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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山陣場平の春蘭が開花。貝母はつぼみが下向きに。ヒナスミレとタネツケバナ、カンスゲの花。紅梅と白梅(妻女山里山通信)

2024-04-05 | アウトドア・ネイチャーフォト
 妻女山陣場平の貝母はつぼみが下向きになりはじめました。今回は山仕事をしないので歩いて登りましたが、スギ花粉が飛んでいてまいりました。メガネとマスクをしましたが、マスクが息苦しくてあえぎました。スギ花粉はほとんど飛んだ後でしたが、風があったので舞い上がったのでしょう。目が痒いどころか痛くなり片頭痛もしてきました。やれやれ。
 貝母の開花情報は当ブログやX(旧ツイッター)、インスタグラムで紹介していきます。

 たった一輪咲き始めたシュンラン。シュンラン(春蘭)は、単子葉植物ラン科シュンラン属の蘭です。洋蘭として人気のシンビジウムの仲間。

 ほかに二ヶ所ほどあるのですが、まだ咲いていません。

 貝母(ばいも・バイモユリ・編笠百合)のつぼみ。花柄が伸びてつぼみが下を向き始めました。まもなく咲く合図です。次の週末にはかなり咲き始めるでしょう。

 最高気温は20度。かなり草丈も伸びてきました。

 大きな株の間に種がこぼれて出てきた小さな実生あります。株間にシロヤブケマンの若葉がたくさん芽生えています。ウスバシロチョウの食草です。氷河期の生き残りといわれる透き通った白い翅のウスバシロチョウは、5月中旬ごろから舞い始めます。

 陣場平のセリバオウレン。雄花。

 ヒナスミレ(雛菫)でしょうか。スミレもカタクリやニリンソウなどと同じアリ散布植物です。種につくエライオソームを求めてアリが巣に運び、不要な種を巣の外に捨てることで増えます。

 タネツケバナ(種漬花・種付花)。あちこちに咲いていますがあまりにも小さいので目に入らないかも。

 堂平大塚古墳の紅梅は満開です。

 白梅もかなり開きました。

 陣場平の下の立ち枯れの山桑が倒れて林道を塞ぎました。これは近々処理します。

 ニワトコ(庭床・接骨木)レンプクソウ科ニワトコ属の落葉低木。若芽は山菜。接骨木という不思議な名前は、枝や幹を煎じて水あめ状になったものを、骨折の治療の際の湿布剤に用いたためといわれます。ニワトコの杖は「宿命の杖」といい、魔法の杖といわれ、『ハリー・ポッターと死の秘宝』に登場します。

 長坂峠から見る斎場山。森林組合の人が赤松の伐採をしていました。左に見えるゴミは次の作業時に回収します。

 カンスゲ(寒菅)カヤツリグサ科スゲ属。妻女山では、林道ののり面や日当たりの良い尾根筋で見られます。

 妻女山展望台裏手の四阿から見る茶臼山と白馬三山。ソメイヨシノの花も来週には開花するでしょう。

 妻女山入り口のホトケノザ。奥にそびえるのは斎場山(512.8m)。森のあんずも満開になったそうです。杉花粉の飛散がもの凄いので(これでも多摩地域よりはるかにましなんですが)いつ撮影に行こうか思案中です。

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