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サウスライド

2019年5月 SDA王滝 42km レポート

2019年06月15日 | 王滝

2019年春のSDA王滝に出場するために、長野県王滝村にやってきました。

年始に、今年は本気で結果出す!と誓った矢先、ぎっくり腰を患い数年ぶりの会社を欠勤。その後、ダラダラと過ごす日々が続き、気が付いたら今日でした。今更ジタバタしても仕方ないので腹くくっていきます。

朝7時に家を出て、12時過ぎに王滝村に到着しました。道の駅三岳の近くで橋の架け替え工事をしていたので、少しだけ迂回して王滝村役場近くに到着しました。予定通りに王滝食堂でいのぶた丼を食べて、王滝の湯に行ってから会場入りする予定です。 

王滝食堂に到着しました。・・・あれ?なんか張り紙が。 

 なんと!3月29日に閉店してました!!(悲)

今回の王滝遠征で一番ショックだったのは王滝食堂の閉店です。あのイノブタ丼がもう食べれないと思うと残念でです・・。長い間お疲れ様でした。

以前食べたイノブタ丼の姿。 

 

気を取り直して王滝の湯に行きます。まだ早い時間なので貸し切りでした。5時間の運転の疲れが癒されます。ちなみに料金は500円、リーズナブルです。 

SDA王滝会場に到着しました。こちらもまだ早い時間なので、人はまばらです。王滝食堂が閉店した影響でお昼ごはんを確保しなければなりません。BUCYO COFFEEで豚丼を買ってテーブルで食べます。今回はウチのチームから誰も来ていないので暇だ・・・。まあもともとメンバーが少ないんですが。 

王滝村の地元の方の出店もありました。そばとか五平餅とかもありました。会場には目メーカーブースはあったけど、昔みたいにOD-BOXとかのショップの出店がないので、忘れ物は絶対に出来ないですね。

 おなじみの100kmスタートゲートです。

待ち時間も無く受付が完了し、ゼッケンも取り付けました。ちょっと雨が降るかなと思ってましたが、全く問題なし。気持ちよい青空です。 

あまりに暇なので王滝村を堪能しに、サイクリングにお出かけします。目指すは滝越方面にある自然湖です。途中ダートの道に寄り道したりして進みます。空がものすごく青くて、空気がサラッとしてます。 

コチラが王滝42kmのスタート地点、滝越へ向かう道です。緩やかな登りですが、途中2か所くらい急な登りがあるくらいで、基本的には穏やかな上り坂です。滝越までなら約11kmの距離です。 

道は王滝川沿いに進みます。王滝川の水はいつも青緑に白が混ざったような独特な色で、周囲の濃い緑や岩石とのコントラストが鮮やかです。 

今回のゴール地点の氷が瀬を横目に過ぎて、しばらく行くと、滝越方面と別の方向に分かれる道が出てきます。トンネルを抜けるとその先には橋がありその先にある木曽森林管理署に続いていきます。

凄い渓谷の上に橋が架かっていて、圧倒されます。土木工事ってすごい。

一つ一つの景色がダイナミックなんですよね~。

こんな景色の中に隠れて、旧道やトンネル、ひいては林鉄の跡があったりします。

途中の急坂の左側に、巨大な堰が出現します。レース当日はなかなかゆっくり散策できないので、楽しいです。こんなにゆっくり巡ったのは、初めてかも。 

途中で河原に降りてみます。河原が広く、石がゴロゴロしています。洪水の時にはほこの広い河原全体に濁流が流れるんでしょう。 

途中で、真新しいアスファルトが現れました。振り返って見ると新しいコンクリートで補強された法面がみえます。 どうやらここが去年の大雨による洪水で、路盤流出してしてしまった場所でしょう。

この場所をよく見てみると、上流から流れてきた流れが、ほぼ直角にぶつかり向かって右へ流れていく形になっています。明らかにストレスが集中しそうな場所です。

以下、路盤流出前の画像です。(グーグルマップより)

