サクランボ

2016-02-17 05:24:44 | 日記

気温は高く屋敷周辺の雪融けが進み数羽の雀が賑やかにさえずり、何処と無く早春を感じる。昨年はまだ積雪40cm程の大雪で剪定作業も捗らず焦っていた。今年は暖冬、少雪で果樹園地の融雪が進み近年にないほど捗っている。午後から大荒れの天気予報で残り僅かなりんご剪定をする。

 今年の花芽の状態はまあまあで一安心しながらの剪定。側の幼木の紅秀峰の畑はまだ根元だけ雪が融けているだけで一面真っ白な積雪。成木のりんご、サクランボの園地は枝に積もった雪は融けて地面は顔を出している。そろそろ野鼠が活動する時期になり園地の収穫時の障害果等の未熟な落果リンゴを食べた跡が付いている。

 さくらんぼ幼木の根元を1本毎動かしたり根元を踏んづけたりして野鼠害の点検をする。2月初旬雪の中、根元の雪を靴底で踏み固めて融雪を早めていたので野鼠害の確認は楽に出きる。

 同じサクランボでも鼠の好き嫌いな品種の台木があり佐藤錦のアオバ台木は酷い食害で枯死し所処に欠株や生育不良が多く見られる。コルト台の紅秀峰幼木は食害が無く生育も揃っている。ある程度の食害等で欠株は見越して植栽しているので安心。

 野鼠の繁殖時期は秋、春2回だが冬季間寒さ、積雪で餌不足で気温が段々上昇して来ると樹木の表皮は食べる。鼠の歯は常に表皮をかじってないと前歯が伸び過ぎて物を食べれなくなる。兎と同じで一種の生理現象でいくら豊富な餌を与えても硬い樹木をかじって歯が伸びるのを調整している。

 気温が上がり午前中でやっとりんごの剪定が終わる。まだ同じ園地のサクランボ60アール程の面積がありまだ暫くは剪定の仕事が続く。