんだかよく分からない気象状況です。NASAは最大の猛暑になると警告しています。季節柄仕方がないのですが、里山保全や畑仕事、原稿執筆や企画で少し過労気味です。やれやれ。

 ホトトギスやカッコウが鳴く森で、ヒメウラナミジャノメが舞い始めました(左)。活性が高くなかなかいいカットを撮影させてくれません。シロツメクサで吸蜜するセイヨウミツバチ(中)。以前はニホンミツバチも見られたのですが、千曲市による松枯れ病のネオニコ空中散布で全く見られなくなりました。今年は中止というので復活するでしょうか。コミスジ(右)。人の気配に敏感で、これもなかなか撮影に手こずる蝶です。

 陣場平のヨシの根掘りも完全ではないですがほぼ終了しました(左)。元々畑だったところなので、周囲と土質が全く違います。貝母の種を蒔いてみました。その陣場平の真ん中に立つクマノミズキ(中)。クマノミズキの花芽も少しずつ大きくなってきました(右)。クリーム色の小花はたくさんの昆虫が吸蜜に訪れます。

 ウスバシロチョウも今年は4月に出現(左)。交尾も終えてもうほとんどが姿を消しました。やはり例年より2週間ほど早いですね。ウラゴマダラシジミがいました(中・右)。2012年以来の撮影です。ネオニコ農薬の空中散布で姿を消していました。嬉しいことですが、2012年に比べると十数種類いたのが数も種類も激減しました。元に戻るのにはいったい何年掛かるのでしょう。千曲市や坂城町の行ったことは、まさに自然破壊の犯罪的行為です。更に今年、千曲市は中止する様ですが坂城町は実施。猛毒の枯れ葉剤を撒くという愚行を犯すそうです。ネオニコチノイド系農薬、グリホサート系農薬は神経毒です。ベトナム戦争の枯れ葉剤と成分は同じ。生物の中枢神経を壊します。水溶性なので野菜の内部に入り、洗っても落ちません。残留性が高く、癌、奇形、鬱病、多動性障害、脳の発達障害などを引き起こします。これはもう農薬ではなく農毒であると金沢大学の教授も言っています。

 ルリシジミ(左)。翅の表が水色の美しいゼフィルス。これは暗くてよく分からないのですが、おそらくマガリケムシヒキのメスがシリアゲの一種(未同定)を捕獲して体液を吸っているところ(中)。蝶やコガネムシも捕獲します。オオムラサキの幼虫の食樹であるエノキにできるエノキハイボフシ(右)。フジダニの一種がエノキの葉に形成する虫こぶで、ダニの生育場所となります。

 久しぶりに亡き山仲間だったKさんのログハウスで休憩しました。緑濃くなった千曲川の河川敷と西山。その向こうに北アルプスの鹿島槍ヶ岳がそびえています。今年は北アルプスの雪が消えるのが早いですね。耳を澄ますとあちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきます。五感を集中させると、自然に溶け込むような感覚を覚えることがあります。そんな時はやってくる野生動物もこちらの存在に気がつかないということもあります。嫌いな人も多いので載せませんが、今日はアオダイショウの交尾を撮影観察することができました。
 この日はオフロードバイクで来た青年とログハウスで色々話しました。ボランティアで福島へ行くと鼻血が出たり体調不良になるとか、ネオニコチノイド農薬の話とか、拙書を見せて走れる林道の話とか。私は長年、編集アートディレクターをしていた仕事柄、性別年齢国籍人種を問わずにフレンドリーに話しをすることができます。

 そんなある日、所用のついでに松代城へ。『真田丸』で訪れる人も増えた様です。太鼓門前橋から左に真田幸隆に攻略された東条氏の尼巌城跡のある尼巌山と右に東山城跡(清滝城跡)のある奇妙山(左)。いずれも拙書で紹介しています。太鼓門(中)。櫓台から見る斎場山(旧妻女山で電柱の向こうの丸い山)(右)。
 ここが謙信の本陣と伝わる山頂で、円墳があります。現在の妻女山は、往古は赤坂山といい本来の妻女山の支脈の尾根の肩です。ここからは長い尾根の上に山頂がある様にみえますが、実際は尾根の400m向こうにあります。現妻女山にある長野市の看板にはそのことが書かれていないため、赤坂山を謙信本陣と誤解して帰っていく方が多いのが残念です。時間があればボランティアで説明していますが。皆さん本当に驚かれます。この日は櫓台で菅平から訪問の女性二人に声をかけられたので、斎場山のことを説明しました。

 妻女山展望台に戻って松代方面の眺め。妻女山展望台の南にある大きな駐車場の奥には、清野氏の鞍骨城への地図や、登山ノート、拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』のパンフレットなどが置いてあります。ご案内や講座や講演、原稿依頼や写真使用など仕事のお申し込みは、当ブログのメッセージを送るからお願いします。

妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について。『真田丸』で訪問者が激増中。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 長野県シニア大学や自治体などで公表だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

貝母が枯れた陣場平で里山保全作業。花と蝶とハナアブと(妻女山里山通信)

2016-05-29 | アウトドア・ネイチャーフォト
 前回のヨシの除去作業の仕上げとして集まったのですが、突然の知らせだったのでメンバーは3人だけとなりました。前回にクワで掘り返してあるので作業は楽かなと思ったのですが、さにあらず。26日から27日にかけての雨で、新芽が続々と出ていました。まあそれが地下茎がある印なのでそこを掘ればいいのですが、地上には出ていない芽もあり、結局全部掘り返さないといけないわけです。暑いし重労働でした。以前出会った千曲市の野草の愛好家の人達が訪れてくれて、ニラのおやきとオレンジを振る舞ってくれました。ありがとうございました。

 その人達にも話した林道入口の不明な花が2株。黄色いアザミ? 左2枚は同じものです。右はすぐ近くにあった別の似た花。帰って調べて判明しました。ノゲシの様です。ヨーロッパ原産で、世界中に帰化植物として分布しているそうです。しかし、左と右では微妙に違います。左はオニノゲシに近いですね。畑作とともに帰化した史前帰化植物で、若葉は食用になるそうです。平安時代の「本草和名」や「倭名類聚抄」に「苦菜」として出てくるのですが、和歌などには詠まれていない様です。

 スイカズラ(吸葛)の花(左)。白花と黄色の花がありますが、白色の花が受粉すると黄色に変わるそうです。生薬名で金銀花といい、解毒、解熱作用があるそうです。甘い香りの花は忍冬酒という果実酒になるとか。ヤマホタルブクロも咲きました(中)。例年なら6月の花です。桐の花が落ち始めました(右)。そこら中に甘い香りが充満しています。

 妻女山へ車を走らせると地面からプチプチと音がします。ソメイヨシノやヤマザクラのさくらんぼが潰れる音です。これはたぶんソメイヨシノ(左)。唱歌「夏は来ぬ」で卯の花と歌われるウツギも咲きました(中)。先日はカッコウとホトトギスが鳴いていました。
~夏は来ぬ~NHK東京放送児童合唱団

 右はノイバラの花。以前の記事で、「童は見たり野中のバラ」という記事を書きましたが、一番は清らかですが、二番三番はなかなか意味深で激しい歌詞です。

 クサフジで吸蜜するツマグロヒョウモンのオス。クサフジは蜜の量が少ないので、すぐ飛び立ってしまうため非常に撮影に苦労しました。できればメスも出現して欲しいものです。

 ツマグロヒョウモン(左)。体の大きさと翅のあまりの小ささから航空力学的に飛べないといわれてきたクマバチ(中)。羽音が大きく近くに来ると驚きますが、刺すことはめったにありません。ハルジオンで吸蜜するミナミヒメヒラタアブかと思ったのですが、(右)。体長が8ミリなさそうなので、ホソヒメヒラタアブの様です。小さすぎてまず発見するのが至難の業です。尾部についているのはタカラダニでしょうか。セミにつくことが多いのですが、こんな小さなアブについているのは初めて見ました。希少なカットです。このタカラダニはまだ小さく0.5ミリぐらい。メスしかみつからないので単為生殖するといわれています。花粉を食べるともいわれていますが、セミやハナアブにつくのはどういう理由があるのでしょう。その生態はあまり分かっていない様です。

