土台が違う…

今日も暑い…いや、今日は昨日よりも暑いような…。
今日は小満。
近隣の畑は、まもなく麦秋を迎えます。


市内の整形外科・内科の受付にて、御歳80を過ぎたらしい御老人の曰く
「自分は先代の先生の時からお世話になっているが、先代の先生に注射してもらうと一発で良くなったのに、今の先生に同じように注射してもらってもちっとも良くならないのは、どういうことかね」
先代の先生の頃といえば、直近でも20年は前の話。
20年前と今とでは身体の状態が違っているでしょうから、薬効に差が生じるのは仕方ないと思うのですが…。
自分も含めて、日頃は「トシをとった」と言いながらも、口ほどには自覚していないものですよね。
受付嬢は巧みに受け流していました。
正面きって「先代の先生の時とは、患者さんの年齢が違いますから」とは言えませんものねぇ(苦笑)。
病院に限らず、役所の窓口や公共交通機関の現場職員、企業の苦情受付担当等では、似たような対応を迫られる場面が少なくないと思います。
中には理不尽なクレームもありますが、事情を全く知らない面々が勝手に物事を決めてしまうことによる混乱もありまして、そちらのほうは実にタチが悪い…。
震災関連の会議や原発事故に絡んだ東電の対応は、困ったことに後者の色合いが強そうに感じられますね。