サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

今年も畑開き@2024

2024-04-07 | 体験農園日記

3月下旬、農園の梅の花が咲いたら、畑開きの合図。


毎年、園主さんがトラクターで耕し、区画ごとに印をつけてくださるので、まっさらな状態からリスタート。1区画は3m×10m。ここに9つ畝をつくり、春夏は20種ほどの野菜を育てていきます。


まずは巻き尺を当て、区画の境界線から30㎝入ったところに歩き道をつくりつつ、畑にクワで土を上げていきます。これだけでけっこう腰が痛いので、初日はここまでで終了。無理なく毎日コツコツと進めるとします。


2日目、園主さんが作成した作付計画書に従って、巻き尺で測りながら割りばしで印をつけていきます。畝と畝の間にも歩き道が必要なので、ざっくりと土を掘り上げます。お隣さんは早くも1日で追いついてきました。


最初の種まきは大根とカブ。畝全体に肥料をまき、耕しながら漉き入れ、板で畝の形を整えます。ここで一気にマルチ張りから種まき、ネット張りまでを完了させる人もいますが、お昼近くなってきたので本日はここまで。


後日、マルチを張って大根とカブの種をまき、ネットをかぶせます。ここまでが春作第1週の作業。第2週は一度に3畝分の作業をするので、それに備えて次の畝の準備を少しずつ進めます。


今年は雨が多いので、天気のいい日を選んで次のステップへ。一番手前の畝は小松菜とほうれん草用。それぞれ入れる肥料の量が微妙に違うので、左右別々に肥料入れ。


さらに別の日、一気に3畝分の仕上げを決行。まずはマルチを張ります。手前は春菊とラディッシュ、奥右手はブロッコリー用のマルチ。


キャベツとブロッコリーの苗を植えつけます。続けて春菊とラディッシュの種まき。先日肥料を入れておいた小松菜、ほうれん草の種まきも済ませ、3つの畝にネットをかぶせたら第2週の作業終了です。

さて第3週は、枝豆2種と里芋、えび芋。昨年まではゴボウを植えていたのですが、場所をとる割にはイマイチで、農園利用者の評判も芳しくなかったとみえ、今年から芋類に変更。じつはうちもゴボウを持て余していたので、楽しみが増えました!


去年種まきしたオプションの玉ねぎは、共同区画ですくすくと生育中。
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東京ジャーミイのイフタール体験@2024

2024-03-28 | 東京散歩


東京・代々木上原の東京ジャーミイで、ラマダンのイフタールを体験してきました。広いホールの入口には、トレーの上にドライデーツがてんこ盛り!

イフタールとは、断食明けの食事のこと。 イスラム教では毎年イスラム暦のラマダン月に1カ月の断食をする定め。厳しい修行のように思えますが、飲食できないのは日の出から日の入りまで。日が沈むと待ってましたとばかりにイフタールをいただく! それが1ヵ月間続いたあと、さらに断食明けの大祭が待っていて、ごちそうを食べまくる! 意外や意外、ラマダンとは食を断つことで逆に食を楽しむ一大イベントなのです。

   
東京ジャーミイは1938年に建てられた日本最大のモスク。
この日は正門が工事中のため、裏手に回ります。


裏の入口から入ると、美しいアラベスク模様がお出迎え。


廊下にはラマダンの飾りつけ。イスラム暦は太陽暦とは毎年11日ずつズレていくので、断食月間も毎年変わるのだそう。

2024年の日本のラマダンは、3月12日から4月10日頃まで。日が短い季節はいいけれど、緯度の高い地域で夏至に当たったらキツそうです。でもイスラム暦だと、世界中の信徒さんたちが、順繰りにいろんな季節にラマダンを迎えることになるので、公平が保たれるとのこと。


まだ日没まで時間があるので、併設のハラールショップ へ。


国内最大級の品ぞろえというだけあって、目移りします。


デーツだけでも棚ふたつ埋まるくらい種類豊富。


甘くて美味しい危険なお菓子たち!もちろん各種購入。


そろそろ日没なので、イフタール体験者はホールに集合。

イフタールは本来、モスクに通う信徒さん用に用意されるものですが、一般の人も事前申し込みで1人1回だけ体験可。ムスリム1年生の友人に「イフタールに行くなら断食していってくださいね!」と言われて、その気満々だったのですが、よりによってこの日ランチミーティングの予定が入ってしまい、 あえなく挫折。



始まる前にラマダンについて説明を受けます。断食には、食べ物の大切さや貧しい人の気持ちを知り、自分の欲を抑えるなど、さまざまな意義があるとのこと。日没後の礼拝が終わると、いよいよイフタールです。


トレーを持って行列に並び、順番に食事をよそってもらいます。日本人、トルコ系、アラブ系、アジア系など人種もさまざまな信徒さんたちが、トレーを持って続々とホールに入場。行列もテーブル席も男女別々が基本ですが、中央のテーブル席のみ男女同席可でした。


この夜のイフタールのメニューは、牛肉のパテとマッシュポテト、トマトソース和えのパスタ、ヨーグルト系のスープ2種。写真右下のスープは、キュウリとヨーグルトのスープ「ジャジック」、荻野恭子先生のレシピ本にも登場するトルコの飲むサラダ。どれもおいしく、スパイシーながらも辛すぎず、奥深い香り。

断食明けには、まずデーツと水で胃を慣らしてからイフタールをいただくのだそう。イフタールにかかる費用は、すべてザカート(喜捨)によるもの。ホール入口には、寄付者として国際NGOカタール・チャリティの名が記されていました。断食もしていないのにイフタールをいただくのはさすが気がひけるので、入口にあった募金箱にザカートしてきました。


