内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

小学生のような夢中な気分

2020-08-24 22:52:14 | 
おじさんになってから
まさかこんな状態を味わえるとは
まさか思わなかった

言葉にすると
「最っ高〜!!!」
しか出てこない状態である

何が最高なのかを聞かれると
非常に困る

この時のこういう状況?
はたまたこういうストレスがないから?


そんな箇条書きを書くのが
面倒臭い
と感じるし
どれも的を得てないのが正解


とにかく
「最っ高〜!!!」
な状態が続くのである


興味が次から次へと沸いてきて
身体の限界が置き去りになる

年も年なので疲れて家に帰るが
風呂に入って
タバコすって
休んで
さあまた出発!

なのである

何がそんなに楽しいのか

知らない世界を知っていく
というのは勿論ある


でもそれだけじゃない



とにかく「肌に馴染む」のである

何をやっても
その周りの環境も含めて

馴染むのである

「最っ高〜!!!」なのである


すぐに「私はここに家を建てたい」
という願望が出てくるほど
私の「肌に馴染む」


どうせ飽きるんだろうな


という気持ちはある


恐らく楽しいことの9割は
飽きるだろう


むしろその飽きを待っている


飽きた上で残ったものが
私にとっての
「最っ高〜!!!」の主犯確であるから




虫(怖かったがすぐに好きになった)