 ヒョウモンチョウの一種なんですが、メスグロヒョウモンのオスでしょうか(左・中)。仲間の蝶の専門家に聞いてみようと思います。ツマグロヒョウモンのオスと壮絶な縄張り争いをしていました。イボタノキで盛んに吸蜜。これはヒラタアブの仲間なんですが、複眼が離れているのでホソヒラタアブのメスでしょうか(右)。

 夏の香りがする陣場平。手前は菱型基線測点。右向こうに掘り出したヨシの山が見えます。暑い日でしたが、湿度が低いので日陰に入ると気持ちのいい日でした。こういう場所で鳥の声や虫の声を聞いていると心が鎮まります。じっとしていると野生動物が現れることもあります。ニホンカモシカやヤマドリ、ノウサギやタヌキ、キツネなどなど。上空をトビが旋回していました。

 貝母は枯れ始めています(左)。実のつかない球根が小さなものから枯れます。実がつくものは球根が大きいので最後に枯れます。今年は実を採取して、ヨシの根を掘り出したところに蒔いてみようと計画しています。ヨシの根を掘り出す作業は本当に重労働でした。江戸時代にヨシ原を開梱して新田を作るという時はこんなだったのでしょうね。先人の苦労が偲ばれます。今回は最も根が多い箇所をやりました。まだ半分が残っています。
 ミヤマウグイスカグラの赤い実(右)。甘くて美味しいのですが、たくさん採って冷やした方が旨いですね。昔はナツグミや桑の実と共に、田舎の子供のおやつでした。

 午後2時に作業を終えて下山。妻女山展望台へ行くと、信濃毎日新聞に載った私の記事を2枚持っている車3台でいらした年配の方々が大勢いました。その記事は私が案内しましたと言ってガイドをしました。喜んでいただけた様です。もう100人以上にガイドをしていると思います。晴れの日はいつも里山保全と撮影で妻女山のどこかにいます。会いたいな会えるかなという方もいらしゃるので、メッセージを送るからご連絡いただければ、都合が合えばご案内もできるかもです。妻女山 花と歴史のハイキングに来られた赤坂山で出会った方も、一人で鞍骨山まで行かれないのであれば、スケジュールが合えばご案内できますよ。それにしても全国から訪れるようになりました。今日も福島から来た方を斎場山に案内しました。
 展望台からの景色はすっかり夏色に染まりました。麓では、長芋の種芋の植え付けが盛んに行われています。それにしても今日は疲れました。
 6月5日に「全国植樹祭ながの2016」が開催されます。植樹なので植林地の話が主なのですが、里山の保全や豊かな自然に多大な貢献をしているのは、むしろ広葉樹林や混合林です。そんな里山の豊かな自然の共生関係や共進化の話を面白いエピソードと共に書籍化したいと企画中です。ビジュアルも文章も、たぶん今までにはなかった本になると思います。

妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について。『真田丸』で訪問者が激増中。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 長野県シニア大学や自治体などで公表だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ウスバシロチョウとアオバセセリが舞う陣場平で里山保全作業と撮影(妻女山里山通信)

2016-05-22 | アウトドア・ネイチャーフォト

 拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』でも紹介している妻女山奥の陣場平の貝母は、松代夢空間主催の「妻女山 花と歴史のハイキング」が行われた4月27日が最後の見頃で、28日の雨と突風で散ってしまいました。現在はご覧の様に枯れ始めています(左)。右下に土が見えますが、ヨシがはびこり貝母にかなり侵入してきたので、妻女山里山デザイン・プロジェクトの面々を集めて5月8日に除去作業を行いました(中)。除去したヨシとその根っこを積み上げると小山ができました(右)。
 その後何度も地下茎の除去作業に撮影がてら行っているのですが。太い根だと10センチもあれば芽が出ることが分かりました。つまりみな掘り出さないとダメなわけです。結局、ザルで20杯分以上を掘り出したでしょうか。このところ、10時頃から昼まで除去作業をし、休憩の後で撮影。2時半には妻女山駐車場で撮影の日々。それを2週間近くやって体力の限界を感じています。ヨシは本当に手強いです。

