新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

海外からの労働者受け入れ問題

2014-05-05 08:49:15 | コラム
海外の労働者受け入れには疑問が:

私はこの選択をすれば後手に回る対策を講じる結果になるのではと真剣に疑っています。

昨4日に実務の世界で活動する者と語り合う機会がありました。私はその中の話題の一つで、経験からも偉そうなことを言うのですが、「我が国では自分で海外の異文化の中で、その国の言語を媒介にして、直接に外国人の中で働くなり何なりした経験に乏しい人たちが『自国だけの文化(言語・風俗・思考体系・宗教の意)』から判断して物事を決めている点に、些か疑問があるのではないか」と述べました。

私は「我が国では万人が海外、就中英語圏の国でも思うように意思を疎通できるような英語力を養う必要はない。私のように英語が出来ることは評価の対象にはなり得ない外国の会社で生きていくしかない場合か、またはそれ無しではやっていられない職業を選んだ等にのみ必要である」と長年唱えてきました。しかし、そういう外国で仕事をした経験者が政治家や経営者になることは希で、我が国の文化を中心にした世界で育ってきたエリートの方々が物事を決めておられる場合が多いかと単純に考えております。

それが良いか悪いかの問題は勿論ありますが、このままに推移すれば移民を受け入れた後に高額な授業料を払って「あれは失敗だった」と解ることになりはしませんか。それから後手後手に回る対策を講じる結果になるでしょう。後追い政策の結果は直近の欧州どころか、アメリカの歴史を見ても明白だと思うのです。

しかも、話題は一寸逸れますが、アメリカはアフリカ系の問題に加えて、今やヒスパニック、中国と韓国からの大量の合法・非合法の流入人口を抱え、彼等が非白人が、白人の人口を超える日は目前に迫っています。その連中を支持基盤とする視野が狭い大統領(失礼、つい思ったままを言いました)が2期も支配するのですから、先が思いやられると私は憂います。

私派施政者には「是非一度LAのKoreatownでもサンフランシスコのチャイナタウンでも、シカゴのアフリカ系アメリカ人街でも視察してこられて、尤も後者2箇所に踏み込むのは危険を伴うので相当の決意が要ります。だが、こうしてでも、大らかに外国人を受け入れた結果を見てこられては」と提案したいのですが。

14年4月の新宿区の人口は

2014-05-05 08:19:42 | コラム
総人口が0.16%増、外国人は0.62%減:

新宿区役所の“広報しんじゅく”の14年5月5日号によれば、14年3月の人口は対前月比519人と対前月比0.16%の増加で32万4,669人となった。外国人が対前月比で213人の減少で3万3,815人と1.03%の減少で、昨年12月との対比では578人も少なかった。即ち、3月の減少と合算すれば568人の減少となった。実感では大久保・百人町界隈に見る限りでは相変わらず中国語で話す若者の数は増えており、マレーシアかインドネシアと覚しきイスラム教国の若者が相変わらず増え続けている。タイかヴェトナム系と覚しき言語を話している者にも同様な傾向を感じる。だが、私には彼等が居住者旅行者かの見分けが付かない連中が怖めず臆せず楽しげに闊歩していると見える。

なお、昨年12月の人口の3万4,320人と比較すれば微増で、外国人は1.68%の減少だった。4月との比較では日本人は男女合計732人増で、内訳は男性が323人女性は409人の増加だった。外国人は男性が89人、女性は124人とそれぞれ減少していた。

Koreatownを訪れる我が国の女性の数は明らかに減少傾向が続き、大久保通りを歩く若者には韓国語を話す者が少ないというか、相対的に減少している感がある。新大久保駅や高田馬場駅に近い日本語学校に通ってくる若者の韓国人以外が多く、韓国人は少数派かと疑いたくなる。このアジア系の若者たちは日本語を覚えて何がしたいのだろうか。

新大久保駅前の文化通りのハラル・フードを売る数件の店を訪れるイスラム教徒たちは当たり前のように増え続けている。先月採り上げた彼等が群れを成して訪れる八百屋の店員の呼び込みの声はうるさい。しかし、出来たばかりのイスラム教圏の料理が売り物のレストランに客がいるのを見たことがない。何か他の目的があった開店したのだろうか。

4月の人口に占める日本人の比率は89.58%、3月は89.50%、2月が89.41%、1月が89.47%と12月の89.40%と11月の89.40%に続いて90%を割っていた。なお、10月が92.4%、9月が87.05%だった。

外国人の比率は10.41%で3月の10.50%を下回った。なお、2月の10.59%、1月の10.52%、昨年12月の10.60%だった。因みに、11月は10.59%で、10月は10.34%、9月は10.25%、8月は10.32%で、7月は10.32%と6月は10.39%、5月は10.43%、4月は10.13%、3月は10.17%、2月は10.23%、1月は10.45%だったので、比率的には大きな変動はない。問題はその中身で、中国系が増えているのではと疑っている。

参考資料:“広報しんじゅく” 14年5月5日号