一つのシンプルな言葉が表す意味は
無限である


この無限は言葉では表せない


自然がないとダメでした

人間だって自然の一部ですが

ただそれだけではダメでした

余りにも人間は狭すぎます

自然は余りにも広大すぎます






自立とは

2020-08-24 22:10:04 | ビジネス境界線
一人の人間の中での過程ではない

相手がいること

片方が自立しても

相手が自立しなければ

本当のところ自立ができない


相手が死んでいないといことは
自分の自立にとって最も幸せなことだ

相手が生きているうちに
相手も自立させることが出来れば
一番理想的である


勿論相手が死んでいても
それは可能ではあるでしょう

理論はまだわからないけど
どうやら出来るようです

相手が生きているうちに
その人と別の人間がいるということ

自分の「普通」と違う
他人の「普通」が
世の中に共存していることを
理解すること

お互いに出来なければ
本当にスッキリとした
自立は出来ない





好き嫌いとルール遵守

2020-08-12 20:06:01 | ビジネス境界線
結構大事なテーマだと思います


ルールを守るか否かは
その統治主体が
好きか嫌いか

それに結構左右される



会社のルールを守りますか
好きだったら守るのです

会社が好きというのは
その社会が自分にとって
重要な役割をしているのです

その社会のルールを守らなければ
自分自信にデメリットがある
だから前向きにルールを守る

心の中で前向きに
というのは大きなポイントです

ストレスがそこには余り生まれない



嫌いな社会からは出来れば
出ていきたい

でも色んなバランスがあって
その社会にいることを選択せざるを
得ない


そんな人にとっては
ルールなんて守る意義も何もない

統治主体への尊敬も
そこに意義を見いだす
人への魅力も感じないのだから

ルールに威厳は生まれない



私は今住んでいる町に
心底惚れ込んでしまっている

まだ社会すらわかっていないが
この土地を良いと思っている人かた
白目ではみられたくない

自分本意な理由で
この土地のルールに
自ら合わせようとしている


こういうのはやっぱり
法律などの規制は必要だが
根本的には
似た者同士の社会では
ルールを守る異議など議論にあがらない

ルールが守られる組織を作るためには
同じ方向を向いている人を集めること

それがとても負荷のない
自然な集団規範ではないかなと
思います




体に馴染む環境

2020-08-12 01:13:14 | 
育ちは絶対にある


私は幼稚園に入る前の小さな時に
兄の病気の付き添いで
母が家にいられないため
祖父母の山奥の家に預けられた


祖母はいつも優しく
好きなゲームをやらせてくれ
好きだったが
祖父はどちらかといえば厳しく
あまり好きにはなれなかった

とにかく山の夜が怖いし寂しかった
夜にトイレなど怖すぎて近寄ることも
できなかった

半年は頑張ったようだが
限界が来て激しく嫌がり下山をせがんだ

田舎ではあるが
実家で自営業を営む父と一緒に
一人ずっと仕事が終わるのを待つ方が
まだましでそちらを選んだ


今考えると
かなり幼い頃の記憶を
鮮明によく覚えている

いつも一人でいたことをよく覚えている

一人で西向きの蒸し熱い部屋の中で
とても寂しい不安な気持ちになっていたこと

静かなリビングで振り子時計が
永遠にコチコチなり続ける暗い部屋

階段の手すりを使って
上り降りをひたすら繰り返す遊び

日が落ちてくると怖い


あまりに寂しくて怖くて
垣根をくぐり
隣の家に上がらせてもらって
ファミコンをさせてもらって
気をまぎらわせていたこと

幼稚園に上がるまでの
この記憶の多さは異常である


今では何故記憶があるのか
理由がはっきりわかる

それだけその時起こった強い感情を
表に出すことが出来なかったのだ


母が病院から戻ってきた時に
私は母の尻に思いっきり
噛みついたらしい

この記憶はないのは
唯一自分の感情を発散することが
できたからであろう

甘えたかったのかもしれないと
思ってきたが
そうではない事が分かってきた

今山近くの家に住み
あの頃の山奥の家の感覚が
甦ってきている

私はどうやら山が好きらしい
とても肌に馴染む
ただただ心地いいのである

でもあの時の小さな私にとっては
余りにも怖くて寂しすぎた

その寂しい状態は
父と二人での暮らしの間もずっと続いた

父に対しては仕事がとても忙しいのを
よくわかっていたから文句はなかった

逆に夜遅くに兄にだけお見舞いとして
プレゼントされたシール付きお菓子を
気づかってくれて
夜遅くに一緒に店に行き
同じものを3つ買ってくれた

兄は段ボール一箱貰っていたが
私はこれが死ぬほど嬉しかったのを
よく覚えている

お菓子が入っているお店のかごの
下に落ちてしまっていた
最後の一つまで無理やり手を突っ込んで
とってくれたのが嬉しかった


問題は母だ

今思えば仕方のないことだと
勿論わかるが
私は母を甘えたいのではなく
ただ恨んでいたのだ

自分をこんな目に合わせ続ける母が
とにかく憎かったのだ


兄への嫉妬も相成り
その感情はずっと胸に溜まり続けた


忘れられない記憶

母とショッピングセンターに行った時に
落ちていたコーンスナックを食べ
無条件にしかられた

ずっと我慢をしていたが
どうしても一回だけと100円をせがみ
アーケードゲームをやらせてもらったが
開始後すぐに死にゲームオーバーに

その時に何とも言えないあー」
というため息顔で私を見たのである
あの時の羞恥心とも罪悪感とも言えない
あの味わされたあの感情

この時からあの感情を覆い隠すために
私は100円を金を
ひたすら貯めるようになり
母から守銭奴だと言われるようになった

自分の一人称を「わし」と呼ぶことに
はまり
旅先でわしわし言っていたら
世間の目を気にした瞬間に
ぶち切られて
その旅行は私にとって
台無しになった




小学校の高学年の頃から
不良のふりをし始める事を
私は覚えた

全然不良なんかではないのに
不良となりあいつを困らせてやるためだ


優等生をなんなく続ける兄を
母は大事にしていた

だからそんな兄に対しても
どこかで不良のふりをしながら
ずっとバカにしていた


そうだ仕返しだ


小学校になっても
ふとした瞬間に
今思えばあの小さな頃と同じ
とてもむなしいさみしい気持ちに
突如教われる事があった