 枯れてきた貝母ですが、これはたくさん実がついています。球根も相当大きいのでしょう(左)。種が入っているさく果の中心がかなり膨らんできました(中)。弾ける頃に採取してヨシを除去した場所に蒔いてみようと思っています。実に艶があるヤブヘビイチゴの赤い実(右)。ヘビイチゴは艶がありません。どちらも無味無臭で美味しくはありません。もちろん蛇も食べませんが、薬草です。

 花粉まみれになりながらヒレアザミで吸蜜するウスバシロチョウ。氷河期の生き残りといわれます。シェルランプの様な、はたまたステンドグラスの様な透けた翅が美しい。翔び方は不器用で、ヒラヒラ舞うというよりも、パタパタ舞ってスーッと滑空する様な舞い方をします。今年は2週間も早く出現しました。
 よく見ると尾部に交尾を終えた後にオスによってつけられる交尾板(受胎嚢)が見えます。交尾したオスが、メスがもう交尾できないように、分泌物の粘液でできた殻をメスの腹部につけるのです。言わば貞操帯。つまり、このメスは既に交尾が済んでいるということです。

 アマドコロの花が咲き始めました(左)。根は黄精といって強壮剤。毎夜の交合を記していた小林一茶が黄精酒を愛飲していたのは有名です。イボタノキの花も咲き出しました(中)。林道脇に生えることが多いので、除草で刈られてしまうこともあるのですが、シジミチョウの食草なので場合によっては何百という卵が死滅してしまいます。行政は業者に委託する時に、こういうところにも気を配って欲しいものです。ウバユリの葉もかなり大きくなりました(右)。夏に咲く白く長いユリの花は魅惑的です。

 アオバセセリを始めて撮影しました。ハルジオンで忙しなく吸蜜しています。留まっている時間がかなり短いので、撮影には苦労しました。ハルゼミとエゾハルゼミの鳴き声がクレッシェンド、デクレッシェンドで森に響きます。クロメマトイが五月蝿いので、ゴーグルは必須です。カッコウが鳴き始めました。遠くからはアオバズクの恋歌も聞こえます。下界は28度でしたが、山上は爽風もあって26度ぐらいで快適でした。里山に来ませんか。

 山椒の実も例年より早く成り出しました。たくさん摘んで縮緬山椒を作ります。私のレシピは一回しか茹でこぼさないのでかなり強烈です。そのため、ジャコではなく苦味のあるコウナゴを使います。現在はレシピより更に薄味にしています。
 帰りに「妻女山 花と歴史のハイキング」でも皆さんをお連れした猪のヌタ場(泥浴び場)へ(中)。かなり水量は豊富です。昨夜浴びた足跡はありませんでした。やはり案内した斎場山へ(右)。旧妻女山で、ここが地元で謙信の本陣と伝わる場所です。現在の妻女山は、本来は赤坂山といい斎場山の尾根の肩です。

 妻女山展望台から、松代城(海津城)方面と根子岳、四阿山の眺め。長野市の方にも言いましたが、左の案内図が間違いだらけで、どうにもなりません。下の説明や招魂社の説明にも、謙信本陣はここではなく、更に100m高い斎場山であるという説明がないため、たまたま私のガイドを聞いた人や、私のサイトを見てきた人以外は、皆誤解したまま帰ってしまうことになります。これは由々しき問題です。原因は、国土地理院が赤坂山に三角点を置いた時に、妻女山の名称を勝手に下ろしてしまったからなのですが。現妻女山は、すでに知られているので、本来の妻女山を本名の斎場山と呼ぼうと拙書やブログ、ホームページで啓蒙しています。
 疲れきって帰った後はシャワーを浴びてまずビール。その後畑で作っているカモミールでアイスティー。ドクダミも乾燥してドクダミ茶に、ドクダミは十薬といって優れもの。全草をちぎって酢に漬けて茶色くなった液を足に塗ると、水虫が完治します。足の臭いも取れます。ワキ臭や加齢臭にも効果あり。売薬など買う必要がありません。

 妻女山里山デザイン・プロジェクト(妻女山SDP)は、様々な分野の専門家の集まりになりつつあります。長野県政への提言もできる里山をフィールドとするシンクタンク(政策立案・政策提言する研究機関)になれると思っています。目指すところはそこでしょうか。大企業のシンクタンクは、詰まる所自社への利益誘導が目的で、よく発表される経済効果など全く信用に足らないものですが、我々は金を生み出す植林地だけではなく、里山の生物の多様性を担保する広葉樹林や混合林を特に保全、観察の対象としていくつもりです。

「妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。

にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

全国植樹祭2016が行われる茶臼山自然植物園と静かに佇む棚田へ(妻女山里山通信)

2016-05-15 | アウトドア・ネイチャーフォト
 全国植樹祭ながの2016が茶臼山自然植物園でも行われるということで、昨年から園内の大改造が行われています。6月5日に植樹などの行事が行われるようです。久しぶりに茶臼山へと週末の2日の午前中のみ撮影に出かけました。といっても私が向かうのはまず植物園とは反対側の青池方面の棚田です。こちらの方が日本の里山の原風景が残っていて生態系も豊かなのです。

 崩壊してしまった茶臼山の南峰(左)。この空間に山頂があったのです。山城と古墳の遺構があったといいます。北アルプス展望台(中)。北アルプスの稜線は雲の中でした。ハルゼミ、エゾハルゼミの鳴き声が森に響きます。虫倉山が見える棚田(右)。拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』でもこのコースを破線で紹介していますが、日本の里山の原風景が堪能できるコースです。シオカラトンボが舞っていました。
 茶臼山で二人の山ガールに出会いました。どういうコースを歩くのか必ず聞きます。そして地図は持っているかも。イラストでした。それで迷ったことはないですかと聞いたら迷いましたと。イラストは楽しいけれど地形図の代わりにはなりませんよと。迷った時に全く役に立ちませんと。ベテランの人は分かっているのですが、初心者ほどそれが分からず遭難騒ぎになるのです。また、女性は歩きながらのお喋りに夢中になり、間違った枝道に入ってしまうこともあります。やはり地形図や、拙書の様な地形図にコースが記載された本を携帯すべきです。
 彼女達には、拙書を見せましたが、「わあ、綺麗!」と。それは有り難いのですが、拙書の地形図とコンパスを使うやり方を教えてあげました。実は北アルプスより奥多摩や丹沢で遭難する人の方がずっと多いのです。里山でも10mどころか100mの崖もあります。エベレストにも登ったベテランのクライマーが、冬の里山で遭難死した例もあります。読図力も鍛えましょう。

 キンポウゲ科の黄色い花の同定は難しいんです。これはウマノアシガタでしょうか(左・中)。こちらのキンポウゲの仲間で見ても同定はかなり難しそうです。葉や茎に苦味のあるニガナ(苦菜)ですが、これは頭花が多いのでハナニガナ。

 変種のシロバナニガナ(左)。数株だけ咲いていました。アカネ科のクルマバソウ(車葉草)。小さな花なので見落としがちな野草です。最深部の耕作放棄地の田んぼの畦道に蕨(ワラビ)がたくさん出ていました(右)。こんなところに来る人はいません。採ったら袋がいっぱいになりました。重曹と苦汁を入れて茹でこぼして冷蔵しました。

 茶臼山自然植物園の最上部。ここまで登って来る人は僅かです。綺麗なトイレもあります。ウスバシロチョウやツバメシジミ、ベニシジミが舞っていました。出会った人には拙書を見せてパンフレットも渡しました。ここからすぐに茶臼山へ行けることを知らない人が多いのは残念です。中央に見える濃い緑の丸い山が茶臼山の山頂です。写真左のトイレを右手に歩くとゲートがあります。そこを出て左へ登ると、すぐに右へ茶臼山への標識があります。そこから山頂までは10分ほど。山頂へ行く前にまっすぐ進むと左に北アルプス展望台があります。

 ツツジの向こうに見えるのが茶臼山の山頂です。ここからは15~20分ほどで登れます。歩き慣れていれば幼児でも大丈夫。子育ては小さい頃から歩かせておくことが大事です。野生動物は歯がなくなったり歩けなくなったら死にます。それが自然の摂理です。歩きましょう。山登りはインナーマッスル(大腰筋)も鍛えます。