井の頭通り沿いに建つ東京ジャーミイの夜景。オスマン様式の壮麗な建物が、大山町の閑静な住宅街によく映える。

しょうもない余談ですが、代々木上原はかつて住んだことのある勝手知ったる町。なので、帰りに赤提灯で1杯、いや2杯生ビールをひっかけてしまいました~。こんなことでは禁酒を守るムスリムの友人に叱られそう。とまれ、貴重な異文化体験ができました。

興味のある方は、東京ジャーミイ公式サイトのトップページから「イフタール予約」を。(了)
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新大久保イスラム横丁散策@2024

2024-03-12 | 東京散歩
書きそびれているうちに3月になってしまいましたが、年明け早々、コリアンタウンとして知られる新大久保へ。その昔、グローブ座観劇のためよく通った街なれど、十数年ぶりの訪問。当時はなかった「イスラム横丁」が存外面白く、その後も再訪を重ねております。


JR新大久保駅改札の左斜め前、マツキヨの角を右に曲がると、そこがイスラム横丁。この細い通りに、イスラムの戒律に則ったハラール食品を扱うお店が点在。左手に見えるのは、ネパールの食材店バラヒ・フード。


バラヒ・フードの店構え。店内にはネパールの食材や香辛料。店頭には野菜とiPhone。この界隈にはスマホの販売・買取・修理も行う店多し。


八百屋さんの角を左に曲がると、路地沿いにハラールショップが点在。最初の1軒は店頭に「新宿ハラールフード」と看板が出ているが、買い物したレシートには「ゴールデンラベンダー」とあり。ここもスマホを取り扱う。


「レイジ(笑)は右です」とわざわざあるのは、売り場が左右に分かれていてレジの場所がわかりにくいため。このお店では、インドの生ピーナッツとビスケット、スリランカのジンジャークッキーを購入。基本、どの店も品ぞろえは似通っているのだが、ナッツとお菓子はここが割安。


ナッツ類や豆類が並ぶ棚。ピーナッツ1㎏480円はこの界隈で最安値。生なのでフライパンで乾煎りして塩少々をまぶして賞味。


十勝のよつ葉乳業の粉ミルクがこんなところに。ほかの店でも見かけたところから察するに、これはハラールということですね。


その並びには有名店グリーンナスコの仮店舗。


もとのお店は昨年5月に火事にあって改修中。


グリーンナスコ4階のマスジド(モスク)は無事だったもよう。


グリーンナスコはインド系ムスリムのお店で品ぞろえ充実。


冷凍のチャパティやパラタ。粉ものに目がないので迷うことしきり。


シナモン、コリアンダー、フェンネルシード、クミン、フェヌグリークなど、インド産のハーブやスパイスが豊富にそろう。


デーツも種類豊富。一番左のMOONブランドの枝つきデーツを購入。500円


ハラールのシャンプーや歯磨き粉も。中央にあるHAJMOLA(ハジモラ)とは、アーユルヴェーダに基づくインド伝統のサプリメントなのだとか。


路地からイスラム横丁に戻って、少し進むと左手にジャンナット・ハラル・フード。店主はバングラデシュ出身、扱う商品はインド、ネパール、パキスタン、トルコなどさまざま。ここでは初回はニーム石鹸、2度目はフェタチーズ、3度目訪問時にはバクラヴァを購入。


こちらがピスタチオ入りバクラヴァ。1700円は高いと思って最初はパスしていたが、松屋銀座のバクラヴァに比べたらお買い得だと知り、3度目にして購入。これがおいしいのなんの!その後、アーモンド入り1400円(賞味期限切れ間近につき1200円にお値下げ)も買って食べたが、やはりピスタチオが美味。製造は埼玉県狭山市のHASEL FOODS(ハセル・フーズ)。


イスラム横丁をさらに進むと、パキスタン系のナショナルマート。


店内の一角にはパキスタン・レストラン「シディーク」あり。スナックやお菓子をテイクアウトして、その場で飲食も可。


同行者はサモサ1個200円を立ち食い。ほかにローストチキンも。


ここの目玉はなんといっても激甘のパキスタン・スイーツ!イスラム教はお酒を禁じているため、かわりに飲むコーヒー・紅茶のお供として甘いお菓子が好まれるようになったそう。


見ているだけで楽しいカラフルなお菓子たち。緑色の渦巻きはカジュ・パティサ。和菓子ふうに見えるが、シャリシャリして口の中で溶けていく不思議な食感。


下段はミルク菓子バルフィ。お砂糖たっぷり。じわじわ甘~い。


各国のお米や小麦粉なども大袋でドーンと販売。


店頭には「アッラーのほかに神はなし」で始まるイスラムの信仰告白が。


こちらは大久保通りを挟んでイスラム横丁とは反対側の路地にあるJBハラル・フード。ここではバングラデシュの蜂蜜とザクロジュースを購入。


JBではアジアやアフリカの食材を販売。もちろん豚肉はありません。


2度目の訪問時は、横丁沿いのベトナムフォーでフォーとバインセオのランチ。カラオケのある店内は、まんまベトナム仕様。お客さんもほとんどがベトナム人。昼過ぎは空いているので、まったりくつろげます。

新大久保の食事どころといえば、百人町屋台村の記憶しかなかったのだが、とっくに閉店していたのですね。イスラム横丁初回訪問時は、帯広からの客人と一緒だったので、似たような屋台村を探して食べたのだが、これが大ハズレ。なのでここでは紹介しませんのであしからず。


初回の買い物。生ピーナッツ、ブラウンレーズン、ニーム石鹸、ネパール紅茶、ザクロジュース、蜂蜜。思ったほど買ってないなー。


2回目は、初回で買い控えた冷凍食品を集中的に購入。マトン、チャパティ、パラタなど。バングラデシュのパラタがめちゃくちゃおいしかった!