誕生日プレゼントはいつも兄が
良いものをもらっていた

2つ上のせいもあるのだが
私には全て差をつけられていると
感じていた


一人で居間で夜まで寝ていると
隣で家族が自分の分の餃子まで
たべてしまっていた時のこと

兄貴が食べたいと言って
買って帰ってきた餃子

そう
あの時確かに私は試していた
実は起きていたが寝たふりをしていた

そして餃子がなくなっていたことを
しっかり確認をしたのである

「寝ていたからたべちゃったわ」
と言ったのである

私に意識があれば
あいつは平等に扱うそぶりをする

でも私がいなかったら
あいつはそうするのだと
確信するようになった


親戚の前でも
私は母の兄と自分に対する扱いを
小さな頃からじっと監視していた


そして化けの皮をはがして
やりたくなった

私のやりたいと言ったことは
全て否定されてきた

サッカーも野球も
全部取り上げられてきた
勉強が出来なくなるという理由で
全てを奪われてきた


もう限界だった


中学に入り親戚の前でも
堂々と不良デビューした

結果私は不良のレッテルを貼られ
出入り禁止になったようだった

思った通り母は私を
親戚の家に連れて行くことを
避けるようになった

私はまた確信を深めた

この世間体だけで
子供に親の顔をする化け物め

もっと苦しませてやる


私は万引きをしまくった

警察にも2回捕まった

高校までは
何とか勉強頑張ってくれと

相手もついに化けの皮も剥がれ
向きだしになってきた

もう成績も落ちギリギリだったが
これでもう勉強からも解放されるのか
と思い何とか人生のラストスパートを
走りきり進学校に合格した

ところが
高校が始まった途端に
何とか大学まで勉強してくれと
いい始めたのだ


ここで全ての堪忍袋の緒がきれた



兄はもうオリジナリティの欠片もない
ただの親の下僕となっていた

ひたすら親の世間体を守るためだけに
部屋にこもって勉強する何かに
なっていた


今まで兄の事を羨ましい
という気持ちがあったが

この時にはもう何か可哀想な人と
哀れみしか感じていなかった


兄の分まで敵をとってやる


俺の奪われたオリジナリティを
取り返す


これは復讐だ


タバコ
バイク
万引き
夜遊び
家出
麻雀


復讐だ


全ては復讐のための遊び



私は最終手段に出た

学校にいかない


友達もたくさんいるし
学校が好きなのに
学校に行かない

いやあの時の私は行けなかった

無意識の自分が復讐をしていることに
自分でもわからず悩んでいた

それくらい洗脳は強かった


そして留年をした


私は自分のどこかで望んでそこに
たどり着いたのに
自分自身の人生を考えると
社会のレールをいよいよ外れてしまった
という絶望的な気持ちになった


母は当然悲しんだ

でも私の事を悲しんでいるのではない

自分の世間体がづたづたな事を
悲しんでいるのである


いくら復讐しても足りなかった

相手が悲しめば悲しむほど

それが逆に気分が悪くなる一方だった



私はもうこの家から出たいと
思ったのだと思う

そこから家から離れたいためにだけ
目的を絞って卒業と大学を目指した

金の面で親は困っていた

兄は大学院まで行く超エリートコースに
のっており金がかかった

この時も
餃子を食べられた時の
さみしい同じ気持ちを感じたが

苦しんでいるなら逆に都合がよかった

金に対するプライドが高く
金はとにかく何とかして払ってくれたが
今でも感謝も何も感じない


私はそれから大人になろうと決めた


一般的な大人というやつなので
親も大事にするもんだという一般論で
そういうふりをすることで
大人に近づこうとした


でもそんなものが続かないことは
すぐに知った


そしてこの頃から
私は自分が心底憎んでいる母親の性格が
自分にも乗り移っていることを
知り始める


人から批難されるポイントが
私が母に思う嫌いなポイントと
一緒なのである

私は真逆の自分を取り戻そうともがいた


自分が憧れるような性格の人に
出会い自分もその人たちと
同じだと感じられるように
そういう人達の中にいるようになった

仕事も転職もしてまでもそうした

そして
じぶんはすっかり憧れの性格に
成ったと思い込めるようになった

そんな中バブルがはじけた

とたんに私は
自分のアイデンティティーを見失った

自分と一致していない自分の着ぐるみを
着てそれが自分だと思い込んでいたから


そして

母が帰ってきた

あの管理社会
オリジナリティを奪う悪魔

主体性のない世間体の世界観
「普通」という
決まり文句から始まる世界

そんな集団に一気に支配された


私は必死に抵抗したが
恐怖と不安を巧みにつかう洗脳術に
いつの間にかやられてしまった


そして
人生初の大きな精神病を発祥した


そして2年かけて自分を取り戻したら
何かが変わっていた


はんだんが早くなった


自分が一番怖いもの
一番大切にしているものは
表裏一体であること

自分と他人はみんな違う人間であること

自分がどれだけ苦しい感情をを
ためてきていたのか

人間の心がどういう仕組みで
出来ているのか


色々な事がわかり
心の中にぽっかりあった虚無感は
ほぼなくなり
ひとりでも全く寂しいとも
感じなくなった


そして
最大の気付き
私は一人の人間ではないことを
完全に理解した

復讐の相手の母と同じタイプの自分や
真逆の感性の自分もいること

どうやらただそのバランスによって
その人のその瞬間のパーソナリティーが
現れているだけのようである


自分だけでなくどんな人に対しても
そういう見方ができるようにも
なってきた



母親からはついに自立したようである

適度な距離を保って
無理に関わらない
相手が侵食してきたら直接怒る

これでいいのだ

そう思ってきた




まだ復讐は終わっていないらしい



この小学生の頃の感受性を
取り戻させてくれた山の家

あの頃の子供の私がまだ私は
復讐に飽きていないと呼び掛ける


でもそれは私の中の問題である


私が同感じどう思っているか
それをあえて本人にぶつけなくても
いいということは私は大人になって
分かってきた


大人とは
相手との境界線があるということ
すなわち自立であり主体性

私の内側の問題と外側の問題を
内側にも外側にも調整する
リーダー人格のこと



環境が肌に馴染む

その環境は昔に埋もれてしまった
過去の感情を掘り起こしてくれる

そんな大きなきっかけをもっている