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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

北アルプス国際芸術祭2017 Japan Alps Art Festival 超絶オススメ!(妻女山里山通信)

2017-07-20 | 展覧会・イベント・コンサート
 三連休の中日は、信濃大町で開催中の北アルプス国際芸術祭 〜信濃大町 食とアートの廻廊〜】を、ほぼ一日がかりで回りました。芸術祭メインテーマは、「水、木、土、空。」。範囲がもの凄く広いので、観たい作品を厳選して、効率よく回ることが必要です。10時からとあったので、長男の勧めで、まず栂池高原の対岸の重要伝統的建造物保存地区の白馬村青鬼(あおに)集落へ行きました。いやこれがまた…。

(左)朝から雨が降ったりやんだり。前日登った栂池自然園も雨雲の中。(中)中部電力姫川第二ダム。1935年(昭和10年)運用開始。撮影は青鬼へ向かう通い橋から。(右)通い橋から見る大糸線の鉄橋。左に古い鉄橋のコンクリートの円柱が見えます。通い橋のダム側には古い吊橋のコンクリートの枠が残っています。青鬼地区へは、ここから山道をくねくねと登っていきます。

(左)観光客用の駐車場に停めて協力金を払い、まず青鬼神社へ。長い石段を登って到着。御神体は善鬼大明神(御善鬼様)平城天皇の大同元年(806年)岩戸山山腹の岩屋に奥の院として祀られ、毎年旧暦8月11日が吉例の祭日。その後、安政2年(968年)現在地に前宮として創立。明治19年、氏子の要望で青鬼神社に改名。明治15年火災で消失後に再建。毎年9月21日に例祭。(神社案内より)右の赤い屋根は諏訪社。(中)神社の下、集落の中にあるお善鬼の館。朝なので我々だけかと思ったら、次々と人が訪れてきました。(右)館の中にはツバメの巣があり、雛は巣立ったようですが、つがいが囲炉裏の上にいました。出られるように戸は開けておいてとの張り紙。床が糞だらけなのには参りましたが、オスの方かな、近づいても逃げません。悠然としています。農具や調度品も見もの。

 そこから、まず木崎湖南岸にあるインフォメーションセンターへ。作品鑑賞パスポート(2500円)を購入。地図もいただきました。最初に訪れた作品。『ベールの向こうに』Caitlind R.C. BROWN&Wayne GARRETT 空き家を布で覆った作品。手前は民家。向こう側はドライブインだったもの。美しく無常を感じる作品です。

 そこから少し歩いて空き家の民家二軒。北風に布が揺れていました。布は、農業で使う寒冷紗でしょうか。この背後には仁科氏の仁科城跡(森城跡)があるので訪れました。現在は仁科神社が鎮座します。湖畔にその城の「阿部渡(あべっと)」伝説の看板があるのですが、読んで絶句後吹き出してしまいました。
「承久の乱の後、北条軍の手に落ちた森城を仁科盛遠の家臣阿部五郎丸貞高が奪い返し一旦は城主になるものの、木曽義仲の遺児に攻められ落城。貞高は、湖底を潜り対岸へ落ち延びようとするが、城内の鶏や犬が後を追ってしまい、泳ぎ着いた貞高は捕らえられて打ち首になってしまう。村人は鶏犬を飼わなくなったという。」

『ウォーターフィールド(存在と不在)』アルフレド&イザベル・アキリザン 樹木の枝やプラスチックのゴミで作られたボートが揺れています。こういう作品はコンセプチュアル・アート全盛の頃からありますが、湖に浮かぶのが新しい。長男によると、小学校の美術の授業でプールに浮かべてやったと。今では小学校の美術の教科書にも載るような手法ではありますが。先進国になるほどゴミが増える現実。最たるものは原発の放射能と危険物質を含んだ産業廃棄物、廃棄食品、プラスチックでしょうか。

『アルプスの湖舟』杉原信幸 (木崎湖畔のお米と蚊帳を用いて、山間の湖面に映る倒立したアルプスを造形した作品。):以下、()内はプロフィールからの抜粋です。
 蚊帳には米がたくさんついています。吊ってあるところの窪みには鹿の角があったり。地元在住の作家ならではの、大町の自然や暮らしに馴染んだ作品だなと感じました。ここは夏季学校の校舎らしいのですが、周囲を見ると削平地があったり、山城の跡かなとも思いました。

 米粒の感じが分かると思います。欄間や障子の格子、畳の色合いとも非常に美しく溶け合っています。長男は、米なので布は杜氏が使う濾布かなと言っていましたが、蚊帳なんですね。皆さん間近で観たり、座ってゆっくり鑑賞したり。たるんだ布の中にも色々何かがあるのでそれも探してみるといいかもです。

 個人的には最も楽しみにしていた作品のひとつ。『Arc ZERO』ジェームズ・タップスコット (仏崎観音寺の参道にかかる太鼓橋を、こちら側(現世)とあちら側の世界(彼の世)を通り抜ける「Gateway」ととらえ、橋を包み込む光る霧のリングをつくりだす。観客がリングを通り抜けると、ある種の浄化作用を体験する。)
 結界を分ける橋ですね。聖と俗。神社でいえば神橋。光輪から水が霧状に吹き出す。まあそれだけの作品なんですが、この作品は現場で体験しないとその凄さは分からないと思います。

(左)インドのチャイ(スパイスミルクティー)の様な色の速い流れによく合います。可愛い少女が興奮して橋の上でぴょんぴょんジャンプしていました。彼女は現(うつつ)と幻の間で、恍惚感に浸っているのでしょう。(右)お母さんが小さな女の子の手をひいて結界を越えて行きました。私は、鈴木清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』を想い出しました。生と死の彼岸。この作品は、1980年に東京タワーの近くのシネマプラセットのテントで観ました。

 現世で世俗を捨てられずに結界を眺める人々。冗談です(笑)。そう大げさに言わずとも、日常と非日常を明確に分け、意識させてくれる作品です。思考を止め、瞑想することもたまには必要です。感性と思考のリフレッシュのためにも。当たり前、常識と思っていることこそ見直すべきです。昔、政治家や経営者の入る末期患者のアンケートを見る機会がありましたが、金や世間体や権力などではなく、もっと自分に正直に生きるべきだったと応えた人がほとんどだったとか。人生は一度しかないですからね。

 大町市の名店街へ来ました。こんなアーケードがあることは初めて知りました。『全ては美しく繋がり還る』淺井裕介
 アーケードの地面にずっと描かれています。日常の中にこういう作品があるのは楽しい。彼の『土の泉』という作品があるのですが。遠いので今回は断念。常設になるという話を聞いたのでいつか観に行きましょう。入ってすぐ右手には、台湾の絵本作家ジミー・リャオの『私は大町でー冊の本に出逢った』の展示があります。また、この商店街には、素敵なレストランやお店もあります。

(左)『北アルプス 高瀬川庭園』高橋治希 (中国の隠者·宗炳の思想をもとに、伝統的日本庭園に見られる「自然環境のミニチュア化」と「山水画における三遠の法」を組み合わせ…。)
 いやあ繊細です。最初女性の作品かと思いました。高瀬川流域に自生する植物がモチーフとか。儚さを絵画ではなく立体として表現する儚さ。上から撮影したカットが多いのですが、横から撮った方が浮遊感が出て魅力的だと思いました。(右)その展示場。表の街道かに面した屋敷の離れでしょうか。下に用水が流れ高床になっています。小さな男の子が、「もうここには来ない!絶対来ない」と泣いていました。何があったんだと思いましたが、左のカットの女性の向こうに、幅50センチもない外廊下があり、それが高いしゆらゆら揺れるのです。これだ!と長男と大笑いしました。しかし、この部屋は何に使われたのでしょう。

