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畑のスベリヒユの食べ方

2023-09-20 | 食とレシピ
ただいま秋作に移行中につき、最後に残った夏野菜はナスのみ。
これが例年大豊作で、今年はすでに200本以上収穫し、日々ナス料理。
ナスしかないのかい!というほど毎食食べてます。
そこに変化をつけてくれるのが、畑に自生するスベリヒユ!


食べられる野草のなかでも断トツの優等生スベリヒユ。
ビタミン類、オメガ3脂肪酸など栄養価の高さでも群を抜く。

食べられる野草に興味をもったのは、20年以上前(今調べたらなんと2001年!)、当時国立市で活動していらしたRIKI TRIBALさんのプランターズコテージで開かれた「古代食を楽しむ1日」がきっかけ。すぐに野草の本を買って近所を探索し、何種か試したなかで一番気に入ったのがスベリヒユ。


草むしりを怠ると、あっというまに畑に群生するのをいいことに
例年あえて抜かずにスベリヒユ園を確保。


園芸種ポーチュラカでおなじみの葉の形が可愛らしいので、生のままサラダに散らしてもよし。ただしこれだと一度に少量しか消費できないのが難点。


そこでたくさん摘んだら、きれいに洗って、まずはゆでる。
熱湯に30秒~1分くらいくぐらせる程度でOK。


すぐに水にとって、粗熱をとります。


キュッとしぼるとあら不思議。ぬめりが出てきます。
このネバネバ感が、スベリヒユ最大の特徴。
ほかの野草のような葉っぱ感がなく、この時点でもう副菜。


うちでは1~2㎝に切ってタッパーに入れて常備。
このまま冷ややっこなどにトッピングするだけでもOK。


焼きナスにもスベリヒユのトッピング♪


冷やし中華にもトッピング♪ これが一番のお気に入り。
畑でとれた野菜とともに、この夏何度食べたことか。


単品で食べるなら、辛子醤油、酢醤油、わさび醤油などで。
うちでは辛子強めの辛子醤油あえが一番人気。


辛子醤油あえスベリヒユを納豆にまぜてもよし、
ちくわやカニカマとあえてもよし。


ゆでただけのスベリヒユを、山形のだしにもまぜてみました。
写真ではわかりにくいですが、ガゴメ昆布×スベリヒユでネバネバ感倍増。

スベリヒユは山形では「ひょう」と呼ばれ、干して保存し、お正月に煮物にしていただくのだそう。ヨーロッパでも食材として使われるようですが、レシピ豊富なのはトルコや中央アジア。トルコでは「セミズオトゥ」と呼ばれ、ニンニク入りヨーグルトであえたり、酢漬けにしたりするそうです。


アゼルバイジャンのレシピ動画を参考に、スベリヒユのオムレツ風に挑戦。ゆでたスベリヒユと玉ねぎをいため、塩、スパイスを加え、卵を回し入れて形を整えるだけ。これがけっこういけます! ただし卵をケチって薄っぺらになってしまったので、最低3個は入れたほうがよさそう。ちなみにレシピ動画では、鶏小屋からとってきたばかりの卵を5、6個入れてました!


採っても採っても生えてくるスベリヒユ。人参畑もこのとおり。
でも、盛夏の植物なので、楽しめるのは今月いっぱいでしょうか。
スベリヒユが終わると、いよいよ秋作本番です。
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