夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

映画を観れば温水さんに当たる。

2008年06月25日 | 映画(番外編:映画とこの人)
DVDをレンタルしたら、必ず登場する温水洋一さん。
温水さんを追っかけてるわけじゃないのに、
なんでこんなに温水さんにばっかり会わなあかんの。

前述の『ダメジン』では、ダメ男のうちのひとり、カホル役。
ヤクザに頼まれて携帯電話を買いに行くけど、
なぜかハーモニカを買って帰ってきてしまいます。
愛用しているジャージのポケットには穴が空いていて、
そこに何でも詰め込むものだから、落ちる、落ちる。
ヤクザに歳を聞かれて、「25歳です」。それはないやろ~。

人気コミックを映画化した『ラブ★コン』(2006)は、
背の低い男の子と背の高い女の子を主人公にした、
めちゃくちゃ楽しい学園ラブ・コメディ。
関西弁をこれだけ違和感なく受け容れられる作品は稀かも。
温水さんは、カツラにこだわる教師役で、その名も臼井先生。
生徒にバレないと確信して、新型カツラを着用するのに、
毎度バレバレの愛すべき先生です。

ジャンルは同じ、学園コメディと言えども、
ここに書くのは憚られるのが『すんドめ』(2007)と『すんドめ2』(2008)。
美人転校生に、ひとりでするのを禁止された男子高校生。
何を?って聞かないでください(笑)。
一応、青春映画ですけど、すべてにおいて中途半端。観るのが苦痛。
途中でギブアップしかけましたが、温水さん登場で救われる。
温水さんはこんなマイナーな映画に、高校の偉大なるOBとして登場。
名前は「摺千好男(ずりせんよしお)」でした。

『キャラウェイ 恋愛・ばんざい!』(2006)は、
75分に11話もの短編が詰め込まれたオムニバス作品。
どれもちがったセンスとタイプの話で楽しめます。
温水さんが登場するのは第9話『カミさまもう一度だけ』。
勤め帰りとおぼしき温水さんは、マンションの扉を開けるなり、
一目散に亡き妻の仏壇の前へ。
神妙な面持ちの温水さんが祈りつづけているのは
愛する妻が生き返ることにちがいないと思いきや、
髪の毛が生き返ることを祈っているのでした。

全日空のCM、「来てもらうより行こう」篇の温水さんもサイコー。
家まで来ちゃったマーライオンに水を浴びせられる姿に
笑い死にしそうになった人は多いはず。

ところで、「25歳です」に笑ったけれど、
私と歳がひとつしか違わないことを知りました。
でも、あの老け具合とハゲ具合、
なおかつ、絶対、意地悪な役はできないと思われる愛すべき顔だからこそ、
需要大なのでしょうね。

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