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ベネルクス国境の旅(9)アムステルダムで鉄道を見る

2018-09-27 22:44:29 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


4日目(9月11日)の朝です。ぐっもーにん

■アムステルダムの朝



清々しい朝でした。

今日も元気に活動開始。

昨夜のフリッツがしっかり胃もたれしてますが…


本日は、アムステルダム、ユトレヒトを観光し、ユトレヒトからドイツへと国境を越えます。



移動距離がかなり長いですが、途中ローカル線で国境を越えますので、移動時間も相応に長いですw


さて、ホテルをチェックアウトしまして、朝のアムステルダムへ。

比較的早い時間ですが、既に通勤ラッシュがはじまっています。




駅前のトラムターミナル

相変わらず忙しく電車が走っています…いや、昨夜以上に忙しく

電停前には入線待ちのトラムが並んで待っていました。




わかりますかね、この写真で、電車が4本写っています。

ただ、駅前広場のほうはというと、昨日よりやや人が少ないです。観光客がまだ少ないからかな。




堪能したので、駅の中へ入りましょう。


アムステルダム中央駅、まず紹介したいのが、こちら



クロッケンの自動販売機です。駅コンコースの通路にあります。まだ営業開始前でした

営業中は、この扉の中に、各種クロッケンがずら~~~~~~と入っています。

向こうはそのまま厨房になっていて、大量の鍋でクロッケンを揚げてまして

売れるそばからアツアツが補充されるという仕組み。

購入者は、小銭を投入して、ドアをあけて中のクロッケンを取り出します。

かなーり美味しかった。




ホームに出ます。アムステルダム中央駅はほかのオランダ鉄道の駅と同様、入口に改札がありますので

駅の中の治安は大変いいように思います。

そもそものアムステルダムの治安自体も、昨日書いたように、全く問題を感じるようなものではありませんでしたが。




アーチ屋根ひとつがデカい!

アムステルダム中央駅はアーチが横に二つ(ほんとは三つありますが、三つめはバス用の屋根)あり、

12番線ぐらいまでありますから、各アーチにホームが6つ、ということになりますね。


また、これはオランダ鉄道のもうひとつの特徴で

ホームの真ん中に、渡り線がある。

これは、マーストリヒトの駅なんかもそうでした。

そして、ホームの前のほうをA、うしろのほうをBとして、別々のホームとして運用しているのです。

上写真のようなケースでも、手前から奥に行く列車がありまして、

真ん中の渡り線で、向こうに止まっている二階建電車を抜かして、出発していくのです。

同じホームであっても全然違う行先であったり、同じ方面の別列車であることもありましたから、

案内で、どちらの列車かはきちんと確認しなければなりません。




オランダで飲むハイネケンは、おいしかった。日本と全然味が違いますよ。




なんとなく別ホームへ。




フランス鉄道のTGV、タリースが止まっておりました。

これからパリを目指すのかな。

ユーロスターも1日2往復、ロンドンから乗り入れているそうですが、

イギリスはシェンゲン協定非加入、出国審査はどこでやるのでしょうかね。

(ユーロスターが入ってきたときだけホームを締め切るのか、ブリュッセルまで行ってから審査するのかな?)




緑の機関車に牽引されて、インターシティが入ってきました。

オランダのインターシティは、運転席付きの客車をあまり見ませんで、

前後に機関車を連結して走っているのをよく見ました。

でも、昨日見たアムステルダムの機関区には、運転席付の客車がずらずらならんでいて…不思議。


そして、向こうのホームに、いいもの発見



大好き、ゲンコツ電機!!!

これが見たかったから、遥々オランダまで来たようなものです!ようやく見れた。

カッコイイですよね。長編成の列車の先頭に立っている姿も凛々しい。


この列車は、アムステルダム発ベルリン行のインターシティ。

9時ちょうどの発車だったと思いますが、さすがに長距離列車だけあって、ホームには15分ぐらい前から入線済でした。

※後で調べたら、この列車はIC143号、ベルリン到着は15時22分、遥々6時間半かけて走る長距離列車でした。


左のホームの二階建てが邪魔してましたが、出てってくれましたので

反対ホームにうつる。




カッコイイいいいいい!!!!!

そして編成、めっちゃ長い

当然食堂車も連結されています。

このホームは割と回転率が高めで、すぐ次のインターシティが入ってきてしまいましたので、見納め。

別のホームへ。




また、ゲンコツ電機が入ってきました。今度は普通列車




この姿もなかなか凛々しいですね。

連れている二階建客車も、なかなか年季の入ったものでした、あまり見ませんでしたね。

ラッシュ時だけ仕事するやつでしょうか。




なかなか、かっこよい。




車内はこんな感じでした。古風な内装がそそりますね。

しかし、これだけゆとりのある通勤列車、羨ましい限りです。




あっという間に回送されていきました。


まだ予定より少し時間があるので、駅の反対側に出てみましょう。



たまたまあった、発車案内。この頻度!すごいです。

もっともこれをさばくホームは、12本やら13本やらある

(かつ、半分でわけて使えるので、実際は24本ぐらいの容量がある)ので、某名鉄のようなあわただしさはない。


朝のオランダ通勤風景は、こんな感じ

朝のアムステルダム





ちょっと尾道っぽい雰囲気の渡し舟

もしかして、同じタイプかな?

