NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

寄り道 (1月21日)

2017年01月25日 | 間伐
例年より少し厳しい寒さが続いて森は凍り付いています。
14日朝の森は枝や葉に夜降った雪をまとい迎えてくれました。
雪の上には動物や小鳥の足跡が残っています。
でも、なんだかいつもより少ないような気がします。


21日は朝から前回に引き続いて山主さん宅前の森で間伐予定でした。
しかし、近くに引っ越してくる仲間の改修中の民家で切り倒したヒノキを使ったテーブル作りをしている隊員がヒノキの運搬を提案し、急きょ予定を変更し民家に向かうことになりました。
今なら野井森づくりの会の所有している林内作業車が使える事も理由です。
我々が倒したヒノキの片付けを野井森造づくりの会が引き受けてくれて、林内作業車を持って来てくれていたからです。
間伐をして一番苦労するのが倒した木の運搬です。
運搬には色々な方法を試していますが、今のところ小型の林内作業車が一番役立ちます。

斜面下でヒノキを積み込み運び出しました。


斜面上の改築中の民家の庭に運び込みました。


これでテーブル作りが一挙に進みます。

午後は前回に引き続き山主さん宅前の森で間伐作業です。


ひたすら木を倒して行きました。


少しずつ森に明かりが差し空気が巡るようになって来ています。
しかしまだまだ森が元気を取り戻すのは先の事です。
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仕事始めはやはり間伐 (1月7日)

2017年01月14日 | 間伐
今年最初の活動日は間伐作業で始まりました。
久しぶりの本格的な作業に体力的な不安が少しありましたが、始めると直ぐに没頭していました。
汗を流し体を動かしていると血液が全身に流れ筋肉が力強く働いている実感が湧いて来て、苦労しながら立木を倒す作業にいつの間にか満足感を感じています。
暗かった森が明るくなり見通しも効いて来て、見る見る森の姿が変わって行きます。
まるで森が気持ち良さそうに伸びをしているようです。
この自分の体に血が巡る感覚と森を生き物のように感じる感覚が我々の活動を持続させた力なんだと改めて思います。
我々の活動は、今年で10年目を迎えます。

受け口の確認


追い口


へリングレバーで倒す


フェリングレバーで倒すが掛木に


お昼に小屋に戻り焚火で食事


作業終了後、餅を焼いてお汁粉
この後特製チャイも振舞われました。


夏に沢山遊んだブランコも修理を終え再設置。
春になるのを待ちます。


充実した一日になりました。
やはり間伐作業は人と森を元気にしてくれます。
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