種子消毒

2015-03-29 04:24:17 | 日記

 今年も水稲の種子消毒の時期になり家内はつや姫、ハエヌキ、ヒメノモチの種籾塩水選をする。簡易水道から水を入れた大きいビニール桶に細い網目の丸い容器に入れた種籾を浸す。容器には1回4kg程度入れて水の中でグルグル掻き混ぜてやると病害虫に犯されているクズ米、未熟米は比重が軽いので浮かんで来る。
 浮かんだ比重の軽い籾を網杓子ですくい取り健全な種子は容器の下に沈んで種籾に使う。水道水に肥料用の硫安を溶かして比重を調整してやる。昔は水と肥料用の硫酸を計量していたが今は溶かした水に生卵を浮かして10円玉の大きさが浮かぶ程度の濃度の比重で塩水選をする。
 ヒメノモチは比重は軽いので生卵の浮く面積を少し加減しながらの手作業。3ヘクタール程の面積分の塩水選だがなかなか面倒の仕事。それでも昔と違い自家用に種子ではなく購入した種籾なので障害籾は少なく。今年最高の気温で玄関前で独りで塩水選をやっている。塩水選が終った種子籾は品種毎に色分けした網袋の入れて分けて置いてある。

 南面の日当りの良い場所で雪解けは早くスイセンやクロッカスの花も咲き始めている。何時もは庭の池にいる赤い金魚は春の陽気で水がゆるんで集団で泳いでいる。今年は思わぬ3月に入ってからの遅い大雪で青鷺に食べられてしまった。残った小さい赤金魚2匹だけ池の中央に置いてある浮石の下から見え隠れして寂しい様子。気温が上がると薄めの防寒着で体までが軽くなった気分で剪定作業も捗る