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只今日本へ帰省中のワタクシ、マドモワゼル、猛暑の日本、どこにいても暑い~。で、突然思い立って御在所岳まで行ってきました!1212m、さぞや山頂は涼しいと思いきや・・・やっぱり暑かったです。降りてきたらもっと暑くて、夏の盛りだと納得。
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実家のある大阪から近鉄沿線ということで前から行ってみたかったけれど、きっかけがなかった御在所岳。あまり下調べせず、登山は湯の山温泉から、という情報だけで地図も持たずお出かけ。湯の山温泉あたりへ行けば、登山客が歩いているだろうと思っていたけれど、ほとんど人に出会わず、尋ねることもできず、「旅館案内所」で登山口を尋ね、一番優しいルートも教えてもらって出発。「裏道」というルートでした。
登り始めるときに登山口にパトカーが止まっていて、警察官が出ていて「先月はもうすでに2名、死亡事故が起こっているので注意して。」と言われ、ちょっとおっかなびっくり。
それでも登山ルートがよくわからず山中うろうろしていると、後ろからおじさんが追いついてきました。一人旅のおじさんに、「山頂まで行かれますか?」と尋ねると、「行くよ。」、心強い道先案内人を得ました。
ご近所にお住まいらしく、何度も登っていて、ここは庭のようだ、と。「今登っているのは裏道登山ルートだけれど、じきに中道ルートに分かれる、中道は尾根伝い、ロープウェイが見えて見晴らしも良いから、そっちを歩く。」と教えてもらい、分岐点からもおじさんの後ろに続き一緒に歩きます。
2年前に大雨があったときに、各登山ルートにかなりの被害が出たらしく、「あそこにあった小屋が流された。」「この橋も掛け替えた。」などなど、おじさん、随所で立ち止まり、ガイドしてくれます。
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足取りは軽くさっさと登っていくけれど、立ち止まる個所も多いです。もうちょっと連続して進んでくれたらいいのにな~、と思っていたら、
「60歳代のときには無理もきいたけれど、今はもうあかん。」
「え!?もう70歳を超えておられるんですか??」
「昭和8年、77歳。」
これにはびっくり。60歳半ばにしか見えませんでした。
尼崎に勤めていた時期が長く、そのころから六甲全山縦走などお手のもの。引退後も、当時の仲間が三重を訪ねて来てくれて、一緒に御在所に登ったりしていたけれど、だんだん来てくれる友人たちが少なくなっていくよ、とちょっと寂しそう。
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とにもかくにも、このおじさんのおかげで見晴らしが良い中道ルートを進み、名物のオバレ岩や地蔵岩などの奇岩群も見ることができ、山頂部分でゆっくり過ごしスキー場の緑の芝生など駆け上り、御在所岳の三角点も訪ね、堪能です。
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下りルートをどうしよう?おじさんはロープウェイで下ると言っています、「一日乗ったら2100円だけど、年間パスは12000円。これで上がって鈴鹿山系を縦走することもあるし、これがあるから毎日のように来れるよ。」と。
中道の急な岩壁を下るのは私にはちょっと勇気がいります、のぼることは何とか登れても、下りのほうが怖いし危ない。ということで、一番やさしいルート裏道を下ることに。裏道は沢の道、川沿いを下って行くのです。登りをおじさんとゆっくりのぼったので足は元気、ひょいひょいと飛び降りるように下れます。
中高年グループやファミリー、若者たちのグループやカップルを追い越し、「やっぱり山でも走ると速いな~。」などと、下り不得意なはずだけれどそれでもハイカーよりは速く下るので、ちょっぴり悦に入ったり。大満足の一日でした。
次に来る時にはもっと一生懸命登ってみたいな~。おじさんも若いころは登山口から山頂まで一目散に歩いて登り時間を測り、1時間半ほどだったそうです。なんでもタイムを計ろうとするのはランナーの悪い癖だけど、記録に挑戦するのもひとつの楽しみ。
それでも山に入って驚いたのは、若い人たちの多かったこと。いでたちも最新型の装備で決めています。女性ならば今はやりのカラフルなスパッツに「山スカート」。「山ガール」という新種族が山を楽しんでいることは聞いていたけれど、実際にたくさん目にして、華やかで良かったです。
マラソンブームも若い女性から、トレイルランにも若い女性がどんどん進出し、登山ブームを底上げするのも若い女性~アウトドアが明るくなること請け合い、大歓迎♪♪私ももうちょっと格好を何とかしようかな~?(スカートはくと若く見えるかな~?)
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