埼玉県春日部市の年の瀬の風物詩「かすかべ押絵羽子板と特産品まつり」 が22日、春日部駅東口前の特設会場で始まった。
22日は朝方雨が残って、出足が心配されたが、「気に入った羽子板は早く手にしておかないと・・・」と、午前中から賑わいをみせた。
羽子板市というと、浅草・浅草寺の羽子板市が有名だが、そこに出される押絵羽子板の多くは、春日部市で作られたもの。
22日始まった「かすかべ押絵羽子板と特産品まつり」では、そうした春日部市の押絵羽子板の匠の自慢の作品を販売すると共に
職人の技を知ってもらおうと、実演を行って、「春日部の伝統工芸」をPR
道行く人も立ち止まって、職人の鮮やかな手さばきと入念な仕事ぶりに見入っていた。
22日は平日ということもあって、午前中はお年を召した女性が多かったほか、孫を伴ってプレゼントというおじいちゃんおばあちゃんの姿も見られた。、
午前中から売約済みの札が多くつき、賑わいをみせていた。
中には6尺(約1.8m)というビッグな押絵羽子板も展示されえていたが「昔は料亭や大きな会社などから声がかかったが、今ではなかなか。お嫁に行ける日を待っているのだが・・・」と、企業関係の財布の紐は硬いよう。
「かすかべ押絵羽子板と特産品まつり」では、押絵羽子板の他、春日部市の伝統的手工芸品である「春日部桐箪笥」や「春日部桐箱」、「麦わら帽子・麦わら製品」なども展示・即売され散る。
ちょっと一幅という向きには、銘菓羽子板もなかの販売も行われているほか、茶の無料接待も。
この、「かすかべ押絵羽子板と特産品まつり」、明日23日(祝日)、明後日24日(金曜日)も午前10時~午後7時開催される。
また、明日23日は、春日部駅西口噴水広場で午後3時から「かすかべエコまちづくりクリスマスコンサート2010」も行われる予定で、こちらにも足を伸ばして見てはいかがだろうか。