みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

情報保障

2023年12月25日 13時33分03秒 | 日記

昨日の午後からみみサポみやぎの事業を受託している
一般社団法人宮城県聴覚障害者福祉会の理事会。
https://www.miyacho-fukushi.jp/

今回の理事会はZoom参加と現地参加のハイブリットで開催。
また、手話通訳者や要約筆記者、盲ろう通訳介助員を手配済み。
そして、補聴援助システムのヒアリングループも設置。
この準備も大変ですが、情報の共有には欠かせません。

議題3件、報告5件。
議案、報告について内容がしっかり伝わったか確認し、質疑応答。
終了時間ぎりぎりまで活発な議論があったことは情報保障がしっかり
しているからこそです。

私が約10年前まで民間会社に勤務した時、会議の内容がわからず、同僚に
メモを取ってくれて進行してくれたものです。
一方、同時性がなく違和感がぬぐえない状況でした。
情報保障が乏しく、同じ職場の人とは情報の格差が大きかったものです。

最近、聴覚障害者の雇用が増えているところもあり、朝礼や会議など
どのような情報保障がされているか気になっています。

6月17日のブログ「模範的な情報保障」にあったように、具体的な
https://blog.goo.ne.jp/mimisuppomiyagi/e/9a3fe15aeb530ba5cfa0deb573bf7ecf

情報を保証している現場が見えます。

昨年の5月に施行された障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション
施策推進法の基本理念は以下のようになっています。

1.障がいの種類・程度に応じた手段を選択できるようにする。
2.日常生活・社会生活を営んでいる地域にかかわらず等しく
 情報取得等ができるようにする。
3.障がい者でない者と同一内容の情報を同一時点において取得
 できるようにする。
4.高度情報通信ネットワークの利用・情報通信技術の活用を
 通じて行う(デジタル社会)

この法律が施行される前から理事会等ではさまざまな情報保障を選択する、
情報の格差をなくすなど工夫をしています。

情報の共有とは各自がもっている情報を職場内などの組織全体で共有する。
共有することが各自が仕事をする効率よりも組織全体で仕事をする効率の
ほうが、より大きく高まることに繋がるはずです。

聴覚障害者を職場で雇用した、学校に入学することになったなどにおいて
本人が望んでいる情報保障をぜひ考慮していただきたいものです。

具体的な情報保障を知りたい場合はご遠慮なく、みみサポみやぎに
問合せてください。

あ、そうそう、今日はみみサポ通信を発送しました。
(加藤さん、発送作業お疲れ様です。)
読んでいただき、感想やご意見などありましたら、ぜひお寄せください。

(松本)

今日のみみサポみやぎの花壇。

 

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする