CD:マイスキーのバッハ

2008-11-24 17:13:15 | Weblog
三連休最終日…。夫は、中部地方から上京した同級生に誘われて東京へ出かけ、私は娘と二人でのんびりと羽のばし。
午前中は前日の風に散らされた落ち葉を片付け、昼頃に空模様を睨みながら買い物へ。帰宅後はストーブに灯油を補給したところで、ポツポツ雨が降りだしました。こんな日はガツガツしても仕方ありません。夕食の支度にかかるまでの時間、PCを娘に占有されてDVDは見られないため、CDを聴くことに。
四ヶ月ほど前に取り寄せてそのままになっていた、マイスキーのバッハ・無伴奏チェロ組曲。1999年の録音とのことですが、度胆を抜かれたと言うか…。1980年代のはずですが、演奏会でじかに聴いた彼のバッハは求道的で深い思索を感じさせるものでした。マイスキーの外見と相まって、イエス・キリストが降臨したかのような気がしたものです(何のことやら…苦笑)。それがこのCDでは一転、香気漂う艶やかな演奏ですから…。もちろん、同じ奏者が同じ譜面を用いても、時が経てば曲の解釈や演奏スタイルが変化するのはよくあることです。ましてやバッハのこの曲は確か自筆稿がなかったはずですから、譜面をはじめ検討すべきことが多々あったでしょうし、変化が生じるのも無理なからんというところ。かつてのほうが心にしみる演奏だったと思います。でも、メロディーの美しさを堪能したいならばこちらのCDかもしれませんね。

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