内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

めかじきの旨さ

2023-07-25 21:25:46 | ビジネス境界線
少し前に房総半島に原付でいった

とても楽しい旅だったが
私はいつも知らない土地のスーパーに
興味がある

その土地の食卓向けに
どんな魚がどんな価格で
どんな風に売られているかに
とても興味がある

房総半島で
衝撃を受けたのが
「めかじきの刺身」である

今までこれは出会ってこなかった
スーパーに当たり前のように
おいてあり価格も超安い魚なのだ

淡泊で繊維がしっかりしているイメージ
の魚なので
刺身で食べられる興奮はあるが
かなり淡泊であじけないのかな

なんて想像をして食べてみるや

くそうめー!

なんだこの魚は!

こんな値段でこんな上手い刺身を
食べてよいのか!

と相当の衝撃を味わったのを
覚えている

よくわからないのだが
全身に油がしっかりとある魚であること

そして淡泊と言えないほど
肉の旨味もしっかりある魚である

そしてくどくないので
やっぱりさっぱりと頂ける


最強か?


私の中の刺身ランキングが
一気に入れ替わってしまう
衝撃体験だったのを覚えている


あまりにもうますぎて
銚子の近くの居酒屋でも刺身を食べたが
スーパーの方がダントツに旨かった

居酒屋の方は恐らく捨てる部位を
格安で出しており
いわゆる油が多過ぎて捨てる
はらみやアラ周りの部位を
提供しているのがわかった

これはこれで
淡白なイメージとは裏腹に
こんなにも油ののった魚であることを
嫌というほどに知ったいい経験だった




その後やはり関東都市近郊で
めかじきの刺身を食べられる機会はなく
千葉の流通ならではの食べ物で
あることを再確認した



そんな中
本日近所のスーパーで
めかじきの端切れを集めた
アラセットみたいのが200円で
売られていた


私はすぐに飛び付いた
赤みや筋ばかりで見た目がわるく
確かに商品になる部分ではないのは
わかるのだが
私はこの魚の潜在能力を知っている

どんな部位であろうが間違いなく
上手いが確定した魚なのである

恐らく捨てられる部位こそ
油がのっていてコクや旨味があることが
想像に固くない魚だ



しょうがニンニクネギの青いところの
臭み消し3兄弟を使って
甘辛く煮込む事を結構


どんぶりご飯に
豪快に400gくらいあるめかじきが
どーん


一口食べて完全な勝利が確定した

臭みなんて全くなく
3兄弟はいらなかったかもしれない


とにかくイメージとは裏腹に
油がのっていてしっかりした旨味が
ただただうまい魚である


なぜか地味なのだが
好きな魚トップ3に入る
素晴らしく優秀な魚

めかじき

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