キジのオスが寒起こしした田にいた。
カメラを向けると、「見つかったなー」という表情をしたが、あわてて飛び立つという感じでもない。
一応、逃げるには逃げるが、途中で餌をついばんでみたり、かなり、ゆっくりとした逃げ足である。
ここで、私に周りをつぶさに調べる余裕があれば、メスが発見できたかも・・・・。
キジにはメスや子どもを逃がすため、オスが目立つように逃げたり、うろうろしたりすることがあるように思う。
オスは、自らが犠牲になっても、子や妻を守る。そのために、目立ちやすい派手派手な色をしているのではと思う時も・・・。
今回も、一定の時間稼ぎと逃避距離を稼ぐと、途端に早足になって自らの身を護るために逃げる。それはカメラが追い付けないくらいのスピードである。
そして、逃げ切ったことを確信すると、周りを見回して、メスや子が安全であったかどうかを確認するようなしぐさをしてして、姿を消した。