 茶臼山自然植物園のヤマフジのプロムナード(左・中)。訪れたご婦人も言っていましたが、例年なら満開の見頃なのですが、散り始めていました。園芸種のヤマオダマキ(右)。私は慎ましやかな野生種が好きです。NASAが、今年の夏は今までにない猛暑になるかもしれないと警告しています。異常気象は続くのでしょうか。

 全国植樹祭2016のために園内は新たな遊歩道や花壇ができて様変わりしました。なんか人工的過ぎる。色んな木が切られて残念という人にも複数出会いました。この下にスミナガシの舞う森があるのですが、それは大丈夫なのでしょうか。少し心配です。オオムラサキの繁殖飼育を始めたようなんですが。他の蝶、ゼフィルスにも気を配って欲しいものです。茶臼山は自然が豊かな里山ですから。

 午後は2日とも妻女山の陣場平の貝母の保護のためにヨシの芽切りに行きました。大変な作業です。真田丸で訪問者も増えているので、展望台のある妻女山は謙信の本陣ではなく、更に100m高い円墳のある斎場山が地元では謙信の本陣と伝承されているところですと、時間があればボランティアで説明もしています。長野市の設置した絵図や看板にはその表記がないので、知らない人は誤解したまま帰ってしまうのです。これは由々しき問題です。展望台のあるところは地元では赤坂山といい、妻女山は往古は斎場山といい、山頂は古代科野国の円墳です。拙書ではそのことを詳しく説明しています。
 写真は妻女山展望台から松代城(海津城)方面の眺め。奥に根子岳(左)と真田の山家神社奥宮がある四阿山(右)が見えます。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。

にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

■『国分寺・国立70Sグラフィティ』村上春樹さんの国分寺「ピーター・キャット」の想い出。はてなブログに移動しました。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

今回の妻女山SDPは陣場平のヨシの根の除去。重労働でした(妻女山里山通信)

2016-05-09 | アウトドア・ネイチャーフォト
 5月2日の信濃毎日新聞の一面下の「斜面」でも紹介していただいた陣場平の貝母(編笠百合)ですが、ノイバラとヨシが急速に増えだしてしまいました。4月2日にノイバラの除去をしたのですが、ヨシはほぼ手付かずでした。8日の妻女山SDPは、そのヨシの根を掘り出してしまおうという作戦でしたが、これがとんでもない重労働でした。

 まずN氏制作の登山者ノートボックスを妻女山駐車場の最奥に設置しました(左)。これは登山届ではありません。斎場山や鞍骨山への登山道の状況や動植物や人との遭遇、感想や要望を書いていただくためのものです。お気軽に書いてください。どんな些細な情報でもあなただけが見た貴重な情報なのです。
 作業の二人を残して我々は陣場平へ(中)。ヤマグワやクワ、スコップなどでヨシの根を掘り出します。地面が固いところも多く、根も絡み合って非常にきつい作業でした(右)。掘り出した根は集めて山にしました。高さ1メートル以上の小山ができました。しかし、完全な除去は不可能で、後日芽切りに何度も来なければなりません。あちこちにブタクサが生え出して、これも除去しないといけません。突風での倒木処理や落枝の処理もしました。里山保全は本当に大変です。

 2時間半格闘し、やっと昼餉(左)。まずノンアルコールビールで乾杯。重労働過ぎて、みんないつもより口数が少なめ。私は山蕗の煮付け、コシアブラの卵焼き、蕨のお浸し、自家製の大根の酢辛子漬けととろろを持参(中)。今回はK氏が育てたイガチクオレゴンと夢ちからをブレンドした手打ちうどんがメインです(右)。色も漂白された白ではなく、薄い栗色。ツユはS氏のお手製。さらに胡桃のペーストも作ってきてくれました。これらを入れて食べましたが、絶品でした。こんなうどん他ではお金を出しても食べられません。

 K氏が持ってきたベーコンも焼きます。(左)。T氏のアスパラも茹でました。うどんは1.5キロを3回に分けて茹でましたが、少々食べ過ぎました。今回の作業道具(中)。重労働過ぎて腰痛が取れません。N氏が作った立派過ぎる登山者ノートの箱も設置しました(右)。我々は疲れ果てて2時過ぎにはお開きにしましたが、その後訪れた女性二人がいたようで最初の書き込みがありました。拙書のパンフレットも置いていますのでご自由にお持ち下さい。
 晴れの日は、11時前後から午後3時ぐらいまで、妻女山山系で撮影や陣場平の芽切りなどをしています。出会ったらお気軽に声を掛けてください。