(左)『O = 1 change-and-conservation』栗山 斉 ランプの上に水盆があり、熱で蒸発し、上で冷やされて雨粒の様に落ちてくる。その繰り返しは自然の水の輪廻。絶えることなき(いつか絶えるだろうが)地球の営みを感じさせます。(右)『たゆたゆの家』原倫太郎・原游 (「たゆたゆ」は、ものがゆらゆらと揺れる様を表す「たゆたう」を擬音化した作家の造語。)
 二階のシャボン玉製造機は人気でした。手前の綱を引くと、メッシュが上がり後ろの扇風機で大きなシャボン玉が舞い始めます。子供よりいい大人がはしゃいでいました。『シャボン玉』という童謡がありますが、野口雨情は、明治41年3月に長女みとりを生まれてすぐに亡くしています。はかなく散った娘への切ない想いが込められているとの解釈があるのも頷けます。シャボン玉は美しいけれど儚い。

 これも観たかった作品のひとつ。『信濃大町実景舎』目 (鑑賞者は、建物の間取りや階層を無視するように無差別に延ばされた導線ヘ誘われ、座標的空間のなかで「何でもない家具」や「北アルプスの巨大な峰」と唐突に関係する。)
 そうですね。荒川修作の『養老天命反転地』を想起させる作品ですが、ぶつけましたよ頭をあちこちに。ボランティアの方から制作の苦労も聞きました。なんでも展示後は現状回復するとか。ご苦労様です。日常の風景を非日常的なもので切り取って観る。
 作品のある鷹狩山山頂へは、結構渋滞していました。この辺は考えないといけませんね。大町市にとっては想定外の大盛況だったかもしれません。よく知る長男も、大町の街にこんなに人が歩いているのを始めて見たと言っていました。ただ、駐車場で車の整理をする女性が、手際よく笑顔で応対してくれたのが素晴らしいと思いました。他の会場でも、ボランティアの人の的確な案内と笑顔が印象的でした。

 在京中は近くだったので、荒川修作+マドリン・ギンズの『三鷹天命反転住宅』もサイクリンで行きましたが、こういうのは頭の柔らかい子供の方が喜ぶんですね。ある女性が座ってボーッとしていたのも分かります。頭の固い男性の方が訳わからんで終わるかも。二階もあって畳の部屋や梁を越えていくところも。体内空間(子宮)にいるような感覚が呼び覚まされるかもしれません。

『風のはじまり』リー・クーチェ (自然のメッセージを運ぶ媒介である風の力を借りた、激しい大爆風の姿をした作品が森に現れる。人間と自然の生態学的バランスの重要性を表した作品。)
 いい作品ですね。自然写真家の視点で見ても非常に魅力ある作品です。雨が降ったことで濡れて、完全に森と同化していました。個人的な願望では、高さがこの二倍ぐらいあったらなと思いましたが、製作期間とその大変さを思えば…。

 木の枝が絡み合ってダイナミックな動きを魅せています。ドームになった内部は歩けます。私も学生時代はコンセプチュアル・アートを制作していたので、大変さは想像がつきます。作品とともに周囲の森もぜひ見て欲しいですね。植生が豊かです。雨上がりなら粘菌(変形菌)も見られるかも。

 最後は旧八坂村に向かいます。『集落のための楕円』フェリーチェ・ヴァリーニ 彼の作品は以前からよく観ていたので知っています。鷹狩山から山道をくねくね走って到着。しかも作品は駐車場から遠い。しかし、それだけの価値はあります。案内のおじさんが坂道を下ってくる人に、「左見ちゃだめだよ!右見て右!ここまで来たら振り返る」とわめいていました(笑)。そう、作品のビュー・ポイントはここだけなのです。彼に聞いた話。空き家でなく人が住んでいる。夜にレーザー光線を当ててアルミのテープを張っていく。貼る位置の角度が異なるのでテープの幅も異なる。住んでるし夜の作業だし、えらい近所迷惑な話だわ。と。でも楽しそうでした。台湾からの女性が迷ったと来ました。案内所にボランティアで台湾の女性がいたのが幸いでした。今回は、台湾の絵本作家も参加しているし、海外の人もたくさん見かけました。
 あのシャッターがいつも開いているガレージには軽トラが止まっているんだが、流石に軽トラの尻にはテープは貼らなかったな、と。

(左)たまたま居合わせた富山大学で美術を専攻しているという可愛い女の子達三人と話しました。いいですね、信州人でさえ来ないようなこんな山奥まで美術鑑賞に来るなんて。そういう好奇心や向学心が大事です。(右)つまりですね。観る角度を変えると。こんな風に全く意味をなさない造形になってしまうのです。

 さて、最後は旧八坂村の中心地へ。これも必ず観たいと思った作品。『Bamboo Waves』ニコライ・ポリスキー (雪、木、干し草などの自然の素材で大きな構造体を手作業で制作し、2000年にはある村の住民との協働のもと、200以上の雪だるまを制作した「スノーマン」で注目を集めた作家。今回ニコライは初めて日本を訪れ、八坂地区にある竹林の美しさに深い感銘を受けた。)
 想像していた以上に作品は大きいです。そしてダイナミック。非常に躍動感があります。竹という素材は均一に扱うのが難しい。その暴れ具合が絶妙な躍動感を生んでいます。制作には地元の人達も関わっています。大変だったと思いますが、貴重な経験になったと思います。

 背景には城山や左手には金太郎伝説の大姥山。雲が流れて幽玄な雰囲気も。作品の真下にも入れますし、間に小径もあります。色々な角度から観ることをお勧めします。ここにもたくさん訪れていました。県外ナンバーも多かったですね。
 さてここから長野へ帰らないといけません。前方の城山左の布川峠を越えて、とんでもない山道をくねくね走って、国道19号に出たのですが、仕事で長野県中の山村をまわっている長男も苦笑いするくらいの深山の中。私は『信州の里山トレッキング 東北信編』の取材で途中まで走っているので笑っていましたが、信州の山道は舐めたらいかんぜよ、の世界です。間違うと本当に遭難します。
 ところで【北アルプス国際芸術祭 〜信濃大町 食とアートの廻廊〜】は本当に楽しいです。7月30日までなので、計画を立ててお早めに。コアな芸術マニアから面白いことが大好きな家族や若者から老人まで。好きな作品を好きなように観ればいいのです。ここで紹介した作品以外にも、たくさんあります。6月には、人気のテナーサックス奏者、東大講師でもある菊地成孔氏参加の山下洋輔スペシャルカルテットのコンサートもあったそうです。
山下洋輔トリオ GUGAN』森山威男と小山彰太のドラムバトルが圧巻。若き日の菊地成孔も凄い!

北アルプス国際芸術祭2017 Japan Alps Art Festival Official site
 今週末と来週末は、非常に込み合うのではないでしょうか。行ける方は平日がおすすめです。とにかく効率よく歩くことが肝要です。折りたたみ自転車を携行するのもいいでしょう。駅前の『はじまりの庭』では自転車のレンタルもあるようです。暑いので日傘や日焼け止めも。水分補給も忘れずに。今回まわった中で、写真撮影禁止は一カ所のみでした。ただ他の屋内もフラッシュは必ずオフにしてください。他の方の迷惑になります。場所によっては足場が悪いところもあるので、スニーカーなど歩きやすい靴で。幼児や老人は注意してください。
 これだけの規模の展覧会はさすがに毎年は無理だと思いますが、ビエンナーレ(二年に一階一回)、トリエンナーレ(三年に一回)とかでできないでしょうか。信州の大町市が、現代芸術の聖地となればいいですね。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


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村上春樹さんのジャズ喫茶 - 『国分寺・国立70sグラフィティ』目次 [CONTENTS]
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栂池自然園へ。濡れるとガラス細工の様に透明になるサンカヨウを求めて(妻女山里山通信)

2017-07-17 | アウトドア・ネイチャーフォト
 三連休の初日は、信州は小谷村の栂池高原から栂池自然園へ、濡れるとガラス細工の様に透明になるサンカヨウを求めて登りました。もちろんそれだけではなく、他の高山植物や昆虫も撮影しました。前日まで雨模様の天気だったそうですが、当日は朝は晴天。

(左)6時40分に栂池ゴンドラリフト乗り場へ。既に40人ぐらい並んでいました。7時少し前に出発。ここの標高は830m。(中)天気予報は曇から晴れでしたが、実際は晴れから曇へ。ゲレンデ越しに左に白馬鑓ヶ岳、右に杓子岳。(右)ゴンドラからロープウェイに乗り換える辺りはガスの中。

