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エコ大学ランキングで私立大学部門第1位受賞記念「環境特別講演会」を開催 日本工業大学 

2011年01月15日 20時10分38秒 | 宮代ニュース
環境教育・研究に先駆的な取り組みを行い、昨年の「第2回エコ大学ランキング」で私立大学部門第1位に輝いた日本工業大学は15日、同校学友会館で「環境特別講演会」を開催した。



挨拶に立った柳澤・日本工業大学学長は「エコ大学ランキングで私学部門1位となったが、これはISO14001に取り組み、その精神を教育に反映させると共に、研究・教育だけにとどめず実質的な取り組みを行っていることが評価されたものと思う」と語り



「おそらく大学規模としては世界一ではないかと思う太陽光発電(310KWにこのほど150KWを加え、大学内消費電力の5%強をまかなう)や、学生が主体となって環境問題に取り組み実践している学生環境委員会の活躍、キッズISOをはじめとした地域(宮代町など)との連携・活動など、日本工業大学の実践的な環境への取り組みが、エコ大学ランキングという若い人たちの視点によるランキングで高い評価を受けたことは喜びである」とした



講演会はものづくり環境学科など環境問題研究・教育に力を注ぐ日本工業大学ならではの企画で、環境教育の内外への普及のために行っているもの。今回はエコ大学ランキング受賞も加わっての「環境特別講演会」となった。



今回の講師は三洋電機ソーラー事業部ソーラーエナジー研究所先進太陽光発電開発センターの井関正博センター長。「太陽電池の現状と今後の展望」がテーマ。



太陽光発電は世界を救えるか?など、タイムリーで関心の高いテーマだけに、環境を学ぶ学生をはじめ、宮代町民など多くの人が聴講に訪れた。



井関講師は「エネルギー資源の有限性という観点もさることながら地球環境という点で太陽エネルギーの活用ははかられるべきである。太陽光エネルギーは全人類の1年分の消費エネルギーを1時間でまかなえるほど膨大で、クリーンで、地域的偏在性が無い素晴らしいエネルギーである」などと、太陽電池の基礎から開発史、現況、技術などを講義し、



「東京から広島までの距離約800km四方の太陽光発電パネルがあれば全世界のエネルギー需要をまかなえる計算になる。太陽電池と超伝導ケーブルによる世界的太陽光発電システム(GENESIS)は、絵空事でなく現実味を帯び始めている」と、その将来性を語った。



学生たちも熱心にメモをとり、質問も多く出されるなど、活気のある講演会となった。


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