などと考えていたら、列車の時間がきましたので、本日の目的地へ移動します。




私の乗るのは9時5分のマーストリヒト行。

このままマーストリヒト、リエージュと戻っても面白いかな?と思ったんですが、せっかくなので

別ルートで国境を越えます。

残念ながら、別ルートにはまた、トラブルが待ち構えていたのですが。。

(国境ローカル線はどこもややこしいですよ。ここまで来てアレですが、国境をローカル線で超える旅は、おすすめしませんw)


つづく


※昨日アムステルダムの王宮載せるの忘れてましたw

あんだけ広場ではしゃいでたのにねw




★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る<本記事>
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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ベネルクス国境の旅(8)フリッツァー事件

2018-09-26 23:44:36 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


■アムスはトラム天国



アムステルダム中央駅、19時前の到着です。

前の記事に書いたように、第一印象は、とにかく『寒い!』

思えば、今回の旅でいちばん北に来ていました。日本だと、稚内とかと同じぐらいでしょうか。もっと北かな?


ホームを一通り見物して(うわさのコロッケ自販機でコロッケを買って)

改札を抜けて、市街地へ!

※アムステルダムのコロッケ自販機では、焼き立てコロッケが提供されてます、

というのは、自販機の裏に厨房があって、焼けたそばから補充していくからw

この詳細は後日の別記事で書きます。

コロッケ(オランダ語では『クロケット』とか『クロッケン』とかいいます、コロッケでも通じます)は

外カリッ、中じゅわっ、最高においしかった…





おおお~、アムステルダムだ、本当に運河の街だ。


アムステルダムの『ダム』は日本語と意味が同じで、「せきとめる」とか「堤防」の意味だそうです。

「アムス川のダム」というのが由来、実際アムステルダムの街は、ほぼ干潟というか、水上にあるような雰囲気です。




赤レンガの巨大なアムステルダム中央駅、日本の東京駅は、この駅を参考したとのこと。

そんな古いのかと思ったら、1889年の完成とのことで…(東京駅は1914年の完成とのことです)




向かって右側の時計は、現在時刻を示しています。

左の針が、現在時刻を示していませんが、これは壊れているのではなく…w

風向きを表しているのだそうで。

※見ていたら、結構くるっくる回ってましたw




正面から。

駅舎の正面は、川を挟んだ巨大な駅前広場になっていて、




観光客や通勤客をかきわけて、トラムが走り回る!




駅前は、東と西に二つのトラムターミナルがあり、ここを発着するトラムが次々駅前広場を通っていくのです。




赤レンガをバックに。


動画で~(途中でカメラのシャッターを押したので、二分割されてしまいました)

アムステルダム中央駅の雰囲気



アムステルダム中央駅の雰囲気(2)





次々でてきます、居て飽きない。

心配していた治安も、全く問題なさそうで、よかったです。というか、むしろ治安いいんじゃないか?雰囲気的に…




時々現れる、この旧型?のトラムが、かわいいです。

旧型といいつつ、VVVFで低床で、しっかり主力なのがいいですね。

むかーし見たテレビで、この市電がでてまして、憧れていたのでした。

今LEDになっている、この巨大な行先表示も、幕でぐるぐる回してたと思います。




新型がきて




同時に発車したんですが、この先は単線。

合流の時どうするかな、と思ったら、手で合図、アナログw




走り去っていきました。

よく見ると、側窓の配置が面白い。部分低床というやつでしょうか。




もう一度アムステルダム中央駅。偉大ですね。


薄暗くなってきて、そろそろ警戒しなければならない時間であるにもかかわらず

ここで治安面の不安を感じることは、まったくありませんでした。

単純に慣れた、のもあるかもしれませんが…




キリがないので、いったん宿に入ります。


★宿泊したホテル

A-Train Hotel

https://atrainhotel.nl/

駅前広場から川を挟んだ向かいにありますが、駅前広場が広すぎるので…徒歩5分といったところでしょうか。

といっても、人通りの多いところを歩きますし、『飾り窓』とは反対側になるので、

治安面はまったく問題なさそうでした。

どちらかというと高級ホテルがあるエリアに、ひっそり佇む小さいホテルといった感じ。


カウンターにはオーナーと思われるおじいさん、この方が“その道の方”でして…

フロントがどことなく、切符売り場を模したような雰囲気であったり

客車の座席のようなラウンジや、行先表示、世界各国の鉄道写真が飾ってあったりと

鉄道が、好きなんだな…という雰囲気が感じられました。

(内装はこんな感じ→https://atrainhotel.nl/pullman-lounge/

また、息子さんと思われるおじさんも、とてもやさしい方で、なんと日本語堪能というサプライズ!

