夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

というわけで、ウディ・アレン。(後編)

2003年01月28日 | 映画(番外編:映画とこの人)
前編に続いて。

ミュージカルコメディ、『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(1996)は、
ニューヨーク・マンハッタンが舞台。
金持ち夫婦とその子ども、その婚約者、前夫など、
彼らを取り巻く人々が次から次へと出てきて歌うわ、踊るわ。
出演者も豪華なもんで、ジュリア・ロバーツやらドリュー・バリモア、
ゴールディ・ホーン、エドワード・ノートンなど、
下手くそでもなんでもとにかく突然歌い始めるのだ!

そして『おいしい生活』(2000)。
一獲千金を狙うアレンとそのボケボケのお仲間たちは、
ある日、銀行の並びに空き店鋪があるのを発見。
地下から銀行に向かって穴を掘れば大金が手に入ると思いたち、
カモフラージュのために空き店鋪を借りてクッキー屋を開く。
派手派手妻が仕方なく焼き始めたクッキーがバカ売れしたため、
穴を掘るまでもなく成金に。
しかし、悲しいかな、成金には知性が追いつかない。
インテリになるために家庭教師を雇うが……。

『ヴァージン・ハンド』(2000)という作品も。
妻の浮気に激怒した夫ははずみで彼女を殺してしまう。
バラバラにして埋めたはずが、片方の手だけが道端にポロリ。
それを拾った盲目の女性の目が突然見えるようになったもんだから、
妻の手はその村で神の手として崇められるようになり……と、
ストーリーは結構おもしろそうだったんだけど、
こちらは出来としてはイマイチでした。

ウディ・アレンがニューヨークを愛してやまないことは有名。
テロの後となった昨年のアカデミー賞の授賞式、
ふだんはノミネートされても出席しないアレンが、
ニューヨークのためにと請われて断れずにおこなったスピーチは本気でよかったです。

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