本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

ニムロッド。創造と科学の物語。

2019-01-26 20:31:35 | 2019年始動。革命のスタート。
第160回芥川賞受賞 ニムロッド
クリエーター情報なし
講談社
仮想通貨と小説、創作、「世界がどうやって運営されているかの」、物語。
創造性、ヒトの存在の目的。

最後にニムロッドと、僕の彼女は役割を失い、消えた。

★世界の不幸は誰かのせいではなくて、わずかなりと確かに僕のせいなのだ。90

僕/中本さんsatoshi:サーバーを管理する会社で働く。新課長
→★★サトシナカモト:ビットコインの創設者と同じ名前。
金の採掘「金を掘る仕事」
=ニムロッド 僕駄目な飛行機コレクションを送ってくる

駄目な飛行機:失敗と成功の象徴
歴史的に駄目な飛行機はあらたに意図してつくれない。

ニムロッド 荷室仁さん:名古屋にいる
作家志望/僕の先輩。「鬱病の元作家志望者」61
→僕の謎の症状を小説の題材にしたがっている。
★ ぽたぽたと流れる、水みたいな涙。別に悲しいわけでも、感動しているわけでもない。前になめてみたことがあるけど、塩気はほとんどなかった。51
★ 最後は自然に恋人と友人の喪失で流れているように見える。
→★★創世記のバベルの塔=共通の言語分けた話をして、ニムロッドは

ひどいと思わないか。
ひどいと思わないか。53

→ニムロッドの小説バベルの塔をモチーフとしている。
言葉が見出される前の人々は高い高い塔をつくろうとした。けれど、言葉をバラバラにされた我々は、塔の建造を進められなくなって結局はそれを放置することとなった、64 

★★誰もが心の奥底に抱えている根源的な衝動に違いない。そんな衝動がきっと空っぽな世界を支えているんだ。僕よりずっと才能のある芸術家だって、それが空っぽだと知っていて、だからこそ、その事を表現せざるを得なかった。表現するだけの気力が尽きてしまったら、あとは死ぬしかなくなるものな。131

ニムロッドの「目の奥に隠しがたい揺らぎ」53
「君にはビットコインを掘り続けてほしいわけですよ」
資本主義におけるシステムサポートそのものだからだよ。56

田久保紀子:相談相手/課の名前を相談する。/僕の彼女
結婚するつもりも子供を産むつもりもない/外資系商圏会社勤務の37歳

社長「次は金を掘ろうと思う」11
ビットコイン

<小説とビットコイン>★★★★★
僕は思うんだが、それって小説みたいじゃないか。僕たちがここにこうして、ちゃんと存在することを担保するために我々は言葉を並べ替えを続ける。意識や思考もまた脳を駆け巡る電波信号に過ぎず、通り過ぎてしまえばあったこと自体が夢か幻みたいだ。69

★ ★僕は誰よりも僕の塔に執着できている。
だからこそ、塔の建築を指揮する僕はこう名乗る資格がある。
僕はニムロッド、人間の王。73

山岡くん:社歴上、年齢は僕が上



自然を模す、あるいは対立する。26 ★★★★
ビットコインの採掘しているサーバーたち。28

ところで今の僕たちは駄目な人間なんだろうか?いつか駄目じゃなくなるんだろうか?(ニムロッド)
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1月25日(金)のつぶやき

2019-01-26 05:19:14 | 2016 START
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