夜な夜なシネマ

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映画館のメンバーズカードを紛失した話

2014年10月12日 | ほぼ非映画(その他)
数カ月前、財布を買い替えました。
もともと使っていたものよりも横幅が若干狭く、
カード類を2枚並べて入れるにはちょっと窮屈。
どこかでぶちまけてどれか落としそうだなぁと思っていたら、
案の定、やってしまったのが8月の半ば(たぶん)。

ただし、このときはすべて拾ってカードが揃っていると信じていました。
クレジットカードは落としようのないところに入っていたし、
メンバーズカードもよく利用するものは揃っていたので、
まさか回収できていないものがあったとは思いもよらず。

2週間ほど経ってからふと、ないものがあることに気づきました。
パン屋のポイントカード3枚と、なんばパークスシネマのメンバーズカード。
それなりにショックでしたが、あまり行かないなんばパークスシネマ。
それに、10月6日に従来のメンバーズカードシステムが終わり、
つい先日から新しいシステムに変更されています。
ゆえに、紛失に気づいた時点でいずれカードが使えなくなることがわかっていましたし、
元のカードからポイントの移行はできないから、まぁええかと思っていたのですけれど。

この間、2年ぶりになんばパークスシネマへ行ったら、
なんだかもったいない感がふつふつと湧いてきてしまいました。
ポイントの移行はできないけれど、貯まっていたポイントを何らかの特典と交換できるのです。
その有効期限はまだまだ先の来年2月末。
たいしてポイントは貯まっていなかっただろうけれど、
それでも、良心的に無期限で貯めることのできたポイント、
交換できる特典はあるかもしれないなぁと。

で、劇場スタッフに尋ねてみました。
そうしたら、メンバーズカードに個人情報を特定できるものは何もなく、
カード本体に名前を記入していなければ見つけられませんとのこと。
それに、現在拾得物としてカードは届いていないと言われました。
やっぱりあきらめるか。

それでもまだあきらめきれなかった私は、
“大阪府警察 落とし物公開情報”のページにアクセスしました。
落とした日も場所もまったくわからず、しかもカード類の落とし物は多すぎて大変。
しかし、金色のカードというのはそれほど多くはないだろうと、
特徴の欄に「金色」と入力して検索をかけてみたら、ぐっと減って数件に。

問い合わせ番号を控えて、曾根崎警察署に電話してみました。ちがいました。
さらに“兵庫県警察 落とし物ページ”にもアクセスしてみました。
西宮ガーデンズ、甲子園、夙川、どれもこれも行った覚えのあるところばかり。
「金色」のみを頼りに甲子園警察署、西宮警察署などなどに電話。どれもちがう。

これはもうあきらめるしかない。
そう思いつつ、最後に電話してみたのが福島警察署。
どうせちがうだろうとまったく期待せずに「映画館のメンバーズカードなんですけど」。
「はい、そうですね」「なんばパークスシネマのカードなんですけど」「はい、そうです」。

すぐに私のものと認められるかと思いきや、
福島警察署の担当の方がおっしゃるには、
このカードが届けられてすぐになんばパークスシネマに連絡したら、
メンバーズ情報を調べて本人に連絡するような返答だったそうなのです。
「先週、メンバーズ情報はわからないと言われました」と私が言ったら、
担当の方がもう一度なんばパークスシネマに問い合わせてくださり、
今度は「わからない」と言われたとのこと、すみませんと謝られました。
いえ、落としたのは私だし、わかると最初に言ったのは劇場だし、
担当の方には何の落ち度もありません。逆にすみません。

数日内に取りに行きたかったのですが、受付は平日の9:00~17:45。
近いうちに休みを取って福島警察署まで行くことに。
そして行ってきたのがこの間の水曜日。
書類あれこれに記入して無事に手元に戻ってまいりました。
手湿疹の名残で気がつけば書類が血だらけに。
気づかずに提出しようとしたら、「あ、血、出てます!?」。
たかだか落とし物の書類が傷害事件のような書類になってごめんなさい。

あ、パン屋のポイントカードは出てきません。無理でした。
でも、警察署の落とし物公開情報のページはなかなか面白いです。
こんなもの落としている人がおる!みたいなものまであって。

しかし、福島区に行ったのはさばのゆ大学のときなんですけど。
もしかしたら、ず~っと前に落っことしていた?
名乗りもせずに届けてくださった方、福島警察署の担当の方、ありがとうございます。

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