まさかの3日目にして、オランダで、日本語でチェックインするという、珍プレー


宿泊費は1.6万円…さすがに安くはないですし、部屋もやや狭い

キャンセル一切不可!ということで、予約も慎重にしなければならないですが

不満ではないです。サービスも良かったですし。


もっと鉄道の話をしたかったのですが、割と忙しそうだったので、翌朝に…と思っていたら

チェックアウトのときはアルバイトと思われるおばさんがカウンターに立っていて、残念。。




↑部屋の壁にも鉄道の絵。エレベーターの中も鉄道の絵。何ならトイレには、客車のドア…と、至れり尽くせり(何が?w


■夜のダム広場へ

いったんチェックインしましたが、まだ薄明るいですし

先ほどの駅前の雰囲気も、悪くなかったので

8時前ではありますが、歩いて観光名所のダム広場を目指しました。

駅から15分ぐらいの距離でしょうか。

通る道さえ間違えなければ、たぶん大丈夫でしょう。。






さすがに薄暗くなりましたが、相変わらず不安なことはないです。

ただ、くさいですね、アムステルダム…

とくに『COFFE SHOP』がある路地などは、シンナーなのかなんなのか

甘ったるいにおいやら、鼻をつくにおいやら、様々なにおいが満ちていました…

※ガイドブックなどにも書かれているのですが、アムステルダムで『COFFE SHOP』は要注意です。

『Cafe』は日本と同じ、コーヒーやお茶を楽しめるお店ですが、『COFFE SHOP』はマリファナなどを吸うお店なのだそうで…

そんなのがメインストリートのちょっと裏などに、堂々とあったりしますから、驚きなのですが

そーんなに悪そうな人が出入りしている雰囲気は、なかったですね。

もっとも、道端で奇声を発しながら頭を振っているOL風お姉さんや、目が座って空を見ているおじさんなんかは見かけましたが



てくてく歩いて、ダム広場に到着です。人がとても多くて、にぎやか!

ダム広場の雰囲気


※動画中に録音されていますが、ベルギーやオランダの歩行者信号機は、リズムを刻んでいて面白いです

赤のときは、カチ、カチ、カチと時計の針のような音でカウントダウンをして

青の時はテテテテテテテテテ…と連打音を発します。

※また、かなりの数の信号が、押しボタン式でした。これも日本とは異なりますね。

そして、押しボタンは指でおすのではなく、こぶしで叩くのが『流儀』だとお見受けしましたw



夜8時過ぎですが、トラムは相変わらず、ばんばん走り抜けます。

ダム広場を往くトラム①



ダム広場を往くトラム②



ダム広場を往くトラム③



みてわかるとおり、とにかく人が多いのです。これまで旅してきた中で、たぶん一番にぎやか。

そんなダム広場ですが、ぐるっとトラムの線路がループ状に敷かれています。



もうここを通る系統の運行は終わったのか?まったく電車が走る気配はありませんでした。

王宮をぐるっと回る、面白い構造なのです。

走る電車も見てみたかったですね~。




広場には巨大なデパート




デパートの隣は…なんだ?

普通のオフィスかもしれませんが、重厚で歴史あるデザイン




こんなところのH&Mでお買い物してみたいものですなー




ダム広場の隣の道もトラムが走ります。

したがって、さきほどのダム広場をぐるっと回る線路は、二つのとおりを連絡する役割も担っているのですね。

あれもデパートかな。


見てのとおり、9時前になって、かなり薄暗く、肌寒くなってきましたので

観光はおわりにして、晩飯を食べがてら、ホテルに戻りますが…

まったく、治安の面で、問題は感じませんでした。なんじゃい

むしろベルギーの、どの都市よりも平和じゃないか?と

ここだけ見た感想ですけどね。





美しいところでしたよ、アムステルダム。




ごみ収集車にあおられるトラムw



※思ったのですが、ガイドブックなどで盛んに、アムスは治安が悪い、軽犯罪が多い…と書かれているのは

日本だと「新宿の治安は、悪い」とか「東京の治安は、悪い」とかいうのと

同じじゃないですかね。

つまるところ、人が集まるところでは、犯罪も起こる。

そしてアムステルダム中央駅の場合、はじめてオランダに来た日本人が、まず降り立つところです。

となると、不慣れな日本人が、鞄から目を離したり、財布をポケットに入れていたり、紙袋広げて歩いてたり…

そら、狙われますよね。私がスリの立場なら、たぶん目を付けます(犯罪を奨励しているわけではないので、くれぐれも…)

そうして、被害に遭う方が、多いのではないでしょうか。


同じことが、フランクフルトや、ブリュッセルにも言えると思います。


今回歩いた感覚として、きちんと対策して、それなりの心構えをもっていれば

そんなに治安の悪いところでもないんじゃないかな、と。

そう思いながら、薄暮の大都会を、てくてく歩いた次第でありました。






“敵”は意外なところに潜んでいたのですが・・・

(意味深な余白)





■フリッツァー事件

※フリッツとは、ベルギー人やオランダ人の大好きな、フライドポテトのことです。

何を隠そう、フライドポテトは、ベルギー発祥の伝統料理なのだそうです。


おなかがすいたので、通り沿いのファストフード店へ。



店員『which size? you looks so hungry(にやにや)』

わし『yes, I'm hungry so... 』

近くの黒人『hungry? Large size recommend(的なこと)』


わし『OK! Large size with spicy sauce please!