(左)ゴンドラに20分。ロープウェイに5分乗って下車。まずビジターセンタに寄って情報を得ます。サンカヨウの見頃は一週間前とのこと。少し心配になって栂池自然園へ。入り口です。朝露に濡れる木道を歩きます。(中)栂池自然園は、標高1850mから2015mに広がる湿原地帯。ミヤマキンポウゲが咲き乱れる湿原。白馬三山は次第に雲に隠れ始めました。(右)チングルマは、場所によっては残花でしたが、これから咲くところもありました。

(左)キヌガサソウ(衣笠草)。ユリ科ツクバネソウ属の多年草。(中)これは? 一瞬何?と思いましたが、衣笠草の残花です。(右)ハクサンチドリ(白山千鳥)。ラン科ハクサンチドリ属の多年草。ノビネチドリも見られるそうです。

 お目当てのサンカヨウ。場所によってかなり異なりました。散って結実しているものから、実が膨らみ始めた残花、満開までと色々。サンカヨウ(山荷葉、学名:Diphylleia grayi )は、メギ科サンカヨウ属の多年草です。実は食用になるようです。白い花びらですが、所々透明感があります。

 もともと透明に近い花なのでしょうが、長時間霧雨や朝露にさらされると、花びらの細胞に水分が浸透していき、光の乱反射がなくなり透明に見えるのではないでしょうか。結実が始まると、花びらは少しの風雨でも散ってしまうようです。美しさと同時に儚さを感じる野草です。栂池自然園では、園内のあちこちで見られます。

(左)水芭蕉はほぼ咲き終わっていました。コバイケイソウは数輪咲いていましたが、これからです。小さな流れではイワナが見られました。(中)残雪もあこちに散見されます。(右)風穴の氷。気持ちのいい涼風が吹き出しています。いくつか渡る渓流は、雪解けの水で非常に冷たい。

(左)咲き始めの水芭蕉もわずかに。(中)エンレイソウ(延齢草)。ユリ科エンレイソウ属。妻女山山系には、シロバナのミヤマエンレイソウも咲きます。(右)オオヒョウタンボク(大瓢箪木)。スイカズラ科スイカズラ属 。ヒョウタンボクの高山種ですが、小さい花なので見落とした人が多かったでしょう。

(左)イワイチョウ(岩銀杏)はミツガシワ科イワイチョウ属の多年草。別名は、ミズイチョウ(水銀杏)。葉の形がイチョウに似ているからとありますが、似ていないですよね。(中・右)散策路で散見された、おそらくヤマキマダラヒカゲ。妻女山山系にはサトキマダラヒカゲがいますが、実は見分けが難しい。個体変異も大きいし、交雑種もいるのではと疑います。右は木道のおそらくオコジョの糞を吸うシーン。たくさんのヤマキマダラヒカゲが集まり争って吸っていました。撮影の際に、数十秒ですが待ってくれたハイカーの方がいました。感謝です。

(左)あちこちで小さな群生地が見られたミツバオウレン(三葉黄蓮)。キンポウゲ科オウレン属の多年草です。1センチほどの小さな花なので、気がつかない人が多いでしょう。(中)イワカガミ(岩鏡)。イワウメ科イワカガミ属。コイワカガミとの区別は、明瞭ではないようです。(右)シラネアオイ(白根葵)。キンポウゲ科シラネアオイ属。撮影していた女性が、これを目当てに来るカメラマンもいるんですよと言っていました。日本固有種の1属1種であることも理由でしょうか。花びらに見えるものはガク(萼)。

(左)もっとも残雪があったところ。(中)ひと登りして湿原展望台へ行ったのですが、ガスで北アルプスは全く見えず。これはコースの最高地点手前で撮影した栂池自然園の全景。右上が出発地点です。(右)往路とは別の木道を戻りました。向かいの鵯(ひよどり)峰には、まだ残雪も多く、あちこちに滝も見られます。

(左)タニウツギ(谷空木)の残花。スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木です。(中)サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星)。ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。風鈴ツツジとも。(右)近くにはベニバナドウダン。ベニバナサラサドウダンとも。サラサドウダンの変種。ヤセ尾根にありました。

(左)そのヤセ尾根の斜面に咲いていたグンナイフウロ(郡内風露)。フウロソウ科フウロソウ属。変種がたくさんあって細かな種の同定は難しいようです。林下の急斜面で吹き上げる涼風にゆれていました。(中)木道で散見されたニッコウキスゲ。群落が満開になるのはこれからでしょう。わが家の畑の同属のヤブカンゾウも咲き始めたところですから。(右)ベニバナイチゴ(紅花苺)。バラ科キイチゴ属。

(左)園内の殆どのコースを撮影しながら回って4時間半弱で戻りました。栂池ヒュッテの記念館を見学。(中)展示されていた登山用具の変遷。中学の学校登山は燕岳でしたが、黄色い帆布のザックで登りました。(右)昼食は栂池山荘のレストランで、天ぷら蕎麦。天ぷらは、海老、カボチャ、ナス、赤紫蘇、山葡萄の葉、海苔菜(のりな・オカノリ)。蕎麦も美味でした。

(左)下山後は、宿のチェックインまで時間があるので、塩の道探訪へ。塩の道の千国街道の千国番所。(中)塩倉。実際は二倍ぐらいの大きさだったとか。塩の蔵なので、建物には鉄の釘は使われていません。(右)竈と馬屋。馬屋の奥に見える唐箕は、わが家に現存し、大豆や小豆、ブラジル豆の選別に、現役で使っています。このあとで、牛方宿の古民家にも寄りました。
塩の道

次の「北アルプス国際芸術祭」を製作中です。20日にアップします。連日大盛況。30日までです。お勧めです。

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倒木処理と有害帰化植物の除去をした妻女山SDP。昼は絶品!丸鶏のローストとシーフードパエリア(妻女山里山通信)

2017-07-10 | アウトドア・ネイチャーフォト
 今回の妻女山里山デザイン・プロジェクトは、倒木処理と帰化植物の除去でした。最高気温が34度という予報でなるべく早く作業を終えようということで、まずは上杉謙信槍尻ノ泉の上のカーブの落葉松の倒木の処理から。

(左)妻女山山系では、オカトラノオがあちこちで咲き始めました。群生地では、これが風で波のように揺れて、まるで青海波の様です。(中)ネムノキの花もそろそろ終わりです。線香花火の様な花は大変美しいのですが、たいてい高い樹冠にあって通常はこんな近くでは見られません。(右)マルバフジバカマも咲き始めました。海を渡るアサギマダラが吸蜜するのも、まもなく見られるでしょう。

(左)上杉謙信槍尻ノ泉の上のカーブの落葉松の倒木。先っぽを切ってくれてありましたが、途中で危ないと思ったのか止めてあったのです。(中)以前、森林組合に勤めていた長男が、皆に講習をしながら切っていきます。まず枝を切ります。下に逆V字型に枝が地面についていてテンションがかかっています。右に途中で切るのを止めた跡がありますが、切り落としたらどう動くか分からないので止めたのでしょう。彼はまず上の枝を切り、からんでいるツタも切り、下の二本の枝を一気に切らずに、挙動を見ながら両側から段差をつけてゆっくりと切っていきました。(右)下の枝を切り落としてから、切れ込みに上から慎重にチェーンソーの刃を入れていきます。もちろん下からも刃は入れてあります。しばらくしてドスンと丸太が落ちて作業は終了。今回は倒木でしたが、初冬に椎茸のホダ木の伐採をやるので、その時に立ち木の伐採の講習をやってもらおうと考えています。
 信州では、普通にチェーンソーを持っていて伐採をやる人も多いのですが、非常に危険な作業です。こういうプロの講習を受けるのは非常に大事です。長男の説明は非常に理論的かつ具体的で分かりやすいので、講師に向いていると思います。

