こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『この世界は何だ!?じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説』北野勇作

2019-03-29 20:05:06 | 読書感想
今回のテーマは、変わった世界。

2の結末に共感したり、7を深読みしてエッチかもと思ったり、12こそハッピーエンドかもと感じたり、21の村の生活が知りたくなったり、27はビッグバンのスケールが小さいの?とか考えたり、108はデビュー作だったり、122でエッシャーの飛ぶ鳥の絵を思い出したりと、130もの世界は、とてもバラエティに富んでいて楽しめます。

ぜひ、お薦めします。
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『都会のトム&ソーヤ(16)スパイシティ』はやみねかおる

2019-03-28 19:39:30 | 読書感想
創也とのケンカの末、内人は初めて自分一人でR・RPGを創る事となった。

同じ頃、竜王デパートで世界の奇書展が厳重な監視の下、開催された。

やっと完成したゲームのテストプレイを行っていると、内人の思惑とは外れた不穏な方向へと展開していく。

今までも、創也が目標としていて、いずれは超えるつもりの栗井栄太ご一行様から始まって、様々なライバルや障害が現れてきましたが、ここに来て、また新たな壁となる者が登場してきました。
はやみねさんは、このシリーズをどのくらいのスケールで終わらせるおつもりなのでしょうか?
話がどんどん広がっていって、収拾するのが大変になっていきそうなのですが。

あと、創也と内人を見ていると、ペットショップボーイズの「オポチュニティーズ」を思い出してしまいます。「俺は頭がいい。お前は顔がいい。二人で金儲けしようぜ」という身もふたもない歌詞だったと思うのですが(^^;)
で、ここで、創也は頭脳労働、内人は肉体労働、ということは、染之助・染太郎師匠じゃないですかあっ!と、気づいてオチもついたところで、次回も楽しみにしたいと考えております。
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ソメイヨシノは5分咲きくらい?

2019-03-27 19:58:34 | まち歩き
今日は仕事が休みなので、小倉城の桜を見てきました。



ソメイヨシノは、三分から五分咲きくらいかなあ?蕾のものもあったりして、まだまだ花見にはいまいちかなと思いました。花見をしている人もいましたけどね。

品種は分かりませんが、濃い桃色の桜は、八分咲きくらいに思えました。



帰りに、下到津のインドカレー店に行って、スペシャルランチをいただいてきました。
ちょっと中心部を外れるだけで、チーズナン付きでカレーが二種類付いているのが、950円ですからね。
店名を忘れたので、ここに書けないのが申し訳ないのですが、美味しかったです。


小倉西高校正門から出て、元電車通りを渡ってすぐのところです。
そうですねえ、35年前には本屋さんだったところ・・・(^^;)
ローカルな上に、ひと昔前の話題を出して、分かるかいっ!( `ー´)ノ
すみません、分かる方だけ分かってください。
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『黄泉がえりagain』梶尾真治

2019-03-25 19:41:19 | 読書感想
前回の黄泉がえり現象から十七年。
熊本地震から一年後のいま、再び黄泉かえり現象が起こり、前回消えなかった相良周平が行方不明となる。
もう一つ、今回は現象の範囲が狭まり、熊本市電B系統の路線上で起きているのがほとんどだった。
これらの事が示す要因とは?

いくら物語の中とは言え、まさかあの人物が黄泉がえろうとは!本気で想定外でした。
それだけ、梶尾さんに限らず、熊本県民のあの人物への想いが深いということなんでしょう。

ただ、思いがけないと言えば、あの生き物まで復活するのは驚きで、こちらは笑ってしまいました。

そして、結末が前回とは異なりああなったのは、何らかの祈りも込められているように思えました。
とても面白く、切ない物語なのは同じです。
もし、前作を未読の方がいらしたら、そちらも読んでいただくと、また、違った感動があるかもしれません。
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『つくもがみ笑います』畠中恵

2019-03-19 20:00:47 | 読書感想
古道具屋兼損料屋の出雲屋にいる付喪神たちが、いつものように貸出先の料理屋である鶴屋に到着したつもりで行李から出てくると、どうも様子がおかしい。
薄暗く誰もいない妙な場所なのだ。
しかも、別に現れた付喪神たちから、世直しをする仲間になれと強要された。
背後にいる阿久徳屋は、何を企んでいるのか?

町人だけにとどまらず、武士が大勢登場する大騒動になりました。
それにしても、そんなに自分が偉い顔をしていないといけないのでしょうか?
変に立派になると、プライドが邪魔をして引退後に辛い思いをしますよ。
辞めた後は、肩書は何の役にも立ちません。人間性がモノを言います。
はっ!だから、政治家になろうとするのでしょうか?
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