近くの黒人&店員『You are challenger(爆笑wwwww)』


どうしてこうなったw

8ユーロかそこらだったので、ボられてはいません、むしろ安すぎるぐらいなんですが…

私、手がでかいので、あまり大きさをかんじないかもしれませんが…メガホンぐらいありますよ、これ




わわわ…笑

これでも歩きながら、結構たべてきたんですが。。。

(気前がよかったのか、売れ残りをつっこまれたのか、最初はソースの上にもポテトが山盛りでした)








ハイネケンよりでかいw

これ寝かせるために、3分の1ぐらい食べたんです、そうしないと置くこともできないので。

フロントのおじさんも爆笑w

ミスター・フリッツァーの称号をいただきましたw

これを、『からんだフリッツァー事件』と命名します。。。笑






おいしくいただきました。


三日目、完!


★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件<本記事>
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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ベネルクス国境の旅(7)風車の村

2018-09-25 22:25:44 | ★2018ベネルクス国境の旅
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■風車村へ

【Delft】15:54 →【Amsterdam Sloterdijk】16:49(IC 2259列車 Amsterdam Centraal行)

車窓風景(デルフト→ハールレム)


【Amsterdam Sloterdijk】16:59 →【Zaandijk Zaanse Schans】17:11(Sprinter 4752 Uitgeest行)

オランダに入り、だんだんと駅名が読めなくなってきているのを感じつつ…

デルフトから、インターシティに乗って、アムステルダム…なんちゃ~ら駅で乗り換えます

なんちゃ~ら駅はアムステルダムセントラル駅の隣。

隣のホームに移動するためにいったん改札を出なければならず、???と思ったのですが

次に乗ったUitgeest行の沿線は、改札が無かったので、中間改札なのだと理解しました。

(意外と、日本での鉄道の知識が役に立つものです)

※過去の記事も含め、すべての乗車列車を記載するように加筆をしました。

以後の記事も、すべて乗車列車を載せていきます。



到着したのは、Zaandijk Zaanse Schans駅

風車村として有名な、ザーンセ・スカンスへの最寄り駅となります。


オランダでいちばん有名な風車村は、キンデルダイク(世界遺産)なのですが

交通アクセスが便利とはいえず、1日仕事になってしまうので、今回の旅では寄らないことにして

アムステルダムから電車でアクセスできる、こちらのキンデルダイク村を散策することにしたのです。

ここは、風車村ながらイマイチ知名度がない(キンデルダイクの陰に隠れてる)のですが

とても好ましいところでしたので、きちんと紹介。


駅を出ると、この地域の案内図がででーんと現れます。



ちょっと見づらいですが、今いるのは地図の真ん中あたり

YOU ARE HEREとなっているところです。

この辺一帯(というか、広い意味ではオランダ全体が)干拓地のようです。

※オランダのことわざに、「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が創った」というものがあるそうです。

そのぐらい、オランダという国は、干拓と水路によってつくられた土地なのです。

この地図をみると、よくわかりますね。


少し歩くと、ザーンセ・スカンスの案内地図

ちょっと落書きが残念ですが…



駅前通りを突き当りまで歩いて左折すると、最初の風車が見えてきて

ここから、橋を渡ると、ザーンセ・スカンス村に入るということです。




最初の風車が目印です。近くでみると、結構でかい。

この辺まできますと、見えてくる見えてくる




遠くのほうまで風車がずらずらり。

オランダにおける風車の役割は、粉ひき、動力源として使う、などのほかに

排水という目的が大きかったのだそうです。

これだけ大きな河川?入江?があれば、水の操作は絶対にしなければならないですね。


で、この場所から川を渡って、ザーンセ・スカンスに入るのですが、目の前の橋が



壁でしたw

自転車用の橋があるのがオランダ流ですね。




目の前の入江を大きな船が通っていくのです。

海なのか、川なのか…?


橋を渡るとすぐにザーンセ・スカンス村です。

村に入ると、こんな感じ。



オランダの田舎風景です。きれいじゃないですか




いい雰囲気ですよ。人気が無いということは、人が少なくて静かということですから

落ちついて見られるのです…と思いきや

残念ながら、バスで乗り付けたアラブ系の方々とタイミングが一緒になってしまって

見た目と裏腹に、にぎやかでした(^^;




第二の風車です。

この風車は止まっていますが、他の風車は回っているものもありました。




全体的にのどかな村です。向こうのほうに見えるオレンジ色の集団が、バスできた観光の方々

アラブ系…と書きましたが、中国系の方々もいらっしゃいましたね。




しかし、水が大変近いですね、

ひとたび水かさが増えれば、あっという間に水没してしまいそうです。




風車はいずれも水辺に並んでいます。

いずれもデカくて、頑丈。水が溢れたときには避難所として使えそうです。




カラスかな?