 その後は、陣馬平まで車で登ってヒメジョオン(姫女菀)を抜きました。ヒメムカシヨモギもあります。ヒメジョオンは、キク科ムカシヨモギ属の植物。高さが2mぐらいのもありました。春に咲く同属のハルジオン(春紫菀)と共に、要注意外来生物に指定されているほか、日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。しかし、花の少ない梅雨の時期には、ゼフィルスやハナアブの吸蜜の対象となるので、迷いもありますが、ここまで寡占状態だと駆除しないわけにはいきません。

(左)ヒメジョオン。花びらが針状がハルジオンなんですが、これはけっこう細いですね。蕾はハルジオンの様にうなだれていません。葉の根本は茎を巻いていません。茎の中はハルジオンの様に中空ではなく綿毛がつまっていますが、いくつか切ってみると中空もありました。(中)除草が終了。次に陣馬平入り口の草原でブタクサの抜き取り。これも目が慣れていないと、他の似た植物との見分けがつきません。昨年、徹底的にやったので今回は楽でした。(右)次にその下のギャップへ。以前はカラコギカエデが繁茂して、真っ暗な森でした。伐採してから鳥や昆虫の楽園になったのですが、やはり帰化植物が目立ってきたので除草。毒草のヨウシュヤマゴボウも除草しました。

(左)11時半頃から昼餉の準備です。K氏はパエリアの米を忘れるし、私もパエリアの鍋を忘れると、色々トラブルはありましたが…。(中)まずダッジオーブンで作った丸鶏のロースト。中に野菜やニンニク、ハーブ(ローズマリー)を詰め込んであります。(右)シーフードパエリア。ムール貝、ハマグリ、タコ、イカ、海老をオリーブ油で炒めて取り出します。次にニンニク、タマネギを炒めて、予め洗っておいた米とトマトを加えます。米が透き通ってきたら、白ワイン、水を加えて煮込み、アーティチョーク、ズッキーニ、スナップエンドウ、オリーブ、パエリアペーストなどを入れアルミホイルを被せて煮込みます。

 丸鶏のロースト。切り分けて、ヒマラヤの岩塩やレモン汁、ハラペーニョソースなどをつけたり、イガチクオレゴンの自家製パンに挟んだり、お好みで頂きました。旨いです!

 シーフードパエリアの完成。最後はアルミホイルをとって水分を飛ばしてできあがり。ややアルデンテにするのがコツ。火が通り過ぎたり、水分が多いとおじやになってしまいます(笑)。これも超絶旨いです! これに加えて野菜スティックにバーニャカウダをつけて食べたり。なぜかざるうどんがあったり。ところでこの鍋ですが、パエリア鍋ではありません。わが家で昔から使っていた「ほうろく」です。大豆を煎ったり、信州郷土料理のおやきを焼いたりしました。これがパエリア鍋に最適なのです。

(左)下界は相当暑かったと思いますが、やはり山の木陰は快適です。(中)ひさしぶりに合うYさん親子。弟くんも一年生。私が持っていったグレープフルーツジュースとデルモンテの超濃厚リコピンリッチのトマトジュースも気に入ってくれた様です。(右)食後は前回も持ってきた、私が昔アマゾンで買ってきたハンモックで遊ぶふたり。お兄ちゃんは中1になって、なんと身長が177センチとかで皆びっくり。

(左)ゆるゆるとした昼餉も終わりに近づいた頃、ブロロロロッ!と一台のクラシックカーが到着。昭和45年(1970年)製のアメリカからの逆輸入のフェアレディZ。色々お話を聞きました。ロングノーズ、ブルーパールのボディが美しい。ボンネットはカーボン製に替えられています。DATSUNのエンブレムが光ります。(中)直列6気筒のエンジン。(右)後ろ姿も美しい。車高の低さにもびっくり。実にセクシーな車です。
 時代はハイブリッドから電気自動車へといわれていますが、バッテリーの製造に必要な膨大なエネルギーや環境破壊、安全な廃棄の確率もソーラー発電と同様に確立していません。フランスの電気自動車への切り替え宣言も、背後に原発組織ありではと思ってしまいます。加えて高電圧の車が事故って水没した場合、おそらく誰も助けることはできないでしょう。石油が化石燃料で有限というのはロックフェラー財団が40年毎につく嘘とか。実は石油は化石燃料ではなく、マントルから染み出してくる無尽蔵の物質という学説もあります。1%の支配者は必ず嘘をつく。それが人類の歴史です。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


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県の天然記念物のミヤマモンキチョウを求めて峰の原高原から根子岳へ。妻女山のいま(妻女山里山通信)

2017-06-25 | アウトドア・ネイチャーフォト
 そろそろ羽化して舞っているのではと先週の金曜日は早朝から峰の原高原へでかけました。

(左)旧大笹街道を歩き、白樺並木の小径を菅平牧場へと歩きます。(中)牧場で入山料200円を箱に入れて牧場のフェンス沿いの道を登って行きます。ツツジの枝にアワフキムシ。泡をどけるとハサミムシみたいな黒い幼虫がいます。(右)登山道の沿いにはたくさんのミネヤナギ。風が吹くと綿がフワフワと舞います。

 登山道沿いには上の方までずっとレンゲツツジの群落が続きます。有毒なので決して蜜を吸ってはいけません。笹の葉が朝露に濡れて光っています。カッコウの鳴き声がします。中腹ではホトトギス。もっと上ではウグイス。気温は低いのですが直射日光がきつい。赤松やシラビソの日陰が助かりました。

(左)レンゲツツジ。場所によって満開、残花、蕾と色々でした。(中)イワカガミ。登山道沿いの斜面であちこちに見られました。可憐な花です。(右)神話にも登場するヒカゲノカズラ。他にはベニバナイチヤクソウなども。

(左)ミネザクラ。山頂付近の登山道沿いに散見されました。(中)撮影しながら2時間ちょっとで山頂。まだ9時なので誰もいません。(右)山頂の神社。名前の由来などは拙書でも紹介しています。

 時間もたっぷりあるので、四阿山方面へ。左手前に見える溶岩ダイクのところまで行ってみようと思いました。ところが、溶岩ダイクの手前で左下の急斜面の藪の中からなにか獣の大きな足音が向かってくるのに気づきました。間違いなく月輪熊だと思い、足踏みで激しく地面を叩き、大声をあげました。しばらくして去って行きましたが、念のため戻ることにしました。ニホンカモシカだと足音はたてませんし、イノシシだとたいていブヒブヒと鳴いています。間違いなく月輪熊だと思うのですが、なんでこんな山頂付近に来たのでしょう。好物の根曲がり竹はもっと低いカルデラの中ですし。

 山頂から北東を見るとザレ岩。米子大瀑布へと下っていく登山道が見えます。このルートはマイナーですが、非常にいいコースなので拙書でも紹介しています。四阿山、根子岳、浦倉山のカルデラ周回コースは、23キロ歩いて10時間ほどかかりますが、非常に魅力的な山行が楽しめます。地図やコースの状況などは、ぜひ拙書をご覧ください。

 帰路は小根子岳に寄りました。そこから見る右手前に根子岳。左奥に四阿山。

 小根子岳から西の展望。眼下にダボスと菅平のペンション街。左向こうに大松山。ゲレンデの麓は、高原野菜の白いマルチが光っています。右の奥は拙書でも紹介の鏡台山。さらに右へは妻女山まで長い戸神山脈が続きます。

 標高1800m辺りでミヤマモンキチョウに邂逅。慌ててレンズをマクロに替えて撮影。しかし、彼らが好む夏の花がまだ咲いていないため、すぐに飛び立ってしまうので、撮影は困難を極めました。吸蜜しているのは、ミヤマニガイチゴでしょうか。アザミ類とかが咲き出すと、もっと長時間吸蜜するので撮影もしやすくなります。県の天然記念物ですから捕獲はもちろん禁止です。

 下の牧場でも舞っていましたが、牧場の中には入れないので撮影不可。気になったのはシロツメクサがあるので、モンキチョウとの交雑種が発生しているのではと。2年前にブログに書きましたが、向かいの大松山のは交雑種の可能性があると、友人の蝶の研究家が言っていたものですから。心配です。ただ撮影できた個体は、牧場より標高がかなり高い場所でのものなので交雑の心配はなさそうです。
天然記念物のミヤマモンキチョウに会いに峰の原高原から根子岳へ(妻女山里山通信)
猛暑を逃れて菅平高原の大松山へ。ゲレンデのジャングルに突入。穴場です(妻女山里山通信):ミヤマモンキチョウとモンキチョウの交雑種!?

 レンゲツツジ越しに見上げる根子岳。下界は最高気温28度だった様ですが、菅平は22度。根子岳山頂は16度。爽涼の風が吹き抜けて気持ちのいい山行ができました。

 ホームフィールドとして定点観察と撮影を続けている妻女山のいまです。(左)妻女山松代招魂社。昨年はオオムラサキが舞い始めていたのですが、今年はまだ。春先の低気温や雨が影響しているのかもしれません。今年は発生数が少ないかもしれないと思っています。森の杏も不作です。(中)仲間としている椎茸の原木栽培ですが、季節は終わりです。ひとつだけ大きなものがありました。これは天ぷらにしました。(右)ソメイヨシノの桜ん坊。道にたくさん落ちていて、車で走るとプチプチと潰れる音がします。

(左)シモツケが咲き始めました。草本のシモツケソウというのもありますが、妻女山山系で見られるのは、木本のシモツケです。(中)春には貝母(編笠百合)が咲き乱れた陣馬平。そろそろオオムラサキが舞い始める時期です。(右)仲間と貝母の群生地を守るためにヨシとノイバラを除去したところに、ヒメジョオンがパイオニアプランツとして侵入してきました。実はどんな植物が寡占するだろうと興味深く観察していました。5月のハルジオンは、ウスバシロチョウやゼフィルスが好んで吸蜜に訪れます。しかし、ハルジオンもヒメジョオンも環境庁が定める100種の有害な外来植物でもあるのです。貝母には直接影響はないと思いますが、来月の妻女山里山デザイン・プロジェクトの作業で除草することになると思います。我々が抜き取ったことで、オオブタクサはかなり減りました。しかし、カモガヤは減りませんね。長野市に委託されて除草する業者も、帰化植物について全く知見がないのも問題です。妻女山への舗装路や林道沿いを一律に草刈機で除草してしまいます。そのため、この時期にゼフィルスが卵を産み付けるイボタノキとかも切られてしまいます。何百何千という蝶の卵が失われるのです。そもそも行政が無知、あるいは現状を把握できていないことが大問題だと思います。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


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カッコウが鳴く一反の畑で黒大豆を蒔く梅雨入り間近の日曜日。ウツギ咲く妻女山(妻女山里山通信)

2017-06-10 | アウトドア・ネイチャーフォト
 先週の日曜日は、友人の畑で黒大豆の豆蒔き作業をしました。畑の広さは一反。1000平方メートル、10アールです。畳約600畳分です。結構広いです。我が家の自家用野菜畑もこれぐらいですね。

(左)当日は気温20度位で、農作業には快適な温度。(中)K氏がマルチを敷いていきます。S氏と私はマルチに穴を開けていきます。単純ですが大変な作業です。速くやるにはリズム感が大事。(右)休憩してS氏はお昼の準備も。

(左)鳥に食べられないように、病気にならないようにコーティングされた黒大豆。(中)こんな格好で種を蒔きます。(右)昼食は、S氏が作った夏野菜の揚げ浸しと私が作ってきた豚肉とスナップえんどう、エリンギの炒め物。主食は蕎麦で、トッピングは私が作ったスナップエンドウと昨秋に採った天然ナメコ。天然ナメコの風味は、栽培ものとは比較にならないほど美味です。

 昼食の後は種蒔きの作業。ひとつの穴にふた粒ずつ蒔いていきます。全部で5000粒弱蒔きます。大変です。北陸新幹線の下をしなの鉄道やJR東日本の電車が通ります。これはワイドビューしなのでしょうか。

 北陸新幹線も通過していきます。それにしてもなんでこんなに畝が曲がっているんでしょう。マルチを敷いたK氏の心の迷いでしょうか。単に下手くそなだけだと思いますが、まあいいでしょう。カッコウの鳴き声が聞こえます。作業は大変でした。私は翌日の準備もあって6時に帰りましたが、二人は頑張って蒔いたようです。少し畑が余ったので、後日落花生と私が持っているブラジルの豆、フェジョン・プレット(黒いんげん豆)を蒔くことにしました。ブラジルでは毎日食べるといっていい国民食です。
フェジョンの煮込み」ご飯にかけて混ぜていただきます。
フェイジョアーダ」ブラジルの最もパワフルな料理のひとつ。ブラジル食材店で缶詰のものが買えます。またブラジル料理のレストランで出しているところもあります。リンクのこのふたつのレシピは、私のオリジナルです。

(左)今日の妻女山。ウツギが咲いています。『夏は来ぬ』で歌われている卯の花はこのことです。
フォレスタ旧バージョン ”夏は来ぬ”



(左)逆光に透けるウツギの花。(中)妻女山展望台の裏にはヤマホタルブクロの群生地が。(右)ヌルデの葉。ウルシ科なのでまれにかぶれる人もいます。完熟した実は白く粉を吹き、酸塩味があるため、信州ではこれを煮詰めて塩の代わりにした地域があるそうです。
 葉や葉軸にある種のアブラムシが寄生し、ヌルデミミフシやヌルデハイボケフシ、ヌルデハイボケフシなどの虫癭(ちゅうえい)ができます。このコブを「五倍子(ふし)」といい、タンニンを多く含み、黒色染料の原料になります。晩秋には、イカルなどの鳥が食べているのを見かけます。
「足柄の 吾を可鶏山(かけやま)の かづの木の 吾をかつさねも かづさかずとも」(万葉集:詠人知らず)
 かづの木(ヌルデ)を男性にたとえ、私を誘ってくださいという歌だそうです。

 妻女山(旧赤坂山)から松代方面の眺め。左に奇妙山。右手前に象山の尾根。その向こうに皆神山。中央奥の右手には根子岳と四阿屋山が霞んでいます。7月には県の天然記念物のミヤマモンキチョウを撮影に行く予定です。妻女山展望台では、神戸からヒッチハイクで来た女性と、糸魚川から来た歴史好きの青年と出会い、この地の歴史を色々説明しました。忙しくてなかなかガイドはできないのですが、立ち寄った時に訪問者があればインタープリターとして時間が許す限りご案内するようにしています。関東甲信越も梅雨入りしたそうですね。信州の梅雨は、関東のようにジメジメしたものではありませんが、やはり農作物には欠かせない恵の雨です。

 日曜日は陣馬平へ山椒の実を摘みに行きました。ウスバシロチョウは姿を消しました。月末にはオオムラサキが舞い始めるはずです。

(左)山椒の実。これを摘んでちりめん山椒を作ります。私の作り方は一度しか茹でこぼさないのでかなり痺れます。またちりめんじゃこではなく苦味のあるコウナゴを使います。(中)ミヤマウグイスカグラの赤い実。甘く子供の頃のおやつでした。(右)飯山の富倉蕎麦のつなぎに使われることで有名なオヤマボクチの大きな葉。

妻女山展望台からの西-北-東のパノラマカット。11枚の望遠カットをフォトショップでつないであります。オリジナルは左右30000ピクセルを越えます。

松代方面の眺め。奇妙山の向こうに拙書でも紹介の根子岳と四阿山が見えます。梅雨の晴れ間で最高気温も23度ぐらい。直射日光を浴びると真夏の様ですが、木陰は湿度も低く快適です。ハルゼミやエゾハルゼミの鳴き声が森中に響いています。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


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北アルプス、美ヶ原、乗鞍岳、八ヶ岳連峰、四阿山、横手山、戸隠連峰と360度のパノラマが楽しめる聖山(妻女山里山通信)

2017-06-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 週末は長男と麻績村と旧大岡村の境にある聖山へ三和峠から登りました。このコースは拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林でも紹介しています。三和峠へは、403号から聖湖畔にあるレストランの横の道を別荘地の方へ登っていきます。

