Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(500)

2024-05-14 00:10:00 | コラム
きっ「ぷ」→「ぷ」れぜんと

♪ あなたが私にくれたもの、フランス生まれのセルロイド
あなたが私にくれたもの あの日生まれた恋心
大好きだったけど、彼女が居たなんて 大好きだったけど、最後のプレゼント ♪
(JITTERIN’JINN、『プレゼント』より)


祝500回!
そんな記念回に相応しいことば、「プレゼント」でコラムを展開していきましょう^^


本気で惚れた子には、高価な贈り物ではなく手作りのケーキなんぞを贈ります。
ひとによっては「重い…!」と感じるでしょうが、いや、その重い想いを分かってくれ…ってなものです。

ただ気をつけたいのは、こっちの気持ちがきちんと向こうに伝わるとはかぎらない。
向こうがほしいものとこっちが贈りたいものが一致するとはかぎらない。むしろ、一致する可能性のほうが低い。

まずは、
そのあたりを突いた「映画のなかの贈り物」4選を・・・

①ニシンのパイ…『魔女の宅急便』(89)

「あたしこれ、嫌いなのよね」


届けたキキの精神状態をも狂わす、何気ない、だけれど、とっても残酷なヒトコト。


②ゲーム機Wii…『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)

前回と、まったく同じものを贈ってしまった!!
娘さんはショックを受けるというより、「まぁ、とーちゃんだもんね」と諦めている感じなのが余計につらい。


③文具セット…『いまを生きる』(89)

それとほぼ同じ設定のをもうひとつ。
(両親から)去年と「まったく同じ」文具セットをもらった彼に、クラスメイトが投げかけたことばがすばらしい。

「今年も必要だと思ったんだよ」
「ボクのことなんか、どうだっていいんだよ」
「…なんかコレ、よく飛びそうなフォルムだよな」
「…」
「飛びたがっている気がする」



④花、レコード…『タクシードライバー』(76)

いとしのベッツィに贈るが、レコードは「持っている」といわれるし、花は突き返される。

まぁ、いろいろヘタクソだよね。


次に、贈り物そのものが物語の鍵になっているような映画3選を。


⑤金の腕時計…『パルプ・フィクション』(94…トップ画像)

これは贈り物というより、「形見分け」みたいなものですね。


⑥帽子…『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)

この買い物は、彼への贈り物だったのね。


素敵^^


そして・・・
⑦ワイシャツの下には…『ブラックレイン』(89)




次回のしりとりは・・・
ぷれぜん「と」→「と」ーとばっく。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『テレ東ばんざい^^』
コメント (2)
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