風車から少し奥に入ると、見渡す限りの大平原

神は大地を創り、オランダはオランダ人が創った…と




水抜いて、これだけの大地を創り上げたオランダ人は、確かにすごいです。




しかし、しかーしですよ

この川(入江?)、くさいんです…

生臭いとか、しょんべんくさいとかではありません。なんか、チョコレートくさいのです…笑

目の前にココアの袋がある、という印象。。

駅を降りたときから、なんか甘ったる~い香り(におい)がするな、と思っていたのですが

橋を渡ったあたりから強烈ににおう。

ココアの中を泳いでいるようですw


原因は、すぐにわかりました。

駅の近くに、巨大なココア工場があるんです。

ここからの排気なのか、排水なのか…が、かなりのココア臭なのですw

これもまた、歴史のある工場のようなのですが…うっぷ

ココアによってしまいそうですw


小さな村でして、1時間もあればぐるっと見れてしまいます。

くさいですし、日も傾いてきたので、駅に戻りましょう。

今夜の宿泊地はアムステルダム、事前の調べで、アムステルダム近辺の治安は悪い、と聞いていたので

せめて明るいうちに、宿に入りたかったのです。




駅までの通り沿いに、かつてのこの辺りの風景が並んでいました。


不思議なことに、駅は閑散

どうやらザーンセ・スカンス村を訪れる観光客の大半は、観光バスか、車のようです。

15分に1本程度、アムステルダム中央駅から電車がきてるんですけどね。

(まだそこまで人気じゃない、ということでしょうかね。

 ちなみにライバルキンデルダイクは、ロッテルダムまたはユトレヒトから路線バスで1時間とのことで、

 公共交通でのアクセスという面では、こっちのほうが圧倒的に優位にある気がするのですが…)


■首都を目指す

Zaandijk Zaanse Schans駅にて





やってきたスプリンターの電車で、アムステルダム中央駅を目指します。

といっても、15分かそこらの距離ですが…

【Zaandijk Zaanse Schans】18:18 →【Amsterdam centraal】18:36(Sprinter 4769 Amsterdam Centraal行)




車内はこんな感じ。1等2等を問わず、閑散としていました。

ちなみにここでも、通路を挟んだ隣に車掌さんw




スーツケースもこんな感じに無防備にw




ニッサン!

そういえばオランダでは、割とプリウス・リーフを見かけましたね。




アムステルダムが近づくと、車窓に車両基地が広がります。

ゲンコツ電機!




やたら先頭車w

繁忙期の特急「ひだ」のようですねw

そんなこんなでアムステルダム中央駅に到着です。




降り立ちました…さんむっ!笑

9月10日の月曜日でしたが、アムステルダムは10度そこらしかありませんでしたし

駅の裏がすぐ海!なので、風が吹きつけて、寒いのです。。


なにはともあれアムステルダム。

地球の歩き方で、治安が悪いとお墨付きの、アムステルダム。

外務省から、駅構内での切り付け事件がアナウンスされた、アムステルダム。

麻薬が法律で認められているアムステルダム。

飾り窓(風俗街)が観光名所な、アムステルダム。

なんか、いい印象ないですけど、大丈夫ですかね…笑


つづく


★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村<本記事>
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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ベネルクス国境の旅(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)

2018-09-24 20:47:38 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


■オランダの車窓から

ブレダーでオランダに入り、再びインターシティで

最初の目的地デルフトを目指します。


デルフトといえば、陶器とフェルメールの街、といったところでしょうか

こじんまりとしたかわいらしい街とのことで、途中に寄って行くことにしたのです。

【Breda】14:23 →【Delft】14:58(IC 1146列車 Den Haag Centraal行)


オランダに入ると車窓も変化。



こんな近代的な街中を走ります。ロッテルダム付近

アントウェルペンもブリュッセルもでかい街でしたが、ロッテルダムは圧倒的




おー、スカイスクレイパー




天気がイマイチなので写真もイマイチなのですが…(←天気のせいにする)

車窓風景(ロッテルダム→ハーグ)


動画後半で、ハーグの高層ビル群が見えてきます。

オランダ国鉄は『NS』といいます。黄色と青が標準色ですね。

さっき国境を越えたばかりなのに、走っている列車が全然違ってくるのが面白いです。

※私が鉄道好きなのは、まさにここなんです。

トヨタ車は、世界中どこで走っていてもトヨタ車ですが

鉄道は、その国、地域によって、会社も違えばルールも違う、色や形も全然違ってくるのですね。

日本国内でも、広島に行けば黄いない電車が走っている、とか。

その土地の風景の中を、その土地にしかいない鉄道が走っている。そこに行かないと会えない風景がある。

これは、旅の醍醐味でもあり、鉄道の醍醐味でもある、と私は思っています。

もちろん車にも、自分で運転できて、好きな時に好きなところへいける、という魅力があり

車の運転も、私は好きですが(^^)



