夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『バーレスク』

2011年01月05日 | 映画(は行)
『バーレスク』(原題:Burlesque)
監督:スティーヴン・アンティン
出演:シェール,クリスティーナ・アギレラ,エリック・デイン,
   カム・ジガンデイ,ピーター・ギャラガー,スタンリー・トゥッチ他

昨年の秋頃から本作の予告編を目にするたびに
クリスティーナ・アギレラの声量に圧倒され、
久々にシェールを見たいということもあり、映画館へ。

アイオワの田舎町のウェイトレス、アリは、
スターになることを夢みて単身ロサンゼルスへ。
歌って踊れる自分の才能を活かすべく勤め先を探すが、なかなか見つからない。

そんなとき、“バーレスク”のネオンサインが目に留まる。
バーレスクとは、露出度の高いコスチュームに身を纏い、
歌や踊りを見せる大人のためのショー・クラブ。
ストリップ劇場かと怪しみながら店内に入ったアリは、
その華麗なショーに言葉を失うほど惹きつけられる。

“バーレスク”のオーナーであり、
かつ、数十年にわたってスターであり続ける女性テスに、
アリは自分を使ってほしいと懇願するが、軽くあしらわれる。
そこで、知り合ったばかりのバーテンダー、ジャックの協力を得て、
まずはウェイトレスとして雇ってもらうことに。

ある日、酒に酔って出勤したスター、ニッキの代役がアリに回ってくる。
それを面白く思わないニッキは、ステージの音楽を止めてしまう。
テス以外の出演者は口パクでおこなっていたステージでは
それは致命的かと思われたが、アリがいきなり歌い出して……。

とってもクラシックな作りです。王道の安心感。
若い女性が夢を叶えようと田舎から都会へ。
最初はそう上手くは行かないけれど、
成功から見放された優しい男性に助けられて、才能を開花させ、
経営の危うくなっている店の救世主に。
ところが、彼女を引き抜こうとする金持ちの中年男や意地悪なライバルが登場。
あれやこれやと困難を乗り越えて、最後はこのうえないハッピーエンド。

台詞も普通に交わされるので、ミュージカル色はありません。
なのに、クリスティーナ・アギレラやシェールが突然歌い始めたりして、ちょい苦笑。
けれど、この2人の歌唱力は本当に素晴らしく、聴き惚れてしまいます。
脇にはアラン・カミングやスタンリー・トゥッチなど、
大好きな役者が並んでいて、これも嬉しいところ。

シェールが64歳であることにビックリ。
30年前からあの見た目だったことにもっとビックリ。
久々にCDを出してきて聴きました、『Believe』。

楽しかった~。

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