冷凍以外では、生ピーナッツ、お菓子各種、ハラールのココナツシャンプーと石鹸、ザクロソースなどなど。

行くたびに発見があるイスラム横丁。月1くらいで通ってしまいそう。ついでにコリアンタウンもひとしきり流してみたが、あまりの店の多さと人の多さにびっくり。いつのまにかイケメン通りなんていうのもできていたとは。


見るとつい買ってしまうお買い得マスクシートなどなど。
休日に韓国コスメを買うなら、空いているお昼前がおすすめ!
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ジョージア食祭り@早稲田

2024-02-27 | ロシア料理とその仲間たち
去る2月17日、早大生企画のジョージア食祭りスタンプラリーへ。
ダーチャ本編集者Oさんと2人で地味にランチするはずが、
我も我もと参加希望者が増え、最終的には5人で夜まで飲み歩き!


会場となる大隈通り商店街は、あっというまに往復できる狭い道。
早速、食祭り参加店7店を下見して作戦を練る。


こちら沖縄食堂さんは、まだ開店前でした。開いていればジョージア(グルジア)の甘口赤ワイン、キンズマラウリが500円で飲めたのだが…。


高田馬場11時の待ち合わせに間に合わなかった人を待つべく、最初に入ったのが「都電テーブル」さん。カフェかと思ったら、しっかり和食屋さん。


最初の1杯、赤のナパレウリで軽く乾杯! こちらのお店はジョージアワイン提供のみなので、おつまみに小鉢を数品いただく。むむ、おいしい!

そうこうするうち待ち人来たる。ジョージア料理のコラボメニューを提供する店は全4店。一番食べたかったハチャプリを提供する店は午後5時からしかメニュー提供しないということがわかり、残り3店の混み具合を見て、魚介イタリアンの「caro amico」へ。


「caro amico」で2杯目の乾杯。5人集合したのでボトルでオーダー。
こちらの提供ワインは白の定番ツィナンダリ。キリっとおいしい。


コラボメニューの「シュクメルリ」は日本人好みのやさしい味。どちらかというとクリームシチュー風。こちら2皿を5人でシェアしていただく。

 
ジョージアとは関係ないが、せっかくなのでお店のおすすめ魚介メニューもオーダー。これがおいしい。このお店にしてもさっきのお店にしても、学生街にしてはレベルが高くてオシャレなんですけど…。


ならば次は、いかにも学生街の定食屋さん「モンスターズキッチン」へ。ポスターを見ればオーストリ(トマトシチュー)もあるようだし、先ほどのお店のシュクメルリと食べ比べてみたかったのだが…。


「モンスターズキッチン」で3敗目の乾杯。濃厚な赤の辛口ムクザニ。

  
ところが、コラボメニューはすでに終了。事前に「なくなりしだい終了」とは聞いていたけど、通りを見回してもスタンプラリーに参加してる人がほかにいるように見えなかったので、うっかり油断してイタリアンで長居しすぎた。せっかくなので、こちらのお店でもおすすめメニューを何点かいただく。これが安くてボリュームがあって、これぞ学生食堂!


めでたくスタンプがいっぱいたまったので、アトム通貨という地域通貨に交換すべく「こだわり商店」さんへ。壁にはジョージア料理の解説が。ああ、ハチャプリ食べたかったなー。…って、もう5時すぎだ。ハチャプリ提供の店に行けてしまうではないか。


「こだわり商店」でジョージアワイン、赤のサぺラヴィを購入。交換したアトム通貨を早速利用してお買い物したら、またまたスタンプがたまってしまったので、これでハチャプリを食べに行くことに。


目指すは「GOOD MORNING CAFE」。写真は午前中に偵察に来たときに撮ったもので、再訪時はもう真っ暗。


本日4杯目、赤のサぺラヴィで最後の乾杯!


そして念願のハチャプリ。卵入り。このカフェはピザレストランだけあって、生地がもちもちしておいしい!


もう一品のコラボメニュー、チャホフビリ。トマトベースのシチュー。残念ながらアレルゲンが入っているので試食ならず。

結局、11時半から18時半ごろまで、大隈通り商店街を行ったり来たりしながらジョージアを満喫した一日であった。それにしても、いまどきの早大生は、こんなに洒落たお店で普通に飲み食いしてるのかしら。なんでそんなお金があるのか不思議である。
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謹賀新年@2024

2024-01-05 | etc.
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。




今年の初酒に、藤井酒造さんの龍勢を十数年ぶりにお取り寄せ。
右は山田錦の黒ラベル純米大吟醸、左は熟成純米雄町・特別純米。
広島旅行の際、たまたま立ち寄った竹原の酒蔵で出合って以来、
年始のおつかいに何度か利用させていただいたものの、
帯広に転居してからはすっかり遠ざかっていました。
今年は辰年なので縁起物として、懐かしい芳醇な香りを堪能。
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ルジマトフ『信長』からロシア風レストラン浅草マノスへ

2023-11-03 | ロシア料理とその仲間たち
10月26日「日本舞踏の可能性vol.5~信長SAMURAI」を見に浅草公会堂へ。
バレエ界のレジェンド、ファルフ・ルジマトフ目当てだったのだが、日舞とバレエのコラボが想像以上に素晴らしく、踊りの奥深さを再認識する。