(左)三和峠では、まず長男が先週松本で展示した林業重機のペーパークラフトを自然の中で撮影。(中)近くにはウバユリの大きな葉。(右)種が飛び散ったウバユリの種の殻。これは昨年のもの。花は夏に咲きます。

(左)三和峠を出発。最初は400mほど急登が続きます。(中)登りきると後は平坦な尾根道。右下に別荘の屋根が見えるところも。木漏れ日の森を歩きます。(右)あちこちで見られたマムシグサ。有毒で誤って赤い実を口にすると口内が酷くただれます。

(左)暫く行くと笹で登山道が見えなくなりました。以前は刈られていたんですけどね。倒木も多く全く整備されていない様です。ただ足元を見ると道筋ははっきりしています。迷うことはないでしょう。(中)イノデ。(右)ゼンマイ。

(左)タデ科かなと思ったのですが、もうひとつ種がはっきりしません。宿題です。(中)うつむいて咲くチゴユリ。(右)ミヤマエンレイソウの残花。

(左)以前名前を調べた記憶があるのですが思い出せません。(中)葉の大きさからコバノギボウシの若葉かと。(右)絶滅危惧種でもあるギンランも散見。特定の植物と共生関係にあるので持ち帰っても育ちません。つぼみの様に見えますが、これでほぼ満開です。

(左)山頂付近に群生する可愛い花。これも失念。今回は宿題が多い。(中)遠く乗鞍や蓼科山、美ヶ原。(右)山頂には高崎から来たという団体さんが。リーダーかと思われる方に、これも何かの縁とクッキーにニュージーランド産の蜂蜜をかけたものをいただきました。なんでも信州の里山がお気に入りというので、拙書を紹介すると、これはいい早速買いますとおっしゃってくださいました。

 大きな三角は蓮華岳。手前の白い花はヤマナシの花。日本海に低気圧があるためか風雲怪しく、北風が冷たい山頂でした。

(左)山頂は人でいっぱいだったので大岡側に少し下って昼食。長男が仕事で南信へ行った時に買い求めたほおば巻。くるみ味噌と小豆の餅。くるみ味噌も非常に美味でしたが、小豆が少納言だったのには驚きました。大納言の様に大味ではなく、土の香がする懐かしい味です。我が家でも作っていました。(中)ヤマナシの花。実は香りが高くジューシーです。固いのでジュースにするといいでしょう。(右)神話にも登場するヒカゲノカズラ(石松)。

 昼食をとったところからの眺め。右に白馬三山、左に仁科三山なんですが、あいにく稜線は雲の中です。それでも充分楽しめました。眼下には旧スキー場のリフト降り場。そこまで下ってみることにしました。左のアンテナのある山はタララ山。

(左)一見してトウダイグサの仲間とは分かるのですが。これも種名は宿題です。(中)展望台へ下ります。左右には落葉松の幼木が。カッコウが鳴いています。(右)その展望台から眼下に国民宿舎の聖山パノラマホテル。料理も美味しいそうで、一度泊まってみたいですね。

(左)山頂へは林道を歩いて戻ります。これはニシキギかな。(中)ヤグルマソウの群生地。皆さんがヤグルマソウと言っている青い花はヤグルマギクです。(右)これも名前を失念。確か山菜ですよね。

 山頂から南の眺め。左下は麻績村。右は筑北村。中央奥に美ヶ原。その左奥に蓼科山と八ヶ岳連峰。その左奥は甲武信ヶ岳とか秩父の山々。その手前には独鈷山とか子檀嶺岳。右に前回登った夫神岳。中央手前は四阿屋山。さらに右を見ると安曇野と松本盆地。絶景です。

 反対の長野盆地。千曲川の流れが見えます。右に薬師山から私のメインフィールドの斎場山、天城山(てしろやま)。聖山からは松本平、安曇野、長野盆地(善光寺平)、塩田平、佐久平が見えるのです。こんな山は他にはありません。左奥は飯山から信越トレイルのある山脈まで見えています。

(左)アマドコロ。茎が角張っているのでナルコユリと区別がつきます。妻女山山系のアマドコロはこんなに大きくありません。(中)散見されたラショウモンカズラ。(右)クルマバソウ。大きな群生地はありませんでした。

(左)これがまた分かりません。葉は細く対生です。(中)長男がクロモジの幼木だねと。見ると林下のあちこちに。香りがよく爪楊枝に使われます。(右)聖湖へ下る道すがらにたくさんのトチノキがありました。大きな花穂をつけていました。ミズキの花もあちこちに見られました。帰りは聖湖畔のレストランで、私はビールと、海老とベーコンとワラビの入ったピザをコーヒーを注文した長男とシェア。竹林の湯で温まって帰路につきました。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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松本の縄手通りでの長男のペーパークラフトの展示会へ。国宝松本城(妻女山里山通信)

2017-05-28 | アウトドア・ネイチャーフォト
 週末は松本へ。松本は「工芸の五月」の真っ最中。あちこちで展示会やフリーマーケットが開かれ大賑わい。そんな中、縄手通りの青果店越中屋さんの店先で長男が自転車のペーパークラフトの展示をするというので出かけました。

(左)畑で彼にあげるスナップエンドウを収穫してから出発。里は晴れていましたが。403号を登って聖湖に着くと三峯山の山頂はもやっていました。(中)聖湖ではへらぶな釣りの太公望たち。(右)麻績村に下る途中にある廃墟のオブジェ。廃墟マニアには結構有名なものの様です。

(左)縄手通りの入り口にある蛙のオブジェ。その昔に東京芸大の学生が作った作品だそうです。(中)四柱神社。(右)神社の宮彫り。鳳凰の木彫。諏訪立川流の様式ではないようですが、精緻な木彫です。

(左)越中屋さんの店先での展示。昼頃になると大勢の観光客が訪れてきました。多かったのは中国人とアメリカ人。他の国の言葉も聞かれました。(中)自転車のペーパークラフト。小さいのと、その精密さに皆さん驚かれます。(右)今回の新作。林業用の重機です。小さな女の子が気に入ったらしく触りたいとお母さんに駄々をこねて、ちょっとだけ触らせてあげました。凄く気に入ったみたいです。

 展示では、他の作品も含めた絵葉書の販売もしました。自転車で通りがかった男性が買い求めて行きました。
T & T STUDIO 長男と次男が小学生の頃からやっているペーパークラフトのサイト。日本テレビのスッキリ!に出演や朝日新聞、東京新聞でも紹介されました。

(左)昼は小谷村産の十割蕎麦の(CCubeシーキューブ)へ。大盛りをいただきました。初夏ということもあり香りはいまいちですが、味は十分満足でした。私は薬味は大根おろしだけで食べます、葱と山葵は蕎麦湯に入れていただきます。(中)この店のご主人もそうなのですが、彼の所属する松本ポタリングクラブの仲間や大学の知り合いが訪れてくれました。(右)私は近くの店で焼鳥と生ビール。

(左)その後散歩に。近くの骨董屋のゴジラ。(中)女鳥羽川。向こうに見える管制塔の様な建物は、以前は洋服店だったそうで、趣味で展望台を作ったとか。現在は一階にとんかつ屋とピザ屋があります。(右)縄手通りからの小路。昭和の香りが漂います。

(左)松本城へ向かう途中にある古書店。学生時代に松本に来た時に立ち寄りました。(中)松本市役所。管制塔?があります。先程のとよく似ていますね。(右)松本城の案内図。現存する日本最古の城です。外国人観光客も大勢訪れていました。