濁川との合流地点を過ぎて1km程行くと自然湖が現れます。立木が空に向かって伸び、空の青が湖面に映り、雲が穏やかに流れていきます。SDA王滝の参加者が続々現れ、ロードバイクも行き交います。本当にのどかで自然でいい所です。

この先は最後の集落の滝越。その先は三浦ダム、そして岐阜へと林道が続きます。ただその林道は一般道の通行禁止です。 いわゆる限界集落になるわけです。

さて、今回のコース。いつも5月のゴールとなる鈴ヶ沢ではなく、秋のゴールとなる氷ヶ瀬方面に向かうコースです。 

会場に戻り、コース説明を受け、車の中で休みます。まだ時間が早いので、タブレットで映画を見て過ごします。夜8時半ごろに眠たくなり、寝袋にくるまって寝ました。今日は車中泊です。夜中、寒さで目を覚まし、ダウンを着込みと靴下をはいて寝袋に入ったら快適に眠りにつけました・・・。 

翌朝、4時に起床し、朝食を食べ、5時10分に松原スポーツ公園を出発します。滝越に向かうメンバーで自然発生的にトレインを組んで進みます。気温は例年より、寒くないです。2週間程日程が後ずれしている影響が大きいのかも。6時過ぎに滝越に到着。

 今回のトイレの場所は、スタート地点のすぐそばではなく、歩いて10分程先にある水交園の駐車場に設置されていました。こちらは常設のトイレ。男女が分かれています。

こちらは仮設のトイレ。スタート位置から遠いので、往復とトイレ待ち時間を考慮すると、30分は時間を見ておかないと厳しいと思います。42kmスタート地点でトイレを予定している人は要注意です。 

 こちらは水交園。食事もできます。この先にはおんたけもりきちキャンプ場があります。数年前のレースで家族と利用しました。星空が綺麗で感動した覚えがあります。

42kmのスタート地点。アンダーパスのすぐ前ではなく、ちょっと後ろに下がった位置でした。 

まだ少なく見えますが、大体60番目くらいでした。 

そして、スタート。

滝越の集落をぐるっと回ってパレードラン。そしてアンダーパスの上から、リアルスタートです。

今回は正直、トレーニングが不足していて(要は怠けていて)、自分の実力が下がっているのが分かっていたので無理をしないでとにかくペースを整えていこうと計画しました。

最初の舗装路の三浦ダムまでの登りで70番手くらい、そしてその後のダートの登りで100番手あたりに落ち、下りでちょっとだけ挽回して、後半の登りでまた30人ほどに抜かれてしまいました。正直今回は全くだめ。スラムダンクの安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」という言葉が頭の中に浮かびます。

今回は最初から試合終了だった気がします。試合の準備ができていませんでした。心身ともに。途中2~3回ケツが痛くて、とか、しんどくて、とかで、歩いたし。最後の登りでちょっと本気出したら、ああホントはもっと行けたんだな・・・、と思いました。反省です。最近たるんでたからなあ。

わずかに片手をあげてゴール。皆さん、お疲れ様でした。ちょっと情けなくてじんわりしました。 

 

すぐに会場に戻り、11時には家に向かって出発しました。おかげで、小仏トンネルの渋滞は3kmだけでした。 

帰ったら、もっと練習して、チームのみんなも誘ってMTB楽しんでいこうと思いました。小淵沢あたりのトレイルを走る企画をして、みんなで行こう。10月には東吾妻むかしみちのイベントに出場して、楽しんでいこう。

レース前に受けた社内筆記試験は通りました。文武両道は難しい。でも夜中まで勉強した結果が出てよかった。毎日ストレッチして、トレーニングしよう。

 

 

 


フィニッシュラインのシーラントを使ってみた

2019年06月14日 | MTB

前回からの続き

フロントホイールが腐食して穴が開いてしまったという驚愕の事実に気づいてしまい、おそらく最もローコストの対応であるはずの、「金属用パテで埋める」という選択肢を選んだ前回。