小一時間走って、デルフト駅に到着。



いやー、オランダにきちゃいましたよ。

オランダの鉄道は、ベルギーに比べると清潔で、近代的。

さっきからちらちら見えてた高層ビル群といい、経済力の差を感じます。

※ちなみに、ベルギー人とオランダ人は、仲悪いそうです。これはこの後出会う車掌さんから聞きましたw




オランダの鉄道は、他のヨーロッパ諸国と違い、改札口があります。

したがって、改札口の中の治安は良い。

ベルギーの駅とは、全然雰囲気が違いました。


デルフト駅の外にでます。



駅前は、すぐ自転車道と運河、市電!

とくにこの、自転車道というやつは、慣れないとどうやってわたっていいかわからないですし

歩道とよく似ているので、間違えて入ると、ものすごい勢いでベルを鳴らされてしまいますw

オランダでは自転車・原付>歩行者>車が優先順位のようです。

※自転車専用道を渡るときは、信号があるときは信号に従って渡り、信号がないときは自転車の合間で渡ります。

車は歩行者がいると止まってくれます(これも驚きなのですが、ヨーロッパの自動車は歩行者がいると、ほぼ100%止まってくれます)が

自転車・原付は、絶対に止まりません。タイミングを見て渡る必要があります。

※そしてその自転車は結構なスピードで走っていますから、ちゃんと左見て、右見て、もう一度左見てから渡ってください。





向こうのほうには風車がお目見え。山がないのもオランダですね。

ここのトラムは、隣のハーグ市から直通なのだそうです。

今回は乗りませんでしたが、ハーグ駅からトラムでのんびりやってくるのも、風情があっていいものですね。




さて、街にくりだしましょう。


…だめでしたw

目の前の自転車道が渡れず、しばらく右往左往

現地人はよく渡っていきますなぁ




市電を見届けて、こんどこそ街に繰り出します。


デルフト市街に入っても、チャリンコはばんばん走るわ、歩道にトラック乗り上げて走るわで

お前ら自由かw

やっとの思いで、旧市街に入れましたよ~。と、見えてくるのがこちら




観光名所、デルフト旧教会です。

綺麗な景色ですよね~




気になりますか?

…触れませんよ~触れませんよ~




ごめん、無理w

おたく、傾いてませんか????w


そうなんです、デルフト旧教会、傾いてるんですw


むかーしむかし、教会を作ろう!ってなったときに

教会の隣の運河を埋め立てて、鐘楼を立てたんだそうです。

ところが、つくっている途中で地盤が緩かったことが発覚し、だんだん傾いてきて…

やば~となったので、途中からちょっとずつ傾きを修正してそのまま積み上げて

でも、傾きは止まらず、最終的にてっぺんの屋根を作ったときに、垂直になおして安定したから

ま、それでいいや!と丸く収めてしまうのが、オランダ人w

(パンフレットをかなりの悪意で意訳してますwちゃんとした説明が見たい方は、オランダ観光局へ~)




こういことです。徐々に修正w

ただ、傾いた塔、というのは精神衛生上よろしくなく…

実際に、転居しちゃった人も、いたのだとか

(その女性の銅像が建てられているそうなのですが、見に行ったときはわかりませんでした)


そんなことが起こっても、そのまま残してしまうのが、オランダ人らしいですね。自由ですなw




つっこんじゃいましたが、運河の景色はとても綺麗です。




秋なのに花が咲くのはオランダならでは、ですね。




中心市街地、マルクト広場を目指します。

小さい街なので、ほんの5~6分歩けば、もうマルクト広場。

この広場のまわりには、フェルメールの生家、フェルメールの家、フェルメールの結婚後の家、とフェルメールだらけ


旧教会の鐘楼が傾いてしまい

このままじゃ、街全体が傾くぞ、と思ったか否かは不明ですが

『傾いてない』鐘楼をもつ、新教会が建築されたのは、意外にも、旧教会建設中の13世紀とのこと。

その新教会が、こちら




え、でかくないですか?笑

周囲の街並みに比べると、明らかに大きいのです。

高さ108メートルとのことで、あのブリュージュの大鐘楼よりも、20メーターぐらいでかい




写真の撮り方が悪いからか

傾いてるような気が

するような、しないような…笑




かわいらしい街並み、明るく陽気な人々

オランダは、ベルギーと全然違います。




明るく陽気な人々、といえば…

オランダ人って、口笛好きですよね

車掌さんも、警察官も、工事関係の人も

みんな口笛で、なんかのリズムを刻んでいましたよ。




おもちゃのような街並みですね。




新教会と対になって、市役所がどかん

市役所の建築様式は、マーストリヒトのものともよく似ています。


ほか、フェルメール関係のあれこれを見物したりして、デルフト見学おわり

次へ移動。

実は今夜はアムステルダムに泊まるのですが、陽が落ちるまでに

もうひとつ、観光地を巡りたいのです。






移動はまだまだ続くのです~




次回へつづく

★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)<本記事>
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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ベネルクス国境の旅(5)芸術の街からオランダへ

