Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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スピナー・ライトカバー・マフラーの制作

2017-04-21 21:17:05 | OM Superba 1927
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本日も山陰地方は良い天気でして午前中は雲が多いながらも暖かでした、午後からは晴れ間が出てきましてアトリエの中はかなり暖かでした。
今日は畑仕事は無しでいきなり制作に集中しました。
と言うのもスピナーを削る部分からでしたのでフライス盤を動かすのに集中していないと怪我の元なのです。
と言う事で作ったのがこの4個です。
正確に言えば6個作ってその中で一番良い物を4つ選抜致しました。
後の2個はゴミになってしまいました。

スピナーの裏側の取り付け用のピンを削って取付けてみました。
と言っても差し込んだだけなので落として無くならない様に注意が必要ですね。

そしてヘッドランプを跳ね石から守る為のメッシュを作ります。
これもまたボディカラーではないかと思いますがブラックなのかボディカラーなのか判然としません、取り敢えずボディカラーという事で制作を進めてゆきたいと思います。
跳ね石防止のメッシュですが一般的な物ですとお餅を焼くときの網の様な編み込みの物を使いますがこの車はちょっと違うのです。
網が縦だけのメッシュになっていまして中央には横一文字の補強が入ります当然丸く縁取りが付いていますがこれをどのように表現しようか・・・?
なかなか難しいのです。
まあ普通に考えたらこうですよね・・・
問題はその線のサイズです。
この仕上げを考えなければなりません。
メッキならいざ知らず塗装でボディカラーでと言うことになりますと普通よりも細いものを使わなければなりません。
縦の線を0.1mm真鍮線、枠を0.23mmの銅線、中央の補強を0.2X0.5mmの真鍮帯金を使いました。
組み立ては全てハンダ付けで仕上げております。
これで予定通りの物ができるのではないかと思います。

ハンダ付けが終わったら余分な部分をカットして部品を取り出します。
そうそう、書き忘れましたが一番細い真鍮線は両面テープでできるだけ等間隔で固定しておきましてその上にリングをおきハンダ付けしています。
余分なハンダをつけますと不細工なことになりますから最低限のハンダで仕上げることが求められます。

作ったライトカバーを車体に取り付けて見ました。
縦の線が見えないくらい細くていささか頼りない感じがしますが塗装をしますと多分太くなりますからちょうど良くなると思います・・・いやそう思いたいですね。

そういえば大きな忘れ物がありました
マフラーなんです!
キットにはメタル製のものがついていましたがとても使えそうなものではありませんでした。
他のパーツがシャープさを増してきますと余計にそう思ってしまうのは作り手の欲と言うものでしょうか!?
まずはエンジンの下部から出てくる2本のエキゾーストパイプを2in1になる部分まで作りました。
素材はキットのものと同じ1.2mmの真鍮線です。

次はサイレンサーの部分ですね。
ここも真鍮の丸棒から削り出しています。
実車の形状は写真がはっきりしませんので丸なのか楕円の形状なのかはっきりしませんが今回はキットと同じく丸で作って見ました。

サイレンサーの後ろ側の排気管は・・・
排気管の出口は後部にしておきました。
サイドかもしれませんが写真でははっきりいたしません。
雰囲気はこんな感じです。

排気管を後部に出すためにはリアアクスルの上か下かどちらかを通さなければなりません。
普通は上側を通します、理由は下側を通すとアクスルの下側に飛び出すことになりますからロードクリアランスが少なくなってしまうのです。
公道を走る(特に当時のミッレミリアの様な)レースではロードクリアランスの不足は完走が出来なくなる原因の一つになる可能性が高いのです。
と言うことでアクスルの上側を通しております。

エンドパイプは少し色気をプラスしようと思いまして斜めにカットした真鍮パイプをプラスしておきました。
この辺りもまた写真のない部分なので想像による部分が多いのですが不自然にならぬ様に考慮したつもりです。

下の写真が仮組後の雄姿です(笑)
ところが・・・仮組を解いてから少し直すべき必要があることが発覚しています。
これもまた実車の資料がない事によるものなので・・・ある意味仕方がないのです。
ただそんな部分には柔軟に対応をする必要がありますね。

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