 陣場平の貝母は結実し、下から黄色く枯れ始めました(左)。今年は種を採取して、ノイバラとヨシを除去したところに蒔いてみようかと思います。貝母の実(中)。果(さくか)といって、最後は割れて種が飛び散ります。その時に東風が吹くことが多いので西へ増えて行くのです。貝母は薬草ですが、かなり強い毒草です。球根はラッキョとよく似ています。最近も毒草を間違えて食べた事故がニュースになりました。死亡事故もありました。決して持ち帰らないでください。
 6日には小3、4年生の遠足に出会ったのですが、追い越しざまに毒草のクサノオウを触った子を見たので、先生に知らせました。拙書を見せると何かお話して下さいと突然のお願い。拙書を見せながら毒草やオオムラサキ、スズメバチや毒キノコの話などを10分ほどしました。結構キャッチーな質問をしてくれる男の子もいて、皆目をキラキラさせて聞いてくれてとても可愛かったです。
 氷河期の生き残りといわれるウスバシロチョウも例年より早く、4月中に舞い始めました(右)。シナノタンポポで吸蜜中。

 あちこちでギンランも咲いています。小さいので見落とすことが多い花です。里山が藪だらけになると絶滅する種です。菌根菌と共生関係をもつ植物なので、持ち帰っても育ちません。環境省の絶滅危惧II類(VU)です。これも決して持ち帰らないでください。

 蕾のように見えますが、これで満開(左)。フデリンドウ(中)。これも小さいので見落とす方が多いでしょう。私も出会ったご婦人に教えていただきました。ツクバネウツギ(右)。和紙の様な質感の可愛い花です。

 ヤマツツジも例年よりかなり早く満開になりました(左)。ホタルカズラも満開です(中)。苔の花。先端には胞子嚢(右)。

 天狗の団扇の様なハリギリの葉(左)。若芽は山菜ですが、今年は一気に開いてしまいました。ウバユリの艷やかな葉(中)。山菜ですが芽が出てから開花するまで7年ぐらいかかるので私は採りません。以前一枚だけとってお浸しにしましたが、そう美味しくもなかったから採らないというのもあります。歩いていると枯葉の上をカサカサと逃げていくニホンカナヘビ(右)。
 里山を見るときに、蝶とかある特定の生物だけを見るのではなく、共生関係とか相互連関とか、歴史や地理史なども含めて見るのが私のスタイルです。目指すのは、ホール・マウンテン・カタログという様なものなのです。そういう姿勢により、里山の全貌が見えてくるのです。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。

にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

子檀嶺岳 花と歴史のトレッキング(妻女山里山通信)

2016-05-02 | アウトドア・ネイチャーフォト
 1日に拙書の表紙にもなっている信州青木村の子檀嶺岳に登りました。山頂は里宮三社の奥宮があり、また真田の山城跡でもあります。上田から見ると烏帽子の形に、道の駅あおきから見ると崖がそそり立つ奇っ怪な台形の形に見え、一見するとどこからどう登るのだろうと思える山です。

 今回は車を二台用意し、村松西洞コースを登り、当郷管社コースを下ります。ゲートを明けて入るとすぐに駐車場(左)。ゲートに車で入ってはいけないと思う方が多く、これはゲートに表示が必要と思います。143号からの曲がり角にも子檀嶺岳登山口への表示が必要です。林道を登り登山道へ。フデリンドウが咲いていました(中)。更に登るとヒトリシズカの群生地が(右)。ヒトリシズカといいますが、大勢で賑やかに咲く花です。

 仏岩の手前で山頂が見えます。荒々しい崖と春紅葉も目立つ新緑が目を惹きます。

 仏岩(左)。ここから厳しい急登が始まります。一応細かくつづら折れにはなっていますが、かなりの急登(中)。滑りやすいのでゆっくりと確実に登ります。キジムシロがちらほら散見されます(右)。春に咲くバラ科の黄色い花は同定が難しいのですが、前日に陣場平で出会った千曲市の植物を研究している団体の方から、見分け方を教わりました。でも難しい。