第一部は日舞の藤間蘭黄、元ボリショイの第一ソリスト岩田守弘、そしてルジマトフによるソロ。第二部は3者共演の「信長」という贅沢なプログラム。日舞をちゃんと見るのは初めてだったので、日本の様式美と蘭黄氏の豊かな表現力に感服。また、岩田氏はこれが表舞台に立つのは最後の公演とのことで、ダイナミックでキレのよい跳躍と回転をしかと目に焼き付ける。


カーテンコールのみ撮影可。鳴りやまない拍手に答えるルジマトフ。しなやかな筋肉の美しさと張りつめた繊細な動きは、初めて見た30年前と変わらず、とても還暦とは思えない。後ろに控える女性たちは演奏家の方々。「信長」の音楽がまた素晴らしく、前衛的でかっこよかった。


公演が終わったのは午後5時半。路地の向こうにスカイツリーと満月。


賑わいが戻り、外国人観光客でごった返す雷門周辺。

さて、浅草まで来たのなら、かねてから行きたかった「浅草マノス」へ。
念のため前日に予約を入れての初来店。


雷門の斜め向かいのブロック、裏通りに面して佇む可愛らしいお店。
昭和44年(1969年)創業、浅草で一番古いロシア料理店。


店頭のメニューボード。ボルシチ、ビーフストロガノフ、キノコの壺焼きなど定番ロシア料理のほか、かにコロッケや帆立グラタンなどもあり。本格的ロシア料理の店というより、伝統と大衆文化の街、浅草で独自の発展を遂げたロシアテイストの洋食屋さんといった感。


レトロで居心地のいい空間。気取りがないのが下町浅草のよさ。




お店のロゴも昭和感たっぷり。


何はともあれボルシチを注文。スプーンがやけに大きく見えるのは、ボルシチがミニサイズだから。1人分を2人で取り分けたいと申し出たところ、わざわざハーフポーションを2人分つくってくださった。食べ盛りをとうに過ぎた世代には、ありがたい心遣い。やさしい味にハーブの香りがアクセント。


ぺリメニ(シベリア風水餃子)は小ぶりながら10個も!
皮がもっちりしていて食べごたえあり。
パンはふわふわでやわらかく、クミン入り。


こちらはポテトを衣にしたエビフライ、その名もケセラン。ロシア料理ではなく、このお店のオリジナルなのだが、気になって頼んでみたところ、これがおいしい! シュレッドしたポテトの食感がよく、プリプリのエビ1尾丸ごと頭から尻尾までサクサク食べられる。


ラストはこのお店の看板メニュー、キャベツロール。ロシアのロールキャベツ「ガルブツィ」をベースにしつつ、トロトロに煮込んであるのが特徴。ナイフを入れるとあら不思議、まるで抵抗なくスーッと切れるのに崩れない。肉汁とソースの相性もよく、日本人の口に合う懐かしい味。

ちなみに浅草にはロシア料理店が4軒あるのだが、どこも「キャベツロール」を看板メニューにしているもよう。なぜ浅草ではロールキャベツではなくキャベツロールなのか?という言われは、観光経済新聞の記事【竹内美樹の口福のおすそわけ 350】に詳しいので、興味のある方はぜひご一読を。
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銀座ロゴスキーでロシア料理のランチコース

2023-10-27 | ロシア料理とその仲間たち
ロシア語の師匠サブリナ先生のお誘いで、週末の銀座へ。北川翔さんのバラライカリサイタルでお会いする予定が、ちょっとしたアクシデントがあってお会いできなかったので、リベンジのお食事会と相成りました。


久々の銀座はコロナ禍の3年間の反動か、外国人観光客で大混雑。


先生のご提案でやってきたのは、銀座ロゴスキー。1951年創業、言わずと知れた日本初のロシア料理店。渋谷時代は何度もお邪魔しましたが、銀座に移転してからは縁遠くなってしまい、これが初めての訪問。ランチのピークをはずして午後1時半頃お邪魔したにもかかわらず、10人くらい並んでいて大盛況でしたが、席数が多いのでさほど待たずに入店できました。


注文したのはランチコース・カチューシャ。まずは前菜盛り合わせから。セリョトカ(ニシンの酢漬け)、ヴィネグレット(ビーツとポテトのサラダ)、キノコのマリネ、にんじんサラダなど6点盛りでお得感あり。


手作りの揚げピロシキは肉入り、野菜入り、卵と肉入りの3種から選べます。ロシア人スタッフの方のアドバイスで、メインとの兼ね合いで野菜以外のものがお薦めとのことだったので、卵と肉入りをチョイス。


ウクライナボルシチは、あっさりとしたやさしい味ながらもコクあり。我が家ではボルシチといえば家で作るものなので、お店で食べるのは何年ぶりでしょう。さすがに家でこの深い味わいは出せません。


メイン料理は5種類から選べます。一番人気だというエビとキングサーモンのパイ包み焼きをチョイス。パイの中には、シーフードと野菜がたっぷり入っていて、クリーミーで食べごたえあり。ピロシキとボルシチですでにお腹いっぱいだったにもかかわらず、サクサクしたパイの食感につられて完食。


デザートのリンゴタルトとロシア紅茶。ロゴスキーさんのチャイはジャム入りで供されるので甘やか。タルト脇のピンクのゼリーはサブリナ先生からのおすそ分けなので、タルトについているわけではありません!念のため。


こちらが先生オーダーのデザート、桃のキセーリ(ゼリー)、アイスつき。
全6品のカチューシャコース税込3520円。本日は先生のおごりでした。

渋谷時代より価格はお高めですが、質量ともに大満足のランチコース。うっかり黒パンも追加で頼んでしまったので、ピロシキ半分食べきれず、お持ち帰りをお願いしたところ、丁重に包んでいただけました。それも、テイクアウトのピロシキ用の可愛い紙包みに入れて、「卵と肉入り」だとわかるよう印をつけてくださるという細やかな心配り。

