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宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

太陽系に9番目の惑星はある? 探査範囲が絞り込まれたそうです。

2016年03月05日 | 宇宙 space
海王星より遠い位置にあるはずの“第9惑星”が今どこにいるのか?

惑星発見の可能性について発表したアメリカの研究チームでも、
“第9惑星”がどこにいるのかは分かっていません。

それもそのはず、“第9惑星”が太陽を1周するのに1万~2万年もかかるので、
公転軌道上のどこにいるのか探すのが難しいんですねー

でも今回、フランスの研究者4人のチームが探査範囲の絞り込んだそうです。
太陽を背にした9番目の惑星(イメージ図)


“第9惑星”の影響を調べる

今回の研究では、太陽系第6惑星の土星を周回している、
NASAの探査機“カッシーニ”で得られたデータを調査しています。

その結果、2つの領域を探査範囲から除外できることが分かったようです。

これにより“第9惑星”が単にどこにいるのかでなく、
特定の範囲内にいる可能性を示すことになります。

まず研究チームが行ったのは、
アメリカのチームが仮定した公転軌道を“第9惑星”が移動する際に、
近くにある他の惑星の運動にどの程度の影響を及ぼすかを、
数理モデルに基づいて算出することでした。

次に、太陽系内にある惑星が、
実際にどのような挙動をしているかを詳細に調査。

すると、存在が仮定された“第9惑星”は、
一方に片寄った細長い楕円形の輪を描いて、
太陽の周りを公転していることが分かってきます。

これにより“第9惑星”が太陽から最も遠いところにあると、
距離が離れ過ぎるので、他の惑星への影響は検出可能なレベルにならない、
と考えることができます。

なので、観測で探索可能な範囲は、
全軌道のほぼ半分に限定されるんですねー

こうして研究チームは、
数理モデルが実態と合わないとする範囲を除外することで、
“第9惑星”の探索エリアを縮小することになります。

さらに研究チームが考えているのは、
2017年に終了予定の探査機“カッシーニ”の利用。

“カッシーニ”のミッションを2020年まで延長すれば、
探索範囲をさらに狭めることが可能になるようです。


発見には数年が必要

地球の約10倍の質量を持つとされる“第9惑星”の存在は、
数理モデルとコンピュータシミュレーションを用いて予測されました。

海王星の軌道の外側にあり、
氷に覆われた天体やその残骸が存在する領域“カイパーベルト”。

この“カイパーベルト”内に凝縮して分布する一群の準惑星の奇妙な挙動については、
“第9惑星”の存在で正確に説明できるそうです。

ただ、“第9惑星”が存在するとしても、
発見には数年を要すると天文学者たちは見ています。

はるか遠く、非常に大きな公転軌道上…
その軌道のどこにあるのかもはっきりとは分からない“第9惑星”を見つけるには、
かなり大きな望遠鏡が必要になるからです。

これまで数多くの惑星の存在が、数理モデルを通じて予測されてきました。
でも、大半の予測は誤りだったんですねー

もちろん正しかった予測もあります。
天王星に及ぼす重力から、その存在を予測された海王星が発見されたことは、
有名なケース1つになりますね。


こちらの記事もどうぞ ⇒ 外縁天体の奇妙な軌道は、太陽系に9番目の惑星がある証拠


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