NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

森がゆっくり目を覚ましました (3月20日)

2021年03月21日 | 間伐
市街地の桜が一斉に開花し始めました。
しかし、森の草木はゆっくりと春を楽しんでいます。
2月、森で最初に目を引いたのがニワトコの新芽でした。
派手さは無いけれど冬の間静かだった森の変化を最初に感じさせてくれました。
3月に入り、クロモジの花です。
真ん中の薄黄色の新芽を挟んで両脇の二つの同じく薄黄色の小さな花がビッグバードの顔の様です。
3月半ば、足元に薄紫のショウジョウバカマが次々と顔を見せ始めるともう春の勢いは止められません。
キツネノカミソリはつやつやの緑の群落に力強さを感じます。
カタクリの葉も集まって姿を現しました。
コウヤミズキの黄色い花穂も垂れ下がり始めています。
肉厚のシイタケが収穫期を迎え、おいしく頂いています。
森に引き入れた小川の枯葉や小石を取り除いていても水の冷たさより心地良さを感じるようになりました。
3月後半の今、市街地の桜に少し遅れて森が一斉に目を覚まし始めました。

20日の活動日は参加者が二人だけだったので、道路沿いの間伐材を片付けました。
森も少しきれいになって新たなスタートです。


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やっと今年最初の活動、間伐、土木 (2月27日)

2021年03月02日 | 間伐
1月は天候不順で活動が出来ず、2月に入っても1回目は参加者が集まらず、とうとう2月27日が今年初めての美濃の森造隊の活動日になってしまいました。
いつの間にか森の冬は終わり、所々草の緑が芽吹き始め、木々の新芽もほころび始めています。
もちろんスギは赤銅色に色付き、盛んに花粉を放出しています。
人間界の喧騒と関係無く、いつもの春がやって来ています。

久しぶりの間伐作業なので、軽めに林道脇で作業する事にしました。
人数が居るので安心して林道上に切り倒せます。




伐倒にてこずる材も有って、午前中に倒した材は5本でした。


午後は上流広場に車が入れる様、林道と広場とを区切っていた土盛りを削りました。
土を削り土砂を移動させるのは、間伐以上に体力を消耗します。


上流広場の整備は着々と進んでいます。
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