気になったのはウォッカ事情。経済制裁によってロシア製品の輸入が禁止されているので、その影響をスタッフの方にお尋ねしたところ、ロシアビールはもうないけれど、ウォッカに関しては十分なストックを確保しておられるとのこと。次回はぜひディナーでお邪魔し、ウォッカで乾杯したいもの。

ところで、以前からテイクアウトやオンライン販売に注力しているロゴスキーさんですが、チラシを見ると冷凍シュクメルリもあるもよう。それを先生にお話ししたところ、「何それ!?」と怪訝な顔。日本では人気のシュクメルリなれど、ロシアではあまり知られていないのか??…意外でした。


銀座4丁目交差点から徒歩1分、イグジットメルサ7階
渋谷プラザ店の面影を残しつつも、銀座らしい高級感のある店内。

銀座ロゴスキー公式サイトはこちら
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スンガリーでロシア&ジョージア料理

2023-10-25 | ロシア料理とその仲間たち
海外在住の友人が来日し、スンガリー新宿三丁目店で会食。半年前にほぼ同じメンバーで来店したときは、3次会の席だったのであまり多く頼めなかったこともあり、今回は腹をすかせて食べる気満々で、午後5時半スタート!


歌手・加藤登紀子さんのご両親が1957年に創業したロシア料理の老舗スンガリー。新宿三丁目店は、靖国通りに面した「クスリの龍生堂」の入っているビル地下1階にあり、歌舞伎町にある本店とはまた違った趣あり。


照明を落とした店内、壁には1980年モスクワオリンピックのマスコット、ミーシャのポスター、その下にはホフロマ塗りの器とサモワール。

ロシア料理店といっても、ロシアのみならず旧ソ連諸国の料理が食べられるのが、ソ連時代から続く老舗の魅力。特にスンガリー新宿三丁目店は、本店よりジョージア(グルジア)料理が充実しているとのことなので、ジョージア料理を中心に迷いなく頼みまくりました。


乾杯は、もちろんジョージアワイン。まずは白のツィナンダリから。


ジョージアでおなじみの前菜のひとつ、ルレット・イズ・バクラジャン(フェタチーズとクルミを巻いたナスの冷製グルジア風)。「ルレット」は「ロール」の意味。ジョージア風クルミペーストはあっさり味。


サラート・キンザ(パクチーサラダ)。こちらもジョージアの定番サラダ。
ちなみにロシア語では生のパクチーは「キンザ」、料理のスパイスとして使われる種(たね)は「コリアンドル」と呼び分けます。


マリノーブナヤ・グリヴィ(キノコのマリネ)。こちらはキノコ大国ロシアのザクースカ(前菜)としておなじみ。


ぺリメニ(シベリア風水餃子)もロシアを代表する家庭料理。ちゅるっとした皮の食感とサワークリームのやさしい味がやみつきになります。


毎度テンションが上がるジョージアのハチャプリ!
スルグニチーズのもちもち感とあつあつ感がたまりませぬ。


ウズベックプロフ(仔羊と野菜のウズベキスタン風ピラフ)。
これがまた絶品。前回頼んでおいしかったので迷わずリピート。


このあたりからジョージアの赤ワイン、ムクザニにシフト。
そろそろメインの肉料理に突入します。


初オーダーのシュクメルリ(鶏肉のニンニククリーム煮込み)。今や日本で一番有名なジョージア料理。そのおかげであちこちのロシア料理店で食べられるようになったのは嬉しい限り。今回は5人で少量ずつ取り分け、ニンニクソースをあまり堪能できなかったので、次回はガッツリ食べてみたい!


シャシリク(肉の串焼き)もジョージアをはじめとするコーカサス地方の定番料理。このお店では香味野菜とハーブに漬け込んだ仔羊のロース肉を使っているもよう。ダーチャで食べるようなワイルド系ではなく、上品なお味。


宴もたけなわ。酒飲み組はまだ飲み足りなくて白ワインをデキャンタで追加し、シメのつまみにセリョトカ(生ニシンのオイル漬け)を注文。


ノンアルコール組はデザートタイムに突入。こちらは洋ナシのタルト。


こちらはオレンジのスフレグラッセ。


ロシアンティーにはホフロマ塗りの器に入った3種の自家製ジャムつき。

いやいや、よく食べよく飲みましたー。予約は時間制で午後8時までと決まっていたので、ここでお開きとなりましたが、そうでなければまだまだ飲み食いし続けていたかも。それほど美味しく楽しい夜でした。


あとから知ったことには、新宿三丁目店の前身は新宿西口スバルビル店。スバルビル解体に伴い、2017年にこちらに移転したのだそう。スバルビル店でニコライ学院のロシア語仲間とランチして、お店のマッチをいただいて帰ったのはいつのことだったか。マッチ文化のあった懐かしき時代!

スンガリー公式サイトはこちら
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三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」再訪

2023-10-18 | ロシア料理とその仲間たち
過日、友人たちと武蔵野ふるさと歴史館に「戦争と武蔵野Ⅸ」展を見に行ったついでに、武蔵境駅から鷹30番のバスに乗って、またまた三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」へ。保健所前がすっかり馴染みのバス停に。


ランチタイムをはずして午後3時半すぎに訪問。先客は1組だけ。


メニュー写真のセンスがよく、見るからにおいしそう。


今回はティータイムでお邪魔したのでスイーツ狙い…。のはずだったのですが、メニューを見るとやっぱり頼みたくなる「ほうれん草のムリンツィ」。開店から半年たったからか、オープニング価格800円改め通常価格1000円(税抜き)になってましたが、それでも十分リーズナブル。


ムリンツィとは、ウクライナのクレープのこと。
ブリヌイと同じく、具によって食事系だけでなくスイーツにも変身。
「カッテージチーズのムリンツィ」を初オーダーしてみました。


取り分けてサワークリーム&ブルーベリージャムをかけていただきます。
想像以上に濃厚な甘さ。一切れで幸せ♡♡


メニューの説明によれば、ハチミツとレーズンも入っているもよう。
右ページの「果物のムリンツィ」もいずれ試したい!


