NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

橋を架ける (9月14日)

2019年09月18日 | 森林
間伐材を使って林道脇を流れる川に橋を架けることにしました。
最近しばらく林道沿いを間伐していますが、間伐後の将来構想は明るくなった林道と川の対岸を巡る散歩道を繋ぎ、川を含めた森林を面として整備することです。
そこで今回は、川で隔てられている両岸を繋ぐ橋を架けることにしました。
自然河川であったなら橋のデザインも色々考えられますが、護岸工事がしっかりされているこの川では簡単に丸太をかけ渡すだけです。
しかし、実際の作業は簡単ではありませんでした。
護岸の堰堤間隔が10m近くあり、架け渡す丸太の長さが12mは必要であったため動かすのが大変だったからです。
ここで威力を発揮したのがポータブルウインチと50m長のロープと滑車でした。

ウインチの動力で少しずつ丸太を動かします。


丸太の位置の細かな調整は、ロープを引く方向を滑車で変えて行います。
こちらへ一度引っ張ったロープを対岸に投げ返し、次は対岸で丸太の先端を横移動させます。


一度川に落ちてしまった丸太を引き上げたり、林道を超えた斜面にある丸太を移動させたり、滑車とスリングを持ってあちこちを動き回り、ほぼ一日かかって橋を完成させました。


元口30㎝程度の丸太を使いましたが、橋のスパンが長いので真ん中あたりで橋がかなりたわみます。
このままで渡るのは少し怖く、もう少し工夫が必要のようです。

コメント
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