 尾根から143号の谷を挟んで向かいに十観山。その左奥は御鷹山。

 尾根の肩に乗ったところで小休止(左)。左下に下山地の当郷が見えます。赤松の急登をこなして山頂の稜線に乗り、右へ辿ると奥宮がある山頂が見えます(中)。山頂には里宮三社の奥宮がありますが、結構狭いです。南面は高い崖なので転落に注意(右)。

 麓に伸びる何本もの尾根。向かいには夫神山。左奥には独鈷山。右奥に霞むのは美ヶ原。霞んでいるのは黄砂のせいでしょう。四阿山や浅間山、白馬三山もこの日は見えませんでした。山頂で昼餉の宴。私はコシアブラの卵焼きなどを持参。拉麺にビーフシチューなどと、ちょっと食べ過ぎました。基本、私は一日2食しか食べません。肉は少なめで野菜や発酵食品が中心です。炭水化物も少なめ、砂糖はほとんど摂りません。在京時代は20キロも太っていましたが、ブックスダイエットで痩せて現在は56キロをキープしています。

 葉の形からたぶんジロボウエンゴサク(左)。あちこちに咲いていました。殆どが散っていたミヤマエンレイソウ。シロバナエンレイソウともいいます(中)。これが分かりません。赤斑の結構大きな葉です。なんでしょう。花が咲けば同定もし易いのですが。分かる方おられますでしょうか。

 登山道を横切って結構広い旧道が残っています(左)。おそらく修那羅峠辺りから来る牛馬道でしょう。ウスバサイシン(中)。葉の下に咲くウスバサイシンの花(右)。ヒメギフチョウの食草です。

 イタドリ(左)。仲間がかじっていましたが、かなり酸っぱい味です。シュウ酸が多いのでご用心。昔、調布の野川をサイクリングしていたら、前から来たご婦人がこれをかじりながら散歩していたので仰天したことがあります。バッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)は既に結実していました。オケラの新芽(右)。山で旨いはオケラにトトキといわれる山菜です。

 石畳公園の岩に彫り物が(左)。公共とか山とか書かれていますが、判読できません。何が書いてあるのでしょう。
その畳石公園の板状節理(中)。溶岩ダイクですね。当郷の駐車場には、大きなウワミズザクラが見事に咲いていました(右)。
当郷管社コースの登山者休憩所があるT字路の角に新しく駐車場ができました。ここの方が駐車し易いです。

 下山後は大法寺の国宝三重塔、通称見返りの塔に寄りました。鎌倉時代の塩田平の栄華を今に残す名塔です。詳細については拙書でも詳しく書いています。その後、半過岩鼻の絶滅危惧種のモイワナズナを見に行きましたが、やはり今春は季節が早く、例年なら今頃が見頃なんですが、既に残花でほとんどが結実していました。
 今朝の信濃毎日新聞の一面の「斜面」で、私と陣場平の貝母の記事が載りました。先日電話取材を受けたのですが、まさか信毎の論説委員の方をご案内していたとは思いませんでした。現在は結実し解けていく段階です。記事を見て訪れてくれた人達がいましたが、薬草ですが強い毒草なので決して持ち帰らないでくださいと念を押しました。
 ここのところ、山菜での事故がニュースでいくつも流れていますが、「やはり野に置け蓮華草」、野草は毒草がほとんどです。安易に庭に植えてはいけません。自分は分かっていても、亡くなった後、それが伝達されて行くか考えると危険すぎます。野草は山で楽しみましょう。
 世間は大型連休ですが、私は妻女山山系の撮影や里山保全、雨の日は企画の立案やらブログ更新などで休みなしです。『真田丸』でハイカーや歴女、山城マニアも増えています。出会った方には必ず声をかけますので、なんでも聞いて下さい。左上のメッセージを送るからのメールでのお問い合わせにも、できるだけ迅速に返答する様に心がけています。ぜひ里山の素晴らしさを体験してください。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。松代の観光案内所、まち歩きセンターでも販売しています。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。

にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント
この記事をはてなブックマークに追加