ドリンクはグリーンスムージー、キュウリのジンジャエール、紅茶を各自注文。グリーンスムージーは、リンゴ、バナナ、ほうれん草、キウイ、レモン、ハチミツ、豆乳入り。飲みやすくて甘やか。

17時閉店なので、それまでに出ようと思っていたところ、閉店15分前くらいに2人連れの女性客が入店。お店のスタッフはとがめることもなくオーダーを受け、閉店時刻過ぎても営業を続けておられましたが、さすがに長居はためらわれたので、適当なところでおしゃべりを切り上げて清算。3人でシェアして、テイクアウトも込みで1人2000円弱。本日も大満足でした。


テイクアウトしたのは、ブルーベリージャム入りの焼き菓子「ぺリグ」。
後日自宅で切り分けていただきました。甘さ控えめで食べごたえあり。

寒くなってきたら、まだ試していない赤いボルシチやチキンキーウを食べにうかがいたいもの。微力ながら避難民の方々の支援になることを願って…。
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カフェロシアでランチ&ジョージアのオレンジワイン

2023-10-04 | ロシア料理とその仲間たち
先週、上京した友人と吉祥寺で会うことになり、半年ぶりにカフェロシアへ。
日曜のランチタイムは混みそうだったので、予約しておいて正解でした。
次々に女性客が来店し、あっというまに満席に。


吉祥寺北口のバス通りをはさんでパルコの向かい、ファミリーマート脇の階段をトントンと降りると、ザクロカラーが迎えてくれます。


軽めランチということで、食事は控えめに。
ワインはジョージア(グルジア)のオレンジをグラスで注文。

近年人気のオレンジワインですが、ワイン8000年の歴史をもつジョージアでは、もともと白ワインも赤と同じように皮や種も使って長期間漬け込む製法が主流で、ブドウ品種によっては得も言われぬ琥珀色に。そのため「アンバーワイン」とも呼ばれますが、どういうわけか西洋では「オレンジワイン」という名称が定着。

そもそも西洋がジョージアワインを「発見」したのはソ連崩壊後のことで、昨今の自然派ワインブームにのって、一躍有名に。日本でも手に入りやすくなって嬉しい反面、どんどん価格が上がっていくのが辛いところ。


前菜盛り合わせは、上から時計回りに、ジョージアのラタトゥイユ、毛皮のコートを着たニシン、白身魚のトマトソース煮、キャベツのマリネ、ローストポーク。前回訪問時と同じ取り合わせですが、希望すればメニューにある別の前菜を組み合わせることもできるもよう。


そして毎度頼まずにはいられないジョージアのハチャプリ!

たまには別メニューを頼みたいところですが、ジョージア料理初めての友人にぜひともご賞味いただきたく……と言いつつ自分が食べたいだけだったりして(笑)。とまれ、自分で作ろうと思っても、このもっちり感と濃厚なチーズの味わいは再現できないので、つい頼んでしまいます。


ロシアのリンゴケーキ、シャルロットカは食後のサービス。
ほどよい量で、しっとりした軽い食感。ワインにも合います。
これが出てきたら、そろそろ退席の合図。


友人が乗る空港リムジンの出発時刻まで、井の頭公園で時間つぶし。
園内に入るのは、何十年ぶり!?
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畑のスベリヒユの食べ方

2023-09-20 | 食とレシピ
ただいま秋作に移行中につき、最後に残った夏野菜はナスのみ。
これが例年大豊作で、今年はすでに200本以上収穫し、日々ナス料理。
ナスしかないのかい!というほど毎食食べてます。
そこに変化をつけてくれるのが、畑に自生するスベリヒユ!


食べられる野草のなかでも断トツの優等生スベリヒユ。
ビタミン類、オメガ3脂肪酸など栄養価の高さでも群を抜く。

食べられる野草に興味をもったのは、20年以上前(今調べたらなんと2001年!)、当時国立市で活動していらしたRIKI TRIBALさんのプランターズコテージで開かれた「古代食を楽しむ1日」がきっかけ。すぐに野草の本を買って近所を探索し、何種か試したなかで一番気に入ったのがスベリヒユ。


草むしりを怠ると、あっというまに畑に群生するのをいいことに
例年あえて抜かずにスベリヒユ園を確保。


園芸種ポーチュラカでおなじみの葉の形が可愛らしいので、生のままサラダに散らしてもよし。ただしこれだと一度に少量しか消費できないのが難点。


そこでたくさん摘んだら、きれいに洗って、まずはゆでる。
熱湯に30秒~1分くらいくぐらせる程度でOK。


すぐに水にとって、粗熱をとります。


キュッとしぼるとあら不思議。ぬめりが出てきます。
このネバネバ感が、スベリヒユ最大の特徴。
ほかの野草のような葉っぱ感がなく、この時点でもう副菜。


うちでは1~2㎝に切ってタッパーに入れて常備。
このまま冷ややっこなどにトッピングするだけでもOK。


焼きナスにもスベリヒユのトッピング♪


冷やし中華にもトッピング♪ これが一番のお気に入り。
畑でとれた野菜とともに、この夏何度食べたことか。


単品で食べるなら、辛子醤油、酢醤油、わさび醤油などで。
うちでは辛子強めの辛子醤油あえが一番人気。


辛子醤油あえスベリヒユを納豆にまぜてもよし、
ちくわやカニカマとあえてもよし。


ゆでただけのスベリヒユを、山形のだしにもまぜてみました。
写真ではわかりにくいですが、ガゴメ昆布×スベリヒユでネバネバ感倍増。

スベリヒユは山形では「ひょう」と呼ばれ、干して保存し、お正月に煮物にしていただくのだそう。ヨーロッパでも食材として使われるようですが、レシピ豊富なのはトルコや中央アジア。トルコでは「セミズオトゥ」と呼ばれ、ニンニク入りヨーグルトであえたり、酢漬けにしたりするそうです。


アゼルバイジャンのレシピ動画を参考に、スベリヒユのオムレツ風に挑戦。ゆでたスベリヒユと玉ねぎをいため、塩、スパイスを加え、卵を回し入れて形を整えるだけ。これがけっこういけます! ただし卵をケチって薄っぺらになってしまったので、最低3個は入れたほうがよさそう。ちなみにレシピ動画では、鶏小屋からとってきたばかりの卵を5、6個入れてました!


採っても採っても生えてくるスベリヒユ。人参畑もこのとおり。
でも、盛夏の植物なので、楽しめるのは今月いっぱいでしょうか。
スベリヒユが終わると、いよいよ秋作本番です。
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三鷹のウクライナカフェでランチ&ワイン

2023-08-31 | ロシア料理とその仲間たち
またまた三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」へ。
今回は初ランチ。といってもランチセットがあるわけではないので、
まだ試したことのないメニューを中心に選んで、友人とシェア。


テイクアウトした時に頼まなかったロールキャベツ「ゴルブツィ」700円。
普通のロールキャベツに比べ、ふんわりやわらかくて優しい味。
お皿が白くてわかりづらいですが、右側にサワークリームあり。


こちらは2度目。ほうれん草の「ムリンツィ」800円。
キノコたっぷりでおいしくて見た目もきれいで大好き!
自分ではつくれないので、来るたびに頼んでしまいそう。


キノコをのせたポテトパンケーキ「デルヌィ」700円。
焼きたてでホクホクおいしい!

さてこちらのお店、ビールを置いているのは知っていたのですが、
てっきりほかにアルコールはないと思っていたら、ありました!
ドリンクメニューには、ハイボール、ジントニック、白ワイン、スパークリングワイン、ビールとあり。猛暑日だったので、とりあえずビール!


次に白ワインを頼んだら、大きなグラスになみなみと注がれてきました~。
ウクライナではなくイタリアワインですが、これで650円は超お得。


デザートまでいく気満々だったので、最後に「ぺリグ」500円を注文。
ジャムをはさんだ素朴な焼き菓子.。2人で分けてちょうどいいボリューム。


訪問時のメニューには、赤いボルシチにバツがついてましたが、
9月4日から赤いボルシチが復活し、緑のボルシチは終了だそう。
残念、緑のボルシチもう一度食べたかった!
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三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」でテイクアウト

2023-08-10 | ロシア料理とその仲間たち
今年2月にオープンした三鷹のウクライナカフェ「クラヤヌィ」初訪問。
バス停保健所前から徒歩2分、青と黄色のウクライナカラーが目印です。

ウクライナカフェ・クラヤヌィ公式 X(旧ツイッター)
東京都武蔵野市西久保3-2-5
営業時間10時~17時、日曜定休


NPO法人日本ウクライナ友好協会KRAIANY(クラヤヌィ)の運営。
店名でもある「クラヤヌィ」はウクライナ語で「同胞」の意味だそう。


フードメニューは全品テイクアウトOK、と事前情報を得ていたので
この日は最初からテイクアウト目的でやってきました。


ウクライナの布や置物が飾られた可愛らしい店内。
こちらではテイクアウト用につくりおきしているわけではないので、
注文すると3人のウクライナ女性が、いっせいにお料理スタート。


ウクライナの絵本や料理本などが並ぶコーナー。
お水も自由にいただけるので、待ち時間もゆっくり過ごせます。


サジーティー500円とあるのがおおいに気になる!!
サジーは栄養価の高いベリーで、別名シーベリー、オブレピーハとも。
このほかにもグリーンスムージーやビーツスムージーなどなど
色がきれいなヘルシードリンクがいろいろあるようなので
次回はぜひ試してみたいもの。


壁にはウクライナの最新地図。


その一部を拡大したのがこちら。侵攻から1年たった2023年2月末時点で、人口の5分の1にあたる800万人以上が国外に逃れたとあります。ちなみにこれまでに日本に避難してきた方は約2500人だそう。カフェのスタッフさん始め、全員が早く祖国に戻れる日が来ることを願わずにはいられません。

たくさん注文してしまったので30分ほど待ちましたが、まだ17時前。
友人宅に場所を移して、いざウクライナ料理とワインのゆうべ開催!


右上から時計回りに、緑のボルシチ、グレチャヌィキ(そばの実と肉と野菜のハンバーグ)のトマトソース添え、その付け合わせのビーツサラダ、ほうれん草のムリンツィ(2人前)、ボルシチとセットの黒パンとサーロ(豚の脂身)、ワレヌィキ(2人前)。今回は甘ものを外し、食事系をひととおりオーダー。頼まなかったのは、普通のボルシチとロールキャベツくらい。


ひときわ目をひくほうれん草のムリンツィ。これがおいしい! 
ロシアでいうブリヌィですが、ほうれん草を生地に練りこみ、キノコ、玉ねぎ、クリームチーズの具を包むという手の凝んだお料理。サワークリームを添えていただくのですが、そのサワークリームもおそらく手作りでは?


