しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

レベルを落とさず続けるには

2017年03月11日 | Weblog
何事も初心を大切に!とかスタートラインとか4月に入ると新たな年度が始まる。
1年間を区切って新規の出直しをする。3月中に新聞紙上で人事異動の発表がある。
多くは幹部人事だが、チラホラ知った人の名前を見つける。大体が異動前に実績を積んだ
知識・技能を生かせる部署に異動となっている。多くは昇格である。
3月中に当該の発表のあった人に合う。後は引き継ぎますから。と言うが少々不安も残る。
行政は異動が頻繁だ。せいぜい5年在籍すると異動となる。能力の高い人が多いから
可能なのだろうが、どこの異動先でも力量をすぐに発揮できる。
人材の乏しい地域とは大違いである。地域の人材不足は深刻だ。
人事異動などほとんど考えられない。動かせる人材である駒がそもそも少ない。
基本無償ボランテイアである。日常的に動ける条件が備わっていて、地域に理解があって
パソコンが出来て、フットワークも良く即動ける人。健康で体力もあり、弁舌も巧みである。
役員の条件なのだが、これを満たせる人は数少ない。
かくして、4月が迫って来た。高齢者が多く、病気で離脱する役員が出てくる。
後任人材が見つからない。高齢者の多い自治・町内会の会長さんから人材を探してもらう
作業が必要。コミ協組織は組織を俯瞰した人材情報を有していない。人事課もない。
条件を付して町内会回覧として、人材を求めるしかない。
高給を約束されている公務員組織ではない。「無償ボランテイア」「毎日仕事はあります」
「パソコンが出来て」「地域に理解があって」「フットワークが良くて」「上司の意向を尊重して」
「多くの会議に出かけて行き」「議事録での報告書を出して」「人当たりの良い」
「健康に自信のある」人材を求めます!と案内することになる。
少子高齢化の地域では非常に難しい条件である。
若い人がいない。高齢者は大勢いるが、パソコンが出来ない。口は出すが自分で手を動かさない。
フットワークに問題。病気持ちである。現役だった頃の役員意識が抜けない。
無償ボランティアの意識に乏しい。これらの要素が見え隠れする人材だけは豊富である。
かくして地域の役員は人事異動もなく固定化し、高齢化してゆく。
行政が目指す地域との協働は「地域への人材供給」であり、「退職期にある人材情報の提供」
である。天下りでも良い。ただし、報酬はありません。

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1 コメント

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新年度 (こーちゃん)
2017-03-11 04:17:36
役員人事 重要です。人材不足です。
条件がきつすぎます。--
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