 お堀に映る松本城。冬に訪れると白鳥や鴨がいます。大きな鯉が泳いでいました。

(左)老舗喫茶店のまるも。70年代にananで幾度も紹介され有名になりました。松本民芸家具の店内にはクラシックが流れています。コーヒーとケーキ。個人的にはモカが一押しです。元々はまるも旅館です。今も泊まれます。(中)老舗カレー店のデリー。(右)駐車場に戻る途中で入った骨董屋。店に入って学生時代の記憶が突然蘇りました。芸術祭の最中に上高地へ旅行したのですが、そのバスを待つ間にこの店に立ち寄り、大正時代の素敵なグラスを買い求めたのです。それは残念ながらわれてしまいましたが…。店の佇まいはその当時のままでした。やっぱり松本は好きだなあ。また行こうと思います。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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氷河期の生き残りウスバシロチョウの舞う陣馬平。気温32度の田んぼで稲の筋蒔き(妻女山里山通信)

2017-05-20 | アウトドア・ネイチャーフォト
 短い信州の春はアッという間に通り過ぎ、里山は新緑で覆われています。まず先週の妻女山陣馬平から。

(左)陣馬平の新緑。山椒の若葉を摘みに男性が来ました。私と同じく山椒味噌にするそうです。今しか食べられない季節限定の珍味です。ご飯のおかずに良し、焼きおにぎりに良し、塩焼きの鮎に添えたら料亭の味。(中)貝母(編笠百合)は結実し始めました。(右)糸巻き状の実。さく果で枯れると飛び散り風に乗って舞います。今年も種を採取して蒔く予定です。

(左)氷河期の生き残りといわれるウスバシロチョウがたくさん舞っています。オスがメスに交尾を迫っています。(中)メスが拒否したのかオスがこのメスはまだ成熟していないと判断したのか、すぐに飛び立ってしまいました。人の世界も蝶の世界も愛の成就は簡単ではないようです。(右)残されたメス。以前、「シェルのランプシェードの様な翅が美しいウスバシロチョウの交尾は女性上位 」という記事をアップしました。

 陣馬平の貝母。黄色く枯れて倒れているものもあります。手前は山蕗。里蕗より味が濃厚です。皮をむかず一度茹でこぼすだけです。今回は干しホタルイカと煮付けました。絶品です。

(左)帰りに堂平大塚古墳へ。隣接するログハウスに、今は亡き大切な山仲間だったKさんの弟さんがいらしたので、色々な話をしながら昼餉にしました。ツツジが満開です。(中)Kさんが植えたレンゲツツジも満開。有毒ですから庭木で植えてはいけません。妻女山山系ではあちこちでヤマツツジが満開。この蜜は吸えます。(右)山藤も満開。ニセアカシヤ(ハリエンジュ)の黄色い花も満開です。両方とも花穂(かすい)を天ぷらにして食べられます。

 帰りに妻女山展望台へ。東方の松代方面の眺め。中央の山は奇妙山。拙書でも紹介しています。右奥には、やはり拙書で紹介の根子岳と四阿山。7月にひと月ほど長い休暇がとれるので、撮影に通うつもりです。また県の天然記念物のミヤマモンキチョウに出会えるでしょうか。
天然記念物のミヤマモンキチョウに会いに峰の原高原から根子岳へ(妻女山里山通信)

 北方の川中島と長野方面の眺め。右に飯縄山、左に戸隠連峰と戸隠富士と呼ばれる高妻山。この時間は昼食時なので誰もいませんでしたが、眼下の畑では長芋の種芋の植え付けが盛んに行われています。

(左)一週間後の週末は、友人のところで稲の筋蒔き。培養土に水を撒いて練ります。(中)パレットに培養土と種籾を入れる機械。(右)120枚ぐらいを持って水田へ。まず根切の寒冷紗を敷きます。

 住宅街の中にある小さな田んぼ。ユニチカのポリエステル長繊維不織布ラブシートを被せています。しかしラブシートってなんというネーミングなのでしょう。中央奥は拙書でも紹介の五里ヶ峰。カッコウの鳴き声が聞こえます。都会の人は高原の鳥と思っている人もいるでしょうが、信州では里山や集落の中にも来ます。朝から鳴かれると結構煩いです(笑)。カッコウ、カッコウと鳴いてるといいのですが、カッで突然止められると、どうしたどうした何があったと気になります(笑)。ここで昼食へ。K氏が作ったおにぎりに私が持参した自家製の山椒味噌を塗って。馬鹿旨です。山蕗と干しホタルイカの煮物も持参。K氏がムサシヤの辛口ジンギスカンとタマネギの炒め物を作りました。

(左)午後は寒冷紗のトンネルを作りました。風飛び防止に洗濯バサミで留めます。(中)最後に水を入れます。(右)水は千曲川の坂城大橋近くから分流する埴科用水の水をポンプで入れます。32度の中の過酷な作業。プロの農家は、こんな時間に農作業はしません。この時間はお昼寝タイムです。

 K氏が畝を高く作りすぎたため、水を入れるのに時間が掛かってしまいましたが、なんとかめでたく終了。6月下旬に田植えをする予定です。美味しい米ができるといいなあ。

 翌日は畑で鬼の様に成り始めたスナップエンドウを収穫してから妻女山奥の陣馬平へ。山蕗を採りました。今回はコウナゴと煮付けます。その後、地元の人も知らない谷へモミジガサ採りに。少し遅かった様ですが、ひと束を採取。おひたしと天ぷらに。東北では山菜の王様と呼ばれる珍味。ウスバシロチョウの舞う山をそそくさと下りたら、下界はなんと最高気温が33.4度。脳みそが溶けそうです。買い物をして温泉に入って帰宅してまずビール。甘露です。少し昼寝して明日の準備。それにしても、この暑さには体がついていきません。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


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遠山郷、大鹿村、伊那谷、下諏訪。中央構造線を巡る旅 その2(妻女山里山通信)

2017-05-13 | アウトドア・ネイチャーフォト
 中央構造線を巡る旅二日目は、まさに中央構造線を肌で感じる一日になりました。地球のダイナミックな活動を感じることができました。

(左)早朝、宿の「美野鹿」から。正面の山は青田山。右手の谷は昔から大きく崩壊し治山工事が行われています。朝食前に散歩へ。(中)「美野鹿」二階の左端の部屋に泊まりました。ご主人が花桃が好きで敷地内にたくさんあり満開でした。朝食は前の記事に載せましたが、初めて食べるウコギ飯が非常に美味でした。(右)手前に見える赤い樹木は南天。正月用に出荷されるそうです。

 朝食をいただき会計を済ませて出発です。宿の裏手からの眺め。宿のご主人と名古屋からバイクで来た常連の男性が飼い犬の散歩へ。花桃が鮮やかに彩ります。

(左)まず近くの重要文化財「醫(医)王山福徳寺」へ。仏像台座の墨書に平治2年(1160)とあり、平安時代末期の創建とされるそうですが、建物自体はその後再建されたものだそうです。「山号は天台宗系寺院のものであり、本尊は薬師如来となろう。堂建立の施主や中心人物は不明であるが、大河原城址が指呼の位置にあることから、香坂氏や山号から天台座主であった宗良親王の存在が浮かんでくる。」と村の観光サイトにあります。(中)香坂高宗墓跡。室町末期。「香坂高宗は南北朝時代に大河原城主として征夷大将軍信濃宮宗良親王に忠節をつくした人物で、応永14年(1407)に大河原城にて没する。」と案内にあります。香坂氏(こうさかし)は、信濃国の武家の氏族。高坂とも書く。東信濃の名族滋野氏で、滋野三家の一つ禰津氏の禰津宗直の五男貞行を祖とする。香坂は佐久郡香坂(現佐久市香坂)に由来する。(Wikipedia)(右)春の大鹿歌舞伎が上演される大磧神社。YouTubeでも動画がたくさんアップされています。

 1957年竣工の小渋橋(国登録有形文化財)の向こうに南アルプスの赤石岳の勇姿。

(左)今回のハイライト、中央構造線博物館。学芸員の河本さんの解説は、専門的ながら非常に分かりやすく面白いです。中央構造線の露頭を切り出して展示してあります。中央構造線の立体模型が秀逸。この裏手にある大鹿村ろくべん館も同じチケットで観られます。大鹿歌舞伎の展示や村人の昔の暮らしなど。(中)鹿塩温泉の塩湯荘。海水とほぼ同じ塩分濃度の塩水が標高750mの地から湧き出ています。大昔ウユニ湖の様な塩湖があって、そこからお湯が湧き出しているのでしょうか。謎だそうです。(右)その向かいにある黒部の洞窟。幻の岩塩を求めて彫り続けた洞窟。結局岩塩は見つからず夢は叶いませんでした。その後、すぐ下の「塩の里」に寄り、私は鹿肉ソーセージと山塩を買いました。

(左)大鹿村の大西公園へ。ソメイヨシノは終わっていましたが、八重桜が満開でした。大西山の崩壊現場。南アルプスは砂山ともいえる山脈で、あちこちにこういう崩壊箇所が見られます。(中)県道59号を下って松川町へ。途中の小渋ダム。(右)南アルプスの塩見岳。

(左)昼食は、伊那でタイ料理のサワディー。私は鶏肉炒めご飯。奥の甘辛いソースをかけて頂きます。(中)青パパイヤのサラダ。タイ料理はハズレがないのですが、ここのは特別に美味でした。(右)伊那から高遠を通過して152号を諏訪に向かい北上。途中で立ち寄った守屋山の麓に鎮座する守屋神社。洩矢、守矢、守屋と検索すると、古代ユダヤ人まで遡ります。

 杖突峠の無料展望台からのパノラマ。拙書でも紹介の左の蓼科山から右へ八ヶ岳連峰。少しずつ重ねて撮った5枚の望遠カットを、フォトショップでつなげてあります。

 展望台から諏訪湖。諏訪盆地は、フォッサマグナにできた盆地で、約150〜120万年前からの糸魚川-静岡構造線断層帯の左横ずれ運動によって形成されたプルアパート盆地だそうです。そこにできた水たまりが諏訪湖。なので水深は7メートルしかありません。

(左)展望台のカフェで、私は地ビールの諏訪浪漫を。ブラジルのチーズパン、ポン・デ・ケージョも。なんでも前経営者が日系ブラジル人だったとか。ブラジルでよく食べた懐かしいコシーニャ・デ・フランゴもあります。(中)神長官守矢史料館。江戸時代まで諏訪大社上社の神長官をつとめた守矢家の敷地内にあります。設計は世界的な建築家、藤森照信氏。(右)館内展示の「サナギの鈴}。ミシャグジ神の鈴とあります。他には生贄の鹿や兎、蛙の剥製の展示も。武田氏の古文書も沢山所有しているそうです。

 藤森照信氏の茶室「空飛ぶ泥舟」。 昨年の初詣でも訪れました。その時のブログ記事です。藤森氏についても記しています。

 同じ敷地内にある茶室「高過庵」 。アメリカのTime誌に「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれています。

(左)ついで初詣ででは混みすぎて入るのを断念した諏訪大社上社本宮へ参拝。トヨタ・スポーツ800(通称ヨタハチ)。1965年(昭和40年)から1969年(昭和44年)にかけて製造されました。学生時代に知り合いの喫茶店店主に何度か乗せてもらいました。このオーナーは、この車を愛して止まないのでしょうね。非常に状態がいいです。(中)遊泉ハウス児湯へ。温まって帰路につきました。(右)夕食は料理が得意な長男が作りました。右手前はコシアブラがたっぷり入ったアサリのボンゴレビアンコ。超絶美味でした。左はベーコン入りの長芋のお好み焼き。外がカリカリ中がトロトロ。上は大鹿村で買い求めた鹿のソーセージとアスパラガスとエリンギのソテー。これも後引きの旨さでした。南信へ行かれたらジビエを買うことをお勧めします。実に内容の濃い中央構造線を巡る旅でした。ぜひ再訪したいと思います。
南アルプス ジオパーク

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


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遠山郷、大鹿村、伊那谷、下諏訪。中央構造線を巡る旅 その1(妻女山里山通信)

2017-05-11 | 歴史・地理・雑学
 ゴールデン・ウィークの後半は、長男と一泊二日で、信州の南端近くの秘境、遠山郷と大鹿村へ。そして伊那谷から下諏訪へと、中央構造線を巡る旅をしてきました。

(左)中央自動車道松川インターを下り、飯田方面へ。喬木村から県道251号を一路遠山号へ。すると山中で突然現れる自動車専用道路のループ橋。国道474号小川路峠道路です。未完成の三遠南信自動車道の一部。奥に見える直線の道路は、左の山際で突然終わっています。(中)上村川に沿って秋葉街道152号を南下。南アルプス ジオパーク・エコパークの看板。全体像をここで掴んでおきます。(右)遠山郷下栗の拾五社大明神(正八幡宮)。応神天皇を主祭神として八幡社を祀り木火土金水の五神が合祀。さらに元和元年に遠山氏滅亡後その霊を慰めるため八社の神として祀られる。諏訪大社の祭神、建御名方神その御子神十三神が祀られていることから拾五社大明神と呼ばれている。(神社の看板から抜粋)。湯立神楽行事で有名な霜月祭も行われます。

(左)神社の参道脇に咲くニリンソウ。(中)下栗の里をジグザグに登っていきます。花桃や菜の花が咲いていました。ロードバイクで登る人もいます。(右)下栗の里の最上部にある駐車場。レストランや売店なども。ここから30分ほど歩いて下栗の里が一望できる展望台へ向かいます。

 展望台からの下栗の里。信州三大秘境や、日本の秘境100選のひとつに数えられている秘境です。

(左)山を下って遠山郷の中心地の和田へ。ジンギスの肉のスズキヤのある秋葉街道。(中)昼は道の駅の横の食楽工房屋で。私はゆず塩ラーメンとビール。化学調味料臭くないあっさりラーメンも美味。クラシックラガーは珍しい。(右)息子は鹿肉のメンチ定食。非常に美味しかったそうです。

(左)遠山郷土館のある和田城跡へ。(中)霜月祭の展示がたくさんあり非常に興味深く鑑賞しました。(右)和田城跡からの展望。

(左)和田城跡の裏手にある曹洞宗盛平山龍渕寺。春の花まつり。万国旗が…。(中)神社の木彫。(右)遠山氏の墓。後ろの四本の杉の大木は、根本で全て繋がっていました。

(左)旧木沢小学校へ。(中)校長先生です。(右)懐かしい机。蓋をひっくり返して粘土細工をしました。

(左)展示はプロの学芸員ではなく地元の老人達がやっている様で、雑然としていますが、面白いです。(中)亡き父が冬になると使っていた縄綯い機。(右)遠山郷の森林鉄道の写真は非常に興味深いものでした。

(左)なんとテクニクスのアナログプレーヤー。(中)職員室。6つの机と右に校長先生の机。(右)懐かしい謄写版。中学時代に編集長だったので、これで速報新聞を作りました。古いハモンドオルガンがたくさんあり、懐かしくてちょっと弾いてみました。私が通っていた小学校や中学には、理科準備室に人体の内蔵模型やホルマリン漬けの色々な生物がいて結構恐怖でした。

(左)遠山森林鉄道の牽引車。(中)索道を利用した伐採現場。(右)崩壊した山林に植樹。色々な広葉樹が植えられていました。

(左)北上して大鹿村へ。今夜の宿の「美野鹿」へ向かいます。(中)「横須賀カレーフェスティバル2015」で鹿肉カレーがグランプリを受賞,そのカレーが食べられるレストラン。(右)宿の「美野鹿」からの眺め。これは写真では伝わらないと思います。北信では見られないダイナミックな風景です。

(左)民宿の夕食。これに山菜の天ぷらが追加。地元の食材が使われとても美味でした。裏の斜面に咲いていたショカッサイがちらし寿司に。お洒落です。瓶ビールを2本いただきました。宿泊者は名古屋からのご夫婦と、やはり名古屋からのライダー。拙書を紹介しましたが、色々質問もしてくださり、持っていた見本誌を興味深く読んでくださいました。(中)民宿の部屋からの夕暮れ。(右)朝食。ウコギ飯を初めて頂きました。茹でて塩もみしたウコギが大層美味。

 次回はその2で、大鹿村の中央構造線博物館から伊那へ、更に北上して下諏訪へ。中央構造線の旅は続きます

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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