こちら夏限定の緑のボルシチ。こちらもサワークリームを添えて。
緑のボルシチはウクライナ女性のダーチャでいただいたことがあり、本場では野草を使って緑色と酸味を引き出すのですが、こちらのお店では、ほうれん草とレモンで代用。これが優しい味で、冷めてもおいしい!

とにかくどれもこれも、見た目にも味にも素材にもこだわりが感じられ、家庭料理の域を超えてしっかりカフェメニューとして成立しています。ワレヌィキ(サワークリームでいただく水餃子)の具は今回はポテトとチキンでしたが、今後いろいろな具が登場するもよう。ほかにも新メニュー続々の予感で目が離せません!


料理のお供にいただいた山形の金渓ワイン。これがキリリとした個性派!
このあとさらにジョージア(グルジア)のムツヴァネを飲みましたが、あれこれ飲んだくれて写真撮り忘れ。

カフェは17時まででワインなどは出していないので、(注:8月30日訪問時にはワインあり。別レポートいたします!)辛党にはテイクアウトがおすすめ。今回は3人でシェアして1人2000円強。ウクライナ支援はもちろんですが、純粋にお料理レベルが高いので、ぜひまたお邪魔します!

(以下8月13日付記)

初訪問の4日後、近くに用事があって、またまたお邪魔!
お盆休みのせいか大盛況で忙しそうだったので、
ネットで見て気になっていたドリンクだけオーダー。


ビーツとストロベリーの「びっくりスムージー」700円。
この色合いのきれいなこと! 見た目より味はさわやか。
最初にベリーの甘味がきて、あとから野菜っぽさが追いかけてきます。


こちらはキュウリとレモンのバジル添え。600円。
ベースはジンジャエール、香りよく夏にぴったりの涼感。
そして、こちらも計算された見た目のよさ!

こうなったら全メニュー制覇したくなってきます。
そうそう、テイクアウトはDMで予約可だそうです。
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猛暑で夏野菜大ピンチ@2023

2023-08-08 | 体験農園日記
7月頭頃までは順調だった野菜の収穫。ナスもキュウリもズッキーニも、ちょっと目を離すとあっというまに巨大化してしまうので、畑に日参。


日々とれたて野菜を満喫し、もらい手探しに奔走していたくらい。


枝豆も味がのったところで一気に収穫、一気に塩ゆでして冷凍保存。


オプションのジャガイモも、少々大味ながらも大豊作でした。

ところが!!…7月10日から始まった猛暑で状況一変。
キュウリはあっというまに弱ってしまい、収穫本数たったの40本で終了。
次々実をつけていたナスも生育速度がガックリ落ちて、ツヤなく形いびつ。


トマトにいたっては廃棄続出!


暑さのあまりブヨブヨに。しかも黄色いアイコばかりが被害に。


何日も雨が降らず、カラッカラの畑。まばらに生えているのはスベリヒユ。


ほかの区画の方々は雑草として処分しておられますが、スベリヒユは食べられる野草のなかでも優等生。ゆでるとジュンサイのように粘り気が出て、我が家では冷ややっこや冷やし中華のトッピングとして大活躍。トルコでは生のままニンニク入りヨーグルトソースであえて食べるそう。


早くも秋作の準備開始の時期なのですが、作業は雨待ち。幸い長ネギの畝には、以前雨が降った直後にマルチをかけて水分温存していたので、7月17日に苗を定植。奥のニンジンは、雷雨の翌日、8月2日にようやく種まき。


とにかく今年はツルものの生育が悪く、例年見事なカーテンをつくってくれる庭のゴーヤもこのありさま。いつもなら、ツルがわっしわっしと手をのばすようにして元気よくのぼっていくのに、ヘロヘロです。


そんななかで、妙に元気なのはカボチャ。なんと、庭に埋めた生ごみから生えてきて、植木をよじのぼって実までつけました。しょせんF1(一代限り)なので、食べられる大きさに育つことは期待できませんが!
Comments (2)
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春作の収穫はじまる

2023-06-13 | 体験農園日記
4月からぼちぼち始まった野菜の収穫、ただいま佳境なり。
ただし今年は雨が多いので、例年より少々遅れてます。


例年、春作の収穫第1弾はラディッシュ、小松菜、ほうれん草。
なのに今年はラディッシュとほうれん草の一部が全然育たず。
園主さんに見ていただいたところ、根切り虫にやられたもよう。
難を逃れた苗は立派に育ち、毎日食卓に上がっています。


ブロッコリー結実。このくらいのうちに収穫しておくべきだった!
このあと雨続きで収穫できず、ぼやぼやしてたら巨大化。
花が咲きそうなので、あわててゆでたり焼いたり冷凍したり…。


ズッキーニもちょっと見ていないうちに巨大化。
農園のほかの区画の方は、巨大モノは捨てているようですが
うちは一度も捨てたことなし。何が何でも食べ切るのだ。


大根、カブ、キャベツ、ナスもガンガン育ってます。
カブは漬物、キャベツは酢漬けにしてビン詰めに。
これからは収穫と追いかけっこ。保存食つくりまくりますぞ。


今年初めて区画の空きスペースでつくってみたビーツ。
ボルシチにするのが楽しみ!


ビーツの種は、家人が飯能の種屋さんで買い求めたもの。
知る人ぞ知る「野口のタネ」。家庭菜園には固定種を!
●野口のタネ https://noguchiseed.com/
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