NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

ツリーハウス作り

2019年03月25日 | 遊び
森の木々はつぼみを膨らませ、春の準備は万全です。
太陽も高く上り、森の中に力強く差し込みスポットを点々と作っています。
しかし、今日は冷たい北風が強く吹き込み、寒くなりました。
今日の作業はツリーハウス作りです。
柱、桁、梁は立て終わっていますので、垂木の調達と床張りです。

上流の川向うで垂木材を集めました。
今、足場や小屋に使える胸高直径10㎝程のヒノキ材が手に入りにくくなっています。
林業不振で材木の循環が滞り、新たに植林する箇所が少なくなっているからです。
従ってここは貴重な資材調達箇所です。


集めた材を軽トラで焚火近くに集め、皮を剥きました。
昨年の春先から秋にかけて間伐した材ですので、簡単に皮を剥けます。


次はチェンソーで引いた厚さ2.5cm杉材の端を床に張るために切りそろえます。


これをツリーハウスに運び、床を半分ほど張りました。
今回はここで作業終了。
次は、残りの床と壁材を少し張り、柱を安定させてから今日集めた垂木を取り付けます。

クロモジの花が咲き、葉が開こうとしています。
ビッグバードです。
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光と雨

2019年03月11日 | 間伐
まだ車はスタッドレスタイアのままですが、季節はもうすっかり春です。
それでも森ではまだ肌寒さを感じますので、森に来て最初の仕事が焚火です。
焚き付けを運んだり薪を運んだり炎が安定するまでに体が少しづつ温まり、頭がすっきりして来ます。
太陽の高さが増して焚火場には日が差し、煙の白さを際立たせています。


季節の移ろいがはっきり判るのは、太陽の高さと光の強さの変化を感じる時です。
3月に入って急に雨の日が増え森が潤い木の芽が膨らんでいます。
足元ではいつの間にか色々な草が伸び始めています。
森の全てが新緑に満たされるのはもう間もなくです。


本日の活動は森の片付けです。
斜面に倒してあったヒノキを玉切りして、薪にするために運び出しました。


作業中に葉脈だけ残した落葉の模様を見つけました。
なかなかの作品です。


ツリーハウスも少しずつ進行しています。
こちらの作品もお楽しみに。


午後から笠置山の麓に場所を変え、小屋作りの打ち合わせを行いました。

追伸
作業中に森の一部に霞がかかり不思議に思い観察すると、スギ花粉の固まりでした。
日の光の中も目を凝らすと花粉が飛んでいます。
こんなにはっきりと目に見える花粉の飛散は初めて目にしました。
今年の花粉飛散量は相当なものですね。
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