ここ１週間は中程の雨マークの天気予報だが総じて好天の予報。完熟した真っ赤なふじりんごの収穫をする。美味しさを知っているのかりんごを捥いでいる側では野鳥が鳴き騒いで赤い実を突いて食べている。
軽トラックに入れて常時鳥追いに準備している音花火を上げて追い払う。一斉に集団で野鳥は飛んで逃げて行く。用水路で川魚を捕まえている青鷺もユサユサとユックリ飛んで行く。珍しい程の青空で遠方の山並の頂きにはまだ冠雪見られない。
今年は暖かい晩秋なのか今から１０日間くらいは良い天気であれば祈りながらりんご捥ぎを急ぐ。数年前までは晩性種のりんご捥ぎは百舌鳥の貯食の準備で小枝先にイナゴ、アオガエル等が刺さっているのが多くあった。この頃は園地にはアオガエルは少なく貯食の餌は見られない。百舌鳥の鳴く声も少なく環境の変化なのか全ての野鳥は少なくなった。
自然界の弱肉強食でカエル、虫等が少なくなるとそれを餌にしている猛禽類の鷹、鷲やヘビまで段々減って来ている。温暖化の精なのか里山から猪、猿が下がって農作物を食い荒らしている。めっぽう増えたのが猪で親子連れで園地や水田に入って餌探し。
立冬も過ぎもう直ぐ初雪の季節、日昏が早く農作業は捗らない。低温貯蔵庫から出して常温状態で保管して置いたラ・フランスもそろそろ出荷の準備。園地のりんご、雪降る前に捥ぎ終わろうと精を出す。