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『パワーレンジャー』〈吹替版〉(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の26本目@西宮)(完)

2017年07月25日 | 映画(は行)
『パワーレンジャー』(原題:Power Rangers)
監督:ディーン・イズラライト
出演:デイカー・モンゴメリー,ナオミ・スコット,RJ・サイラー,ベッキー・G,
   ルディ・リン,ブライアン・クランストン,エリザベス・バンクス他

できれば今回のフリーパスは『銀魂』で〆たかった。
フリーパスをこんなの、しかも吹替版で〆るつもりは毛頭ありませんでした。
“午前十時の映画祭”で観たい作品がかかっていたから、
最終日はそれを観ようと画策していたのに、
“午前十時”はフリーパス鑑賞の対象外とのこと。残念(泣)。

日本の“スーパー戦隊”シリーズのハリウッド版なんて、絶対ハズレそうじゃないですか。
そう思って臨んだら、そんなにつまらなくもなかった。
人間、何事も希望を失ってはいけないけれど、
希望を持たずに臨むことは意外に良い結果を生むのかもしれません(笑)。

紀元前のこと、地球はある戦士5人によって守られた。
それから遙かな時を経た現代、エンジェル・グローブという小さな町。

アメフトの有力選手で地元のヒーロー、ジェイソン(♂)。
大学への推薦入学がほぼ決まっていたのに、悪戯を働いておじゃんに。
不良が集まる補習授業への出席を余儀なくされたばかりか、
裁判所の命令で足首に監視システムを取り付けられる。


同じく補習授業に出席するキンバリー(♀)は、交際相手を痛めつけたという噂。
授業前、今まで仲間だったチアガールたちに呼び出され、絶縁を言い渡される。
突きつけられたハサミで腹いせに自分のロングヘアをばっさり切り、
授業に戻って同級生らを驚かせる。

到底不良には思えないビリー(♂)は、案の定ちょっとした失敗から授業入り。
いじめられっ子に絡まれていたところをジェイソンが助ける。
ビリーはお礼にジェイソンの監視システムを開錠してやると言う。
そんなことは無理だと思っていたら、本当にあっさり開錠。

ついでにビリーの亡父の車を自由に使っていいと言われ、
ジェイソンとビリーが向かった先は立入禁止の看板がかかる岩山のような場所。
なにやらそこですべきことがあるというビリーを残し、
ジェイソンが立ち去ろうとしたときに、爆発が起こる。

それはビリーの仕掛けた爆弾のせい。
ちょうど同じ場所に潜り込んでいたキンバリーとトリニー(♀)、ザック(♂)はビックリ。
爆発で開けた場所で不思議に光る5つの石を見つける。

警備員から逃げるうち、5人が乗った車は崖から落ちる。
全員気を失い、死んだかと思いきや、目が覚めると各自無傷で自宅のベッドの上。
ところが5人とも信じられないパワーを身につけていた。

あの岩山へ戻ってみると、太古の地球を守った戦士ゾードンと
彼に仕える機械生命体アルファ5が彼らを待ち受けており、
ゾードンら太古の戦士の後継者として選ばれた“パワーレンジャー”こそが
ジェイソンたち5人であると告げられる。

太古の戦いで封印された悪の戦士リタが復活間近で、
再び世界の危機に陥りつつあると聞かされた5人。
リーダーに指名されたジェイソンは、使命と向き合おうとするのだが……。

スーパー戦隊もの、わりと最近観ましたよ。
観ましたけれど、別に詳しいわけじゃないから、
このハリウッド版パワーレンジャーがどの程度の出来なのかさっぱり判定できず。
ただ、ゴレンジャーみたいでもあれば“トランスフォーマー”みたいでもあり、
ヒーローものごちゃ混ぜにしたらこうなる気はします。

なんだかんだで楽しめましたけれども、キャストが地味。
ジェイソン役なんてハゲ確定のプレスリーみたいで、
いったいいつの時代ですかと言いたくなります。
キンバリー役はまぁまぁ可愛いけれど、印象は薄いなぁ。
リタ役のエリザベス・バンクス、一流のはずのアナタ、なぜにこんな役?

続編をつくりたいだろうとは思いますが、日本ではウケる可能性なし。
あぁ、やっぱり〆は『銀魂』のほうがよかったなぁ。

なんにせよ26本、楽しませていただきました。
次のフリーパスはまた年末になりそうな。

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