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『リローデッド』をどう観る?(その1)

2003年07月04日 | 映画(ま行)
昨日『マトリックス・リローデッド』を観てきました。
ストーリーはいたって簡単。
人類最後の都であるザイオンに、いよいよコンピュータ・マシンが襲来。
それを食い止め、マトリックスを破壊しようと誓う、モーフィアスをはじめとする人びと。
↑マジでこれだけの話です。

さて、ここからはまったく私的な解釈。
ネタバレ満載ですので、何も知らずに観にいきたい方は観賞後にお読みください。

ストーリーはシンプルだけど、もちろんそれだけでは150分以上はもちません。
とにかく登場人物が多いのだ!
この一瞬のために出演させたのかと思うような、
もったいない使われ方の役者さんも数多く。

予言者オラクルの護衛はロン・ユン・チョウ。
ネオとのスパークリング・プログラムのために出演。
これは最初ジェット・リーにオファーされたらしい。
ジェット・リーが好きな私はぜひとも彼に出演してほしかったけど、
なぜ彼が断ったか納得。
それでもあのスパークリングは迫力あったけど。

ネオにキスと引き換えにキーメーカーを差しだす美女、
パーセフォニーはモニカ・ベルッチ。
『マレーナ』(2000)や『ジェヴォーダンの獣』(2001)など、
いつもすんげぇ脱ぎっぷりの彼女がキスだけぇ?
ネオとトリニティーの半端なエロシーンを見せるなら、
モニカに脱がせとけ~と私は思ったのでした。

キャプテン・ナイオビ役のジェイダ・ピンケット=スミス、
『メン・イン・ブラック』(1997)のウィル・スミスの奥さんですね。
彼女はトリニティー役のオーディションを受けていたらしい。
ナイオビっておってもおらんでもええような役じゃ?
ちょっと気の毒。

「せっぱつまったときには透明人間」のドレッドヘアの双子(ほんまの双子俳優らしい)、
それだけでじゅうぶん怖いけど、あれだけじゃもったいない。
そんな荒技使わんと闘ってほしいような気が。

エージェント・スミスのヒューゴ・ウィーヴィングもいっぱいいすぎて、
逆に存在感が薄くなったような気が。
ついでですが、彼を見るなら女装のオカマ役、『プリシラ』(1994)をぜひ。

それでも『リローデッド』はアクション満載、
モーフィアスは日本刀まで持ちだすし(アメリカ人ってなぜか日本刀が好き)、
ドカで爆走するトリニティーにもドキドキ。
これはそういうシーンを楽しむのがいいのかも。
前作にはなかった笑えるシーン(あまりに都合のよすぎるシーンも含めて)も
あっちこっちに出てきます。

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