問題なく使えてほしいものです。心から。(マネー的に)

さて、今回は新品タイヤを取り付けます。今回もやっぱりいつものIRCミブロです。もちろんチューブレスレディモデルです。なんだかんだ言って、これを選んでおけば問題ない気がします。

タイヤは定番にしましたが、シーラントは今回新しくしました。フィニッシュラインのシーラントを使います。海外のサイトや口コミなどでは辛口な評価もある様ですが、機能的には(売り文句として)スタンズより優れていそうな商品だったので、試しに使ってみます。(もちろん肯定的な評価も沢山ありました。)

このフィニッシュラインのシーラントですが、既存のスタンズのシーラントがラテックスを使用しているのに対し、ケブラー繊維を使用しています。特徴の一つに乾きにくく、シーラントの入れ替え時に水で洗い流せるという特徴があります。スタンズのシーラントも優れているんですが、しばらくするとタイヤの中でシーラントのカタマリができることがあります。要はゴムの層やカタマリができるんですね。乾いたり量が減ったら追加で注入しないといけません。タイヤの中なので、どうなってるのかわかりにくいのが困ります。あと、フィニッシュラインの方は、CO2ボンベも使えるという特徴があります。

一方でこのフィニッシュラインのシーラントは、乾きにくいということが売りなので、ズボラなワタクシには向いてるかもしれません。さて、このシーラント、黒い粒々が入っていて、液体ですがコンニャク的な色合いを感じます。

ところで最近のフィニッシュラインの製品のキャップは、小さな子供が間違えて開けて誤飲しない様に、特殊なキャップになっています。開け方としては、「キャップを押しながら、反時計回りに回して開ける」なんですが、これが一筋縄にはいきません。

ワタクシすぐには開けれませんでした。理屈は分かっていて、やり方も分かっているのに開かない。腹立って、ボトルの口をカットしてやろうかと思いましたが、グッとこらえてネットで再検索。先人の知恵を借ります。そして格闘すること10分、やっとキャップが開きました。

開けた方法ですが、

「キャップを押しながら、キャップをちょっと傾けつつ、反時計回りに回す」です。

もうこれは感覚の問題なので、現在の日本語とワタクシの語彙では、これ以上表現のしようがありません。開かない皆様、止まない雨は無い、空けない夜は無い、開かないキャップはありません。頑張ってください。(適当)

そして、シーラントをタイヤの内部に流し込みます。今回は先にタイヤを取り付けて、ビードを上げてから一度エアを抜き、タイヤのビードの一部を外して隙間から流し込むことにします。で、流し込もうと思ったらシーラントが出ません。口に穴は開いているのに。

よくよく見てみると、ケブラー繊維が口に詰まって出てこない様子です。よって千枚通しで口を広げます。無事に出てきました。もうちょっと大きめの穴を空けとけってことですが、逆に言えばケブラー繊維がちゃんと機能してて、穴を塞ぐことが出来るって証明したわけですな。

29erなら120ccと説明書きにあるので従います。スタンズなら90ccなので前後で60g程重くなるわけですが、まあ大事なのはパンク防止の機能なので、どちらの機能が優れているのか様子を見てみましょう。最後に、もう一度ビードを上げて終了。IRCのタイヤはビードが上げやすくていいですね。全て普通のフロアポンプで問題なく完了しました。せっけん水も使っていません。フロアポンプはトピークのジョーブロースポーツです。

あ、ちなみに腐食穴が開いていたフロント側に対し、リア側は全く問題ありませんでした。

ホイールの修理とタイヤ交換はこれにて終了。前後ともミブロに新シーラントです。これで王滝に臨みます。

 

フィニッシュライン チューブレス タイヤ シーラント 240ml ボトル
フィニッシュライン
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ジョーブロー スポーツ III PPF07400
トピーク
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