2018-09-24 16:05:52 | ★2018ベネルクス国境の旅
>>2018ベネルクス旅行の目次はこちら


■アントウェルペンの街を歩く



さて、壮大な中央駅を背にして、街中へ出ていきましょう。

駅前広場はなんとなく荒んだ雰囲気。事前に見ていた写真とかだと、駅前は公園になっているはずだったのですが…

まちがえたかな?(と、このときは気づかなかったのですが、降り立った場所は駅『横』広場だったのでした)




中華門をくぐって出てくるトラム

駅周辺はトラムの線路がぐるりと囲んでおりました。




実際、地図で確認すると、縦横無尽に線路が敷かれているのがわかります。


ところでアントウェルペンは、ブルージュとも違う、さすがの大都会。

駅周辺は、先ほどの中華街のほか、高級ショッピング街やビジネス街もあり

当然、ちょっと貧民街のようなエリアも広がっているんですね(という、前フリ…)。

で、何かと申しますと、私はここで「ノートルダム大聖堂」に行きたかったのですが

本来観光客が通る、ショッピング・ストリートではない、裏道を歩いてしまったのでした。

(地球の歩き方には「トラム沿いの道を歩けば~」とあったのですが、違うトラムだったようでした)



© OpenStreetMap contributors


駅からトラム沿いに歩きだすと、なんか歩道工事してるし、埃まってますし…




しばらくは人通りも多い大通りでした。沿線にも重厚な建物が見られましたが

すこし行くとトラムの線路は二手に分かれて、狭い路地へと入っていきます。

当然、ここを行くものだと信じて、トラム沿いの細い道を歩きますが、


そこは、こんな雰囲気に



えっと…観光客の方は歩かないほうがいいです…

めっちゃしょんべんくさいし、窓から怖い目でにらんでくる人いるし…笑

でも、狭い道をトラムが抜けていく雰囲気は、ちょっと面白いかな

ちょっと歩くとすぐ黒人の方々が道をふさいでらっしゃるので、右に左に歩道を渡り歩きながら、なんとか通り抜けまして

広めの交差点に



ここでようやく間違いに気づきました。今歩いてきた道は、この写真だと左手前から伸びる路地なのですが

向こうのBOSEの道にも複線のトラムが通っていて、

地球の歩き方に書かれていた、観光客の歩くべき「トラム沿いの道」は、あちらだったのでした。

なるほど…笑


と、ちょっと怖い思いもしましたが

この狭い道も、それなりに(トラムの)メインストリートではあるようで




このような、古風の観光トラムも抜けていきました。

もっとも、危なそうなエリアに電停は無いようでしたが。


表の道にでると、圧倒的に人通りが多くて、明るい!笑

少し歩くと、中心地の広場にたどり着きました。



フルン広場というのだそうです。

中央、少し暗くなってしまいましたが、銅像は画家・ルーベンスのもの

そうなのです、この街アントウェルペンは、画家ルーベンスの出身地になるのです。

と、書いたところで、私にはそういった素養がないですから、興味のある方は調べてみてください(^^;

※ヨーロッパを旅行して一番痛感したのが、絵画や音楽、歴史に対する、自分の知識のなさでした。

ここがすごい、あそこがすごい、と言われても、わからないのです。

ただただ綺麗だな、とか、すごいな、とか、そういった感想に終始してしまいがちで。

国内旅行であれば、なんとなくバックグラウンドが分かったうえで行動できますからね、

そこらへんがまだまだ準備不足だなぁというところです。





フルン広場はぐるっとトラムが回っていますが、これがかなりいい雰囲気で




オープンカフェのようなところを電車が抜けていきます。

線路と歩道に明確な区別はなく、わりと電車ぎりぎりのところまでオープン席です、日本ではありえませんねぇ。

酔っぱらって跳ねられたりしないか、心配ですw


フルン広場から斜めに伸びる道を抜けると、お目当ての場所に到着です。



こちらです。鐘の音が響き渡っています。




でかすぎて入りきっていないですねw

ノートルダム大聖堂です。


この場所は、日本人にとっても馴染みの深い場所、というのも

名作アニメ『フランダースの犬』の、最終回の舞台だから、なのだそうです。

残念ながら私は観たことありませんが、なんとなく最後のシーンは知っています。




フランダースの犬を説明する石碑と




ネロとパトラッシュ(を、モチーフにした芸術作品)

大胆にデフォルメされていますが、雰囲気はなんとなくわかりますね。

ここはさすがに、日本人も多かったです。


さて、アントウェルペン、ネロとパトラッシュ、ルーベンスときたら

やっぱり、有名な『絵』を見なければならないでしょう。

ノートルダム大聖堂は8ユーロ(だったかな?)の寄付で、入れてもらえました。




美しいですね~

少し座って休憩してから、ぐるっと見て回ります。

すると、ありました、ありました



ルーヴェンスの最高傑作といわれる『キリスト降架』です。

これを見たくて、ネロ少年は村を飛び出し、アントウェルペンの大都会まで来たのでして

この絵を見たところで、ぼくはもう疲れたよ、といって空へと昇って行ったわけですね。

そうでなくてもこの絵はルーヴェンスの大名作、とのことで

反対側にある『キリスト昇架』とともに、常に撮影の人だかりができていました。




ネロ少年とパトラッシュはここからのぼっていったのでしょうか。




しかしこの教会は、美術館のように様々な絵が収蔵されていて

たった8ユーロでこんなに見ていいの?というぐらい、満足度が高かったです。

日本語のパンフレットもありました~




つづいて、ノートルダム大聖堂のすぐ西隣

グローテ・マルクト広場へ。




残念ながら、美しい市庁舎は工事中でした…

そして工事業者の方?が観光客に不親切というか

カメラを構えている観光客にフォークリフトで突進するという危行に及んでおりまして、これも残念。

まぁ、工事中のエリアにずけずけ入ってくる観光客も観光客ですから、しゃーないですけどね~

※アントウェルペンという名は、この中心に銅像のあるブラボーさんという人が

この辺りにいた巨人を退治したという伝説からきているそうです。

アント(巨人の手)をウェルペン(投げ飛ばした)から、アントウェルペンなのだそうです。



市庁舎の西は川、というか海?

船着き場がありました。




ここから、ノートルダム大聖堂がよく見えます。




なんとなく気に入った通りを抜けて




フルン広場に戻ってきました。




本当は、まだまだ見どころがおおいアントウェルペンですが

いかんせん、画家ルーヴェンスに関する知識が乏しく、それほど興味もわかなかったのと

久々の大都会で、ちょっと疲れた感じもあったので、次の街に移動することにしました。

滞在は4時間ぐらいでしょうか(それでも十分見て回れるぐらい、“観光エリアは”小規模でした)


今度はちゃんと歩くべき道を歩きます。

人がたくさんいて、にぎやかで、往路の道はやっぱり違ったんだな~と実感。

石造りの高層ビルがあったり、ここまで通ってきたどの街よりも、大都会なんじゃないか?と

※実際アントウェルペンはかなりの大都会のようで、世界有数の港アントワープ港を中心とした貿易や

金融、さらにダイヤモンド取引の世界的中心地となっているとのことした。





ユニクロ!笑


さて、こちらのとおりはやはり市の玄関だったようで

アントウェルペン中央駅も、実はこちらが正面であったみたい。

着いたときに出た広場は、メインの広場ではなかったんですね。

写真でよく見る、公園越しの中央駅、大変美しく見ることができました。



ちょっと紅葉もはじまっていましたね。


さてさて、次は国境を越えて、オランダを目指します。

実は乗るべきインターシティの時間が迫っていて、駅に入ったら-2のホームに既に列車が!

ベルギー国鉄は基本時間に正確というか、ほとんど遅れない、それどころか

たまーに「早発」をやらかしてくれますので(マーストリヒトで経験w)

なんとなくやばい気がして、大慌てで階段を駆け下ります。


途中のフロアに、これまで見かけなかった電車を発見したものの、時すでに遅し

横顔だけ撮って、さっさと下っていきました。



↑まわりの人も、わけのわからない東洋人が走るのを見て、やばいと思ったんでしょう、走ってついてきますw


さてさて、インターシティはオランダ国鉄の特急車。

この旅はじめての車内販売も行われていて、利用者もそれなりに多かったです。

【Antwerpen centraal】13:45 →【Breda】14:18(IC 9239列車 Amsterdam Centraal行)

あっという間に国境を越えて、オランダ国内に入ります。


国境?③


↑4度目の国境通過、これでベルギーとはおわかれです。

魅惑と危険と美食に満ちた、不思議な国ベルギー。次はもっとちゃんと勉強してから望みたいものです。




オランダに入国。ブレダー駅まできて、インターシティとはお別れです。

次はここから、オランダらしい水辺の街を観光していきます。

★2018ベネルクスの旅 各記事へのリンク★
(序)準備編~ドイツまで
(1)ドイツからベネルクス入国まで
(2)リエージュの吊り掛け電車達と、オランダ国境の街
(3)ベルギーを大移動、屋根のない博物館へ
(4)芸術の駅へ
(5)芸術の街からオランダへ<本記事>
(6)オランダは自由の国(いろんな意味で)
(7)風車の村
(8)フリッツァー事件
(9)アムステルダムで鉄道を見る
(10)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(散策編)
(11)ユトレヒトで、もっと鉄道を見る(鉄道博物館編)
(12)ドイツへ戻る。。。。
(13)コブレンツと、ルクセンブルク(前編:鉄道編)
(14)ルクセンブルク(後編:観光編)
(15)帰国日に、事件発生
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