こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

絵本『はずかしがりやのきょうりゅうクランチ あいさつのえほん』作:シロッコ・ダンラップ 絵:グレッグ・ピゾーリ

2018-11-10 20:10:44 | 読書感想
はずかしがりやのきょうりゅうに、あいさつをして仲良くなろうという話・・・かな?
絵本なので、あっという間に読めてしまうのですが、どういう縁で早川書房で出版される事になったのか、その経緯が気になります。
「えがないえほん」が評判良くて、早川書房がやる気になったのでしょうか?

それはともかく、主人公がきょうりゅうだから、SFファンの両親が子どもにプレゼントするのにぴったりとも言えます。
私の子ども時代も恥ずかしがり屋だったので、クランチはとても身近に感じられます。
サブタイトルにもあるように、挨拶は人付き合いの基本なので、素直にお薦めします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ショートショート美術館 名作絵画の光と闇』太田忠司 田丸雅智

2018-11-10 19:43:36 | 読書感想
同じ題材、今回は絵画をテーマに太田さんと田丸さんがショートショートを競作したのがこの一冊です。

ゴッホの「夜のカフェテラス」フランティシェク・クプカの「静寂の道」ムンクの「吸血鬼」など多彩な絵画から、お二人がどんなインスピレーションを得られたのか?
納得もあれば、意外な発想や展開に驚かされるものもあって、とても楽しめました。

私としては、太田さんでは「語らい」「収穫される者」「緋色の髪のマダム」「くるよ」「戦の始末」「転移狂詩曲」「夜の町」など、田丸さんでは「灯りのカフェ」「風神雷神コンテスト」「願いの蝶」「鉄の曲芸師」「球面の男」「導く者」などが、とても面白く感じられました。

また、名作絵画ショートショートコンテストでは、田辺ふみさんの「復元師」が好きだと思いました。
あと、同じ題材で田丸さんが書かれた「森の花火師」は、江坂遊さんの「花火」から来ているのではないかと感じました。

一つの題材で、ショートショート作家が競作するというものを、また、他の